ひなこまち (新潮文庫)

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著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2014年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461311

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ひなこまち (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ろくでなしの舟箪笥…開かなくなった祖父の形見分けでもらった舟箪笥。しかし預かった矢先に怪異が頻発するらしく、若旦那に助けを求めてくる話。舟箪笥はからくり箪笥のこと。タイトルがポイント。

    ばくのふだ…寄席を見に行く若旦那。なんと不義を働いた武士の話を噺家が話している途中で、武士が抜刀、乱心。寄席どころでなくなる。
    その夜長崎屋に現れたのはその噺家。正体は獏だった。武士に斬りかけられた原因となった噺は何か。若旦那が推理する。微微ホラー。

    ひなこまち…江戸の町で雛人形の手本とする小町を選ぶ番付が出るという。そんな中で古着屋の着物が盗まれる事件が頻発していて、若旦那のところにいる屏風のぞきが巻き込まれる。

    さくらがり…ひなこまちの続編。怪しげな武士が若旦那がもらった河童の秘薬を欲しがる。尼になると言い出した妻に惚れ薬を飲ませたいという。
    ところがその薬はいつの間にか姿を消し、なぜか振り袖が仁吉に惚れる珍エピソード。

    河童の秘薬…ひなこまちの続編。番付からの続き。河童の秘薬を飲んだ怪しげな武士の妻におこる夢の話。ラストはハッピーエンド。

  • 自分の夢が落語で話されてたら怖い

  • 文庫発売日に買いに行って速攻読み終えておいてあれですが、そろそろ読者も作者も惰性になってきたような(苦笑)

    今回は、若だんなの元へ偶然届いた「助けてください」という木札と「雛小町選び」をきっかけに起こる騒動の連作。最近のシリーズの中ではドタバタ感が強くシリアス要素ひかえめだった印象なので、それなりに楽しくは読めましたが、謎解き要素としては相変わらず軽い。伏線がわかりやすいので若だんなより先に真相わかっちゃうので、推理をする若だんなが賢いというよりは、仁吉さんと佐助さんがバカに見えてしまう。

    ちょっと読書量が多いだけの素人がえらそうなことを言いますが、この作者は文章自体はあまり上手くも巧くもないと思っているので、キャラクターの魅力だけで牽引してきたこのシリーズで、せっかく個性的なキャラクターが揃っているのに、彼らが自由に動くというよりは、筋書きに合わせたセリフを都合よく言わされてるだけ感が強いのは非常に勿体ないと思います。

    とか言いつつ、結局この先もずっと読んじゃうんだろうけど(笑)

    「ろくでなしの船箪笥」「ばくのふだ」「ひなこまち」「さくらがり」「河童の秘薬」

  • 短編が積み重なって長編となる。もう、しゃばけの真骨頂。次早く読みたいなぁ。

  • 手を変え品を変えとはこのこと!
    ずっと続いている大好きな「しゃばけ」シリーズですが
    今回は「たすけて」の木片で、すべての話が繋がっている。
    いつも構成に変化をつけていて、たまならいです。
    そして落語好きの獏。くくく。いいなぁ。
    若だんなは本当に心が広くて、そして優しいお方。
    自分の弱いところを把握して、その代わりにできることをやろうとする。
    今、最も必要で、そしてなかなかできないスキル。
    自分の弱点を把握する・・・。深いなぁ。

  • ゆんでめてで語られた未来のもう一つの話。
    同じネタで2話かけるっていうんだからまあある意味作家さんとしてはいい思い付きな気がしますがね・・
    やっぱ屏風覗きは元気でなくちゃ調子が出ませんね。
    若旦那の恋話はこのあとまた出てくるのかなぁ。。。河童の姉御とか、どんどんレギュラー化しそうな妖怪が増えていきますね。まさに百鬼夜行ですw

  • しゃばけシリーズ第11弾。助けを求める木札が私が若だんなの手元に。困っている誰かを助けたいと次々起こる問題に奔走する若だんなと妖たち。短篇のようで実は最初の木札の話と繋がっていて、ラストはみんなが幸せになれてよかった。

  • おなじみのメンツが大騒ぎしている印象。珍しい組み合わせの二人が行動を共にしていて印象深くもあります。
    物語の時期と今の季節がピタリという偶然が嬉しく、一緒ににぎやかな花見気分を味わいました。
    雪柳さんのお話の結末で思わず涙が出そうになる人情話がしゃばけらしくてとても好き。巻末の落語家さんの話が巧みですごく面白かった!

