おまけのこ (新潮文庫)

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著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2007年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461243

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おまけのこ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • しゃばけシリーズ4作目。

    どの作品、文庫を読んでも
    いまいちな作品がないくらい
    サクサク読めるしハマってます◎

    今回も心あったまるものから
    切ない作品まで揃っています。
    個人的には表題作のおまけのこの
    家鳴が奮闘する様にほっこり♪

    今後の作品にも大いに期待^^

  • お雛さんの話がよかったー。奇異の目で見られても安心する習慣がすごく分かるし、最初の一歩を踏み出す勇気にすごくドキドキしたけど屏風のぞきと出会った自信が自ずと後押しになるのではないかと思います。家鳴の大冒険が可愛かったです。真珠をお月さまに見立てる描写が素直で愛らしいし、若だんなとの絆にほっこり。
    コワイに関しては自分の中にありそうな感情と被ってしまう。こんな寒い日にコワイはどうやって過ごしているのだろうと思うと胸が痛みました。
    一時の情けなど彼には目障りなんでしょうけれどね……

  •  表題作「おまけのこ」がとにかく可愛かったです。
     やなりの目線パートも面白かったし、若だんなパートでやなりが「うちの子」連呼されてたのもツボでした。やなりが最後安心して寝付くまで、きゅんきゅんしながら読みました。
     他の短編では、「こわい」は切なすぎて、あんまり好きになれなかったです。生まれながらに仏様にも嫌われるって救いが無さすぎます……。
     「ありんすこく」は以前のしゃばけシリーズのあとがきで予告されていた「吉原の女人と若だんなが駆け落ちする話」でした。まさかこんなに色恋関係ないお話とは……。楽しみにしていたのに。でもこれもすごく若だんならしいです。若だんなってそろそろ結婚適齢期みたいなのに、こんなんじゃ先が心配です。いつかちゃんと色恋沙汰のストーリーがよみたいな。できれば長編のハッピーエンドを望みます。
     「動く影」は「われ」と子供言葉(なのかな?)で頑張る幼い若だんなが可愛かったです。
     「畳紙」は江戸情緒溢れつつ、お雛ちゃんの悩みになんとなく現代的な精神構造を感じました。

  • やなりいいいい!

    最後に入っていた短編、おまけのこは、よくあるおちびちゃんの冒険譚ですが、だからとても面白いし可愛い。
    あと声を聞き分ける若だんな、サバンナでトラとかライオン見分けてる学者みたいでとてもかっこいい。

  • 畠中さんのしゃばけシリーズ4作品目。

    廻船問屋兼薬種問屋の一人息子、若だんなと、若だんなを見守っている家族や友人、そして妖が繰り広げるファンタジー。

    おまけのこというタイトルのものは、やなりが大活躍とともに、若だんなのことを本当に慕っているとわかるほのぼの話。

    読めば読むほどこの世界にはまっていってしまう!

  • 安定してきましたね。
    ここぞのシーンはやはりとても絵画的で、
    そのシーンのために書かれている感じがあります。

    特に動く影が一番好きになりました。
    うごめく不気味で妖しい影の中を、
    手をしっかり握りあって走り抜ける大きい子小さい子。
    病弱な一太郎も倒れることなく、むしろ初めての友達、
    初めての大冒険にキラキラして走っている様子が目に
    浮かび、ちょっと泣きそうになりました。

    表題作のおまけのこもいいですね。
    家鳴りは本当にペットのよう。
    やることなすこと、なんだかうちのインコのようです。
    犬を飼っている方はうちの犬っぽいなとか思われて
    いるのでしょうか?

    またじんわりと温かい気持ちを味わいたいので
    シリーズの続きも読みます。

  • またこの世界にはまってしまった。一気に読みたくなるような話が今回も満載の一冊。特にあまり語られなかった家鳴りがキーパーソンとなるタイトルのおまけのこはいつもの若旦那の推理もさえることながら、家鳴りの大冒険にもドキドキ。

  • しゃばけリーズ短編集。
    若だんなと妖たちの話は、温かい気持ちで楽しめるのだが、
    「こわい」は一味違ったどうにもならない悲しさが胸に響いた
    「動く影」は若だんなの幼い頃が微笑ましく、「おまけのこ」は鳴家の冒険が可愛らしく思えました。

  • 安定のほのぼの。
    これの前に読んだ「ぬしさまへ」で感じた苦さは感じられなかった。
    それに代わりやや説教臭さが加わった。
    この先のシリーズはほのぼのプラス何になるのだろうか楽しみ。

    鳴家という家に憑く妖怪が家から離れても存在できるとは面妖な。

  • お江戸の安楽椅子探偵、若だんな一太郎。
    本巻は、若だんなシリーズ第四巻。
    あやかし(妖)達が活躍する一冊。
    妖は、人や物の思念が実体化したものだとするならば、元となる人の思いは、いかほどか。

  • 人間の心の機微に焦点を当てた作品だと思う。昔の日本には実際に妖怪が存在していたであろうし、人間は一日一日を大切に過ごしていたんだろうな。

  •  すごくはまってきました、しゃばけシリーズです。今回は第4弾です。
     遠方への出張があったので、その行き帰りで読みました。やっぱり遠いとたくさん読むことができて楽しいですね。
     しゃばけシリーズ、人気がある理由がわかります。読めば読むほどしゃばけ世界にとりこまれていきます。

