さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)

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著者 : 畠中恵
  • 新潮社 (2016年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461724

さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 弟を養うために、家事をこなし、議員の会の事務所でもある「アキラ」で事務員として働き、大学に通う、スーパー学生の聖。

    そんな彼も就職活動となると、世の学生と同じく将来について悩む。
    今までは弟を養うという目的があったが、その大義名分が無くなった時、将来を選ぶ決め手がわからなくなる。その気持ちすごくわかるわー。

    そんな彼の元に、身に覚えのない会社からの内定通知が5通も届く。
    その犯人を特定できなければ、聖の就職先はアキラの面々が決めるという。
    犯人は誰か。聖の推理が始まる。

    時系列が前後してるから、最後に若干混乱した。
    やっぱ政治に関わるには、それなりの野心と器が必要なんだなぁ。アキラの面々が聖を重宝したくなるのもわかる。
    度胸があって、機転が利いて、勤勉な大学生なんて引く手あまたじゃん。

    ほんのちょっとのコネも嫌だとか、若者らしい潔癖さで好感度高いけど、多くの就活生の嫉妬をかいそう(笑)

    彼の性格上すぐに出世しそうだけど、サラリーマン社会人としての経験はゼロ。
    今後、無能な上司だったり、やる気のない後輩だったり、仕事をサボる同僚だったり、色んな人間と関わっていく話も読んでみたい。

  • 今回は就職活動に入った事務員聖が、相変わらず色んな面倒に巻き込まれながら、就職先が決定するまでの話。

  •  うーん……現在ものを読んでいるはずなのに、「妖が出てこない”しゃばけ”」を読んでいる気しかしない……(汗)政治家事務所モノとしても、日常推理モノとしても中途半端な感じが残念でした;

  • 政治事務所のアルバイトの話だが、少々現実味に欠ける。

  • 『しゃばけ』シリーズで、”江戸を舞台にファンタジー”という新しいジャンルを提示してくれた、畠中恵。
    代表作の『しゃばけ』シリーズを含め、江戸時代や明治時代を舞台にした作品を、数多く発表しています。
    その畠中恵が珍しく?現代を舞台にしているのが、『佐倉聖の事件簿』シリーズ。
    とある事情で、元大物政治家に関連する事務所でアルバイトをしている大学生、佐倉聖が主人公。
    そのシリーズ第2作が文庫化されていたので、読んでみることにしました。
    大学3年生になった聖は、事務所でのアルバイトをやりながらも、熱心に「就活」に取り組んでいます。
    これまた事情があり、中学生の弟を養わなくてはいけない彼は、安定した会社への就職という、いささか漠然とした希望を抱いて面接などに励んでいます。
    しかし有名な元大物政治家とのつながりがある彼には、コネ入社のお誘い等、さまざまな横やりが入ってきます。
    今回の作品は、そんな主人公・聖の就活にかかわる五つのエピソード+アルファが、連作短編集の形でまとめられています。
    つぎつぎと起こるもめごとや事件を、聖とその周りにいる政界関係者たちがどのように解決していくのか。
    個性豊かな登場人物たちによって、コミカルに展開していきます。
    住民の声を聞く。
    そして複数の声を調整し、不公平感を与えないように実現していく、政治家という職業。
    その怖さとやり甲斐を知ってしまった、主人公。
    政治の世界に本格的に入り込むのか、それとも”まっとうな”道に進むのか。
    謎解き小説が好きな人、政治の世界を垣間見たいという人には、興味深く一冊ではないかと思います。
    今回も楽しく、読ませていただきました。

  • 2016年6月27日購入。

  • 「アコギなのかリッパなのか」の続編
    今回は聖の就職を軸にしたトラブルのあれやこれや

    堅い堅実な会社ということでインターンを狙った会社が広告代理店のD社って、今となってはギャグだな
    人間でいられないくらい忙しいよ?(笑)

    世間は就職難というのに、政治家のコネがあると向こうから勝手にお誘いがあるという、うらやましい状況ですなぁ
    ま、これをマネしようと思ってもなかなかできないだろうけどね
    そんな状況にありながら、むしろコネ以外のところに就職しなければいけないという制約

    結果としては妥当なところに収まったんだろうけど
    いやいや、まずその仕掛けに気づこうよ と思ってしまった
    どうしても気づかないような仕込みがあったようには見えなかったけどね

    一応これでめでたく事務員ではなくなることになったわけで
    これで終わりで完結ってことでも問題ないけど、完結とかって文字が見当たらない
    もし続くとするなら、就職までのお話か、就職してから何だかんだあって事務員に戻るか、会社員として事務所に絡んでくるか

    畠中恵は現代劇もいけるんだという事を実感できるシリーズなだけに、もっと続きを読みたいなぁ

  • 佐倉聖シリーズ2作目。就活真っ只中の聖だけど、場数を踏んでいる大人よりも仕事ができすぎて、それなら就活余裕でしょと思わなくもない。そして読んでいくにつれ、聖には一般企業よりも、やはり政治の世界に身を置く方が向いてそうだなと、きっと本人もそれに気づきながらも踏ん切りがつかないんだろなと思った。まぁ無事に就職先も決まって、めでたしめでたしでした。

  • 佐倉聖
    大学生・就活中
    「風神雷神会事務所・アキラ」アルバイト事務員

  • 落選した元候補者たちの事務所を訪ねるところが興味深い。
    これを書くにあたって、取材をされているのだろうけど、そこで、どんなやりとりがあったのだろうか、などと考え出すと、ほんとに興味深い。

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さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)の作品紹介

弟を養うためサラリーマンになる! そう決意した大学三年の佐倉聖。元政治家、大堂の下で事務員をしているが、コネ採用はお断りだ。事務所がらみの難問は鮮やかに解決する聖も、就職活動では悪戦苦闘。面接先の広告代理店では事件に遭遇、商社ではインターンシップを突然クビに。奮闘する聖の元に、身に覚えのない五通の内定通知が届く――。爽快感あふれる青春ユーモア・ミステリー。

さくら聖・咲く: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)はこんな本です

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