  •  一見短編集、でも実はつながっていて、全ての謎が解ける最後の短編「河童の秘薬」が面白かったです。特に、安吾さんと雪柳さんの正体を知ったときはカタルシスがありました。ああ、このための短編連作だったんだと、納得しました。
     屏風覗きは「あ、死んだ」のセリフと共に、明るくあっけなく、また死んでしまったかと思いました。生きててくれて、本当に良かったです。
     相変わらずやなりたち妖も可愛いし、兄や達のマジ喧嘩(一瞬だったけど)は興味深いし、佐助とねねこの今後がすごく気になりました。しゃばけシリーズは外れがなくて本当に楽しいです。

  • わいわいがやがや
    毎度、妖たちが賑やかに楽しそうな
    ほっとする物語です

    確か以前にお花見してたような。。。
    別のところでですかね。
    若旦那に用意される食事は
    いつもいつも美味しそうで、お腹が空きます笑
    しかも豪華絢爛!!
    いつかあのお花見弁当を食べて見たい
    レシピ本でないかな。

  • 佐助と仁吉が本気で大喧嘩をして、そこにねねこが入ると地震が起きるほどの剣幕になるのか……

  • 2014年12月1日購入。

  • しゃばけシリーズ。

    雛小町番付をめぐってひと騒動。
    助けてくださいという木札が若旦那のこたつから現れ、体は病弱だけど心と頭を使って誰かの力になりたいと思う若だんなは大健闘。

    ゆんでめてを読んでからこれを読んでよかった。

  • 古着屋さん、噺家さん、みんななんだか困ってる。

  • 2015/11/21
    今回は悲しいこともなくてよかった。
    若だんなが悲しいのは嫌だ。
    若だんなの成長に目を細める兄やたちに目を細めますよ、私は。
    表紙の溺れる屏風のぞきの絵が見るたびにくすくす笑えるすばらしい出来栄え。

  • 若だんなと妖かしたちのほのぼのとしたファンタジー。
    楽しそうなのが良いです。

  • 久し振りのしゃばけシリーズ。
    もう11作目なんですねぇ。

    雛小町、現代のミスコンみたいなものですかね。
    若だんなは相変わらずの病弱っぷりだけれど、今回はそこまでへたれてもなかった!
    若だんな、変わらないなぁと思っていたけれど、最後の
    『ここで逃げたら、男じゃないもの』
    にはグッときました。

    もっとしっかりしてよ〜!と思う時もあるけれど、やっぱり若だんなにはそのままでいてほしい。
    なんだこの矛盾は!

  •  しゃばけシリーズ第11作。冒頭で『お願いです、助けて下さい』と書かれた謎の木札が出てくる。全5編とも、一太郎に困りごとが持ち込まれるというパターンである。

     「ろくでなしの船箪笥」。祖父の形見にもらったという箪笥が開かない。本家は中を確かめさせろという。この箪笥を一時預かっている店では、怪異が続出し…。こんなところに大ヒントがあったとは。最も困っていた者の正体とは…。

     「ばくのふだ」。怪談で評判の噺家。一方、おなじみの広徳寺の寛朝が、お札が効かなくなり困り果てる。噺家の正体と、どう繋がるのか。ミステリーとしても意外性があり面白いが、結局、一番怖いのは人間ということか…。

     「ひなこまち」。現代で言うところのミスコン「雛小町」の話題で、江戸は持ちきりであった。うまくいけば、大名の目に留まるかも…。便乗して悪い商売をする奴らをとっちめる、捕物帳的な1編。もうちょっとしっかりしなさいよ、お父さん…。

     「さくらがり」。珍しく花見に行くことにした一行。場所はあの広徳寺。となれば、何かが起きるのがお約束。ある妖がお礼に薬を持ってくるが…飲めるかこんなもん! 夫婦の難しさは現代と同じ。武家ならばなおさらである。

     「河童の秘薬」。タイトルがそのまんま。簡単に述べると、先の4編の続きというか、完結編である。そんなところがそのように繋がっていたとは。○の中だけに、何だか騙されたみたいだが、めでたしめでたし…なのか?

