つくも神さん、お茶ください (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.03
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本棚登録 : 366
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461816

作品紹介・あらすじ

大人気「しゃばけ」シリーズの戯作者、畠中恵さんって、こんな人なんです。遅咲きだったデビュー秘話、妖たちとの初めての出合い。愛する本や映画のこと、創作における苦労。今は亡き小説の師匠の思い出。隠しておきたい弱点や、とっておきのストレス対処法…。お江戸の世界と日常を自由自在に行き来しながら、愛すべき小説を生み出す作家の素顔とは。もりだくさんの初エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • ★4.5くらいかな、、!
    時代物の印象がある作家さん。
    この本も、時代物っぽい語り口でとても引き込まれた。
    挿絵もかわいい!!
    本の森を探検している様子、本にも人間味を感じて、エッセイやけど小説っぽくもあり面白かった。
    お料理に関するエッセイも、良かった。

  • どのような文体であってもリズムが良く、楽しく読めました。人柄が分かるエッセイ集です。

  • とっても食いしん坊な作家さんなのかなと、妙な親近感がわいた本。
    子どもの頃に読んだ「大どろぼうホッツェンプロッツ」に出てきたザワークラウトを食べたかったという、自分の記憶がよみがえった。
    みんな、そういうことあるよね。

  • 普通の語り口調の文の方が読みやすいかな?
    最初の本の道の辺りはちょっとくどかったかも(^o^;

  • 畠中さんのお話の中に出てくる食べ物が美味しそうな理由が分かった気がする。エッセイでも時代物っぽくなってて、あ〜畠中さんだなって安心した(笑)

  • 2018.4.19読了。そういうタイトルの物語なのかと思ったらエッセイだった。まぁたまにはこういうのを読むのもいいだろう。目次が下揃えなの面白い。でも見慣れないから読みにくいなぁ!世界は発見と目覚めと思い込み、それにいい加減に満ちている!まさにその通り。私はそれに理不尽も付け足そう。西洋式夏野菜のごった煮が最初字面で見た時分からなかったがカレーだと気づいた時不覚にもふふっとなってしまった。にしてもこの著者は本当に本が本という存在そのものが好きなんだろうなぁとしみじみ思った。そしてやっぱり夢中な本ほど読み切るのが惜しくなるのは本好きにはよくあることのようだ。ナカーマ!色んな作品についての小話は元の作品を知らないからあんまり楽しめなかったけど、知ってる作品『新釈 走れメロス』なんかが出てきた時はおお知ってる本が出てきたぞこの著者も読んでいたのかと嬉しくなってしまった。中華爆食ツアーの話は興味深かった。私は食が細いから無理だろうなぁ!でもここまで食を楽しめるのは羨ましいなぁ!著者のデビューが中高年期だったのには驚いた!しかも漫画も描いていたなんて!意外である。人の顔を覚えるのが苦手と自覚した話は私もそうだから親近感がむくむくと湧いた。

  • う~ん、初エッセイで力が入り過ぎましたかねー「本の道」が特に空回りしてたかな。無理に現代語を江戸言葉風に書かなくても良かったのでは(^^;)「読んだ観た聴いた」が良かったですね。鬼平の料理を再現する話が良いですな。

  • 小説は無難に面白いのに、エッセイがこんなにつまらないとは…。中国まで西太后の朝食を食べに行く話なんかつまらなく書きようがないと思うのに、結局料理が旨かったのかどうかすらよく分からないぼんやりとした書き口。不思議な人だなーと思いながら謎の義務感で読了。

  • 「しゃばけ」シリーズで有名な畠中先生のエッセイ集。先生おすすめの江戸時代の妖怪本の紹介や江戸川乱歩や森見登美彦などの本が紹介されている。
    表現がこっている文章があって何が言いたいかわからないエッセイがあった。

  • エッセイ集と知らないで買っちゃったんですが、エッセイというより、過去の書き物の寄せ集めで、他の作品のあとがきとか解説とか、それだけここにみせられても・・・というか、こんなんで金とるのかよっていう。
    買ったことを後悔。
    ていうかよくこんなもの販売しようと思ったよね。
    作者も編集者も。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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