     「こわい」はさみしいですね。またいつか、若だんなを訪ねてきて欲しいけど、でも若だんなのことも心配・・・そんな複雑な気持ちになりました。

     「畳紙」は屏風のぞきの面倒見の良さがいいですね。ひねくれ者だけどやさしい妖怪です。若だんなの影響な気がします。

     「動く影」はなんか想像するとホラーですね、ゾっとしました。悪さをするわけじゃないけど、影だけ動くのは・・・。

     「ありんすこく」これはびっくりしました。電車の中で危うくツッコむところでした。せっかく色々考えたのにね、若だんな・・・。でもなんだか漫画のような展開でした。

     「おまけのこ」鳴家の大冒険ですね。本当に無事でよかった。若だんなと妖の良い関係にほっこりしました。

  • うーん、シリーズものなので懐かしい感じはあるけど、やっぱり宮部みゆきの時代モノと比べてしまう。。

    今回は特に、悪い意味じゃなくて、小さい子が読むには分かりやすくていいかもです。

  • 狐者異の悲しいまでの性格は、幾千年も変わらないのだろうな。あの時、若だんなが離れへ引き入れなくて良かった。「動く影」で幼少の若だんなの推理が光るが、栴檀は双葉より芳しってやつか? 「おまけのこ」は鳴家冒険譚だね。若だんなの袖の内で、安心してまどろむ鳴家の可愛らしいこと。

  • 【あらすじ】
    一人が寂しくて泣きますか?あの人に、あなたの素顔を見せられますか?心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、滑稽なまでの厚化粧をやめられない微妙な娘心を描く「畳紙」、鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。

    【感想】

  • しゃばけシリーズ第4作め

    どれも印象深い話でしたが、特に「畳紙」「おまけのこ」が好み。

    畳紙→以前にもでて来たの厚化粧のお雛さん、彼女の悩みを皮肉屋な屏風のぞきが聞いてあげる話。屏風のぞきが若旦那以外の他人の為に何かしてあげるとは驚き。

    おまけのこ→小さな鳴家が若旦那や住処を離れ、たった1匹で大冒険。探しに来てくれた若旦那が「うちの子の声だ」と他の家の鳴家もいる中見つけ出してくれた事に感動。

  • しゃばげシリーズ第4弾。今回は私の推しキャラ屏風覗きが主役の回があってうれしい限りです。
    また、鳴家(やなり)が主役の回もあり、バラエティに富んで楽しいです。
    やっぱり口は悪いけど、いいやつだった屏風覗き。たまらないです。
    また一太郎さんの安楽椅子探偵ぶりも安定していて良いです。
    今作では少しの間とはいえ、寝込まない日が続くという快挙!もあり、次の活躍も期待です。

  • これまでしゃばけシリーズにでてきた人物や妖たちが出てくる短編集。もう少し若だんなの活躍が見たかった。

  • 廻船問屋兼薬種問屋である長崎屋の若だんなによる、
    捕り物帖シリーズとも呼ぶべき、第四弾である。

    複数の短編が収められているが、「ありんすこく」がとても印象的だった。
    舞台は吉原で、その時点で、もう、
    「なぜ病弱な若だんなが吉原に・・・!?」
    と驚かざるをえない。もちろん、読者の期待を裏切ることなく、
    物語は展開されてゆくのだが・・・

  • 相変わらず、手代二人は若だんな至上主義なんだね・・・。
    今回は屏風のぞきが素敵!

  • 人の子も、妖怪も、誰かの優しさで前を向く。

    しゃばけシリーズ第四弾。おなじみのキャラクターに焦点を合わせた、若だんながメインにならない話も、しゃばけワールドにハマったわたしには嬉しくて。特に厚化粧のお雛ちゃんと屏風のぞきのやり取りがおかしい「畳紙」がお気に入り。

    「こわい」栄吉と喧嘩する若だんな。職人としての腕が上がる妙薬があったら、どうする? 心の弱いところにつけ込む狐者異の薬。鼻つまみ者の狐者異に同情する若だんなの気持ちは、彼に受け入れられることはなくて。

    「畳紙」厚化粧を止められないお雛。誰かが自分を想ってくれているとわかるからこそ、踏み出せない気持ちと、頑張れる勇気。お雛と屏風のぞきの凸凹トークが面白い。

    「動く影」一太郎と栄吉の思い出話。幼い頃、動く影にさらわれるという噂を聞いて、一太郎は栄吉と共に調べに行く。思い出と自信。

    「ありんすこく」若だんなが吉原の禿を足抜けさせる!? 人々の優しい思いが集まる中、一人の苦しい気持ちが計画を狂わせる。割り切れない気持ちをまだ読み切れない若だんな。

    「おまけのこ」鳴家の大冒険。親が子を想う気持ちがねじれて事件に、その一方で、鳴家は……。鳴家パートは、番外編のような、かわいらしいお話。

  • 相変わらずテンポもいいし、面白い。
    今回は「こわい」が珍しく救いのない話だったのも良かった。いくら若だんなでも、いつもいつも妖怪を救えてたら不自然だしね。
    けど鳴家がカワイイ表題作の「おまけのこ」がやっぱ1番かも。鳴家の特徴ってか可愛らしさ全開。家に1匹欲しい(笑)

  • 2016.02.24.読了

    しゃばけシリーズ 第4弾

  • しゃばけシリーズ。
    短編集。
    今までの作品の小さなエピソードの謎解きなど、面白かった。

  • 短編連作。
    相変わらず体の弱い若旦那が、まわりの大人や妖怪たちに守られ?ながら、身の回りで起きた事件を解決していく話。
    妖怪たちの、ちょっとずれた感覚や、その感覚のまま妖怪に愛されている若旦那とのやり取りが面白い。

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