     前作『やなりいなり』と違い、全5編が最後に繋がるなど、なかなかひねっているが、安定期を感じさせるのは同じだろうか。一太郎自身が危機に陥ったり、トラブルに見舞われる展開は、ここのところ見られなくなっている。

     たとえて言えば、『妖怪ウォッチ』の乗りに近い気がする。『妖怪ウォッチ』はいい意味でマンネリであり、実は大人が見ても面白い。何より、安心して見ていられる。しばらくややマンネリな路線で行くのか、嵐の前の静けさなのか、はてさて。

  • いつものように、1話ずつのお話かと思いきや最後の最後に幸せな結末が!!

  • ひなこまち、結局誰になったんや。。。ねねこの傍若無人ぶりにちょっと反感。にぃやたちは相変わらずかっこいいし、若旦那はちょっとだけ大人になったみたいだけどなんだか影がうすい…家鳴と屏風が目立ちすぎ?。屏風は前巻でいなかった分発散?若旦那、この巻では何歳って設定なんだろう。大人になってもここまでの病気がちはかわいそう。そろそろ根本的に治らないかな…そろそろお嫁もらいそうだなぁ。毎回候補はいるけど、仁吉も美人と認めた古着屋の娘?

  • 「お江戸を舞台に妖怪たちが活躍するファンタジー小説」という、新しい時代小説の形を提示してくれた畠中恵。
    毎年1巻ずつ文庫版が出版される『しゃばけ』シリーズの、第11作です。
    主役は大店の”若だんな”。
    病気がちで、いつも周りに助けてもらう若だんなですが、その彼のもとに木札が舞い込んできます。
    書かれていたのは、「助けて下さい」という願いの言葉。
    この願い事が頭から離れない若だんなに、さまざまなトラブル、相談事が持ち込まれます。
    仲間の妖(あやかし)たちの助けを得ながら、数々の問題を解決していく若だんなの奮闘が、ユーモアあふれるタッチで描かれています。
    「体の弱い若だんなが人を助ける」というストーリーをベースに、題名にもなっている”雛小町選び”、そして「夢」といったキーワードが、展開に彩を添えています。
    謎解きの楽しさとともに、若だんなを中心とした登場人物たちの「あたたかさ」も、このシリーズの魅力ですね。
    今回も楽しく読ませてもらいました。

  • 江戸の大店、長崎屋の跡取り息子と妖たちが、困った人間や妖の頼みごとを解決していく。全5編からなる。悪い妖は登場しない。読みやすくて、面白かった。

  • しっかりと世界観を守って描かれていて、今作も楽しく読めました。最終話『河童の秘薬』で、ほろっと泣いちゃった。若だんな、人としてかっこいいよ。

  • 【読了メモ】(150418 21:40)畠中恵『ひなこまち』/新潮文庫/2014 Dec 1st/禰々子さまご登場!『ゆんでめて』以来、不思議なことがよく起こります。毎回ほろっとさせられる。

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ひなこまち (新潮文庫)の作品紹介

長崎屋へ舞い込んだ謎の木札。『お願いです、助けて下さい』と書かれているが、誰が書いたか分からない。以来、若だんなの元には不思議な困りごとが次々と持ち込まれる。船箪笥に翻弄される商人、斬り殺されかけた噺家、売り物を盗まれた古着屋に、惚れ薬を所望する恋わずらいのお侍。さらに江戸一番の美女選びまで!? 一太郎は、みんなを助けることができるのか? シリーズ第11弾。

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