- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101461816
作品紹介・あらすじ
大人気「しゃばけ」シリーズの戯作者、畠中恵さんって、こんな人なんです。遅咲きだったデビュー秘話、妖たちとの初めての出合い。愛する本や映画のこと、創作における苦労。今は亡き小説の師匠の思い出。隠しておきたい弱点や、とっておきのストレス対処法…。お江戸の世界と日常を自由自在に行き来しながら、愛すべき小説を生み出す作家の素顔とは。もりだくさんの初エッセイ集。
感想・レビュー・書評
-
『しゃばけ』シリーズの畠中さんのエッセイ集、
長らく積読状態でしたが『本の運命』に引き寄せられるように。
ただひたすらに、「本が好きなんだなぁ」と、
そんな想いが伝わってきて、楽しくさらっと読めました。
“首までどっぷりと“ヨム”にはまりたい”
本を読むために半ドンになんて、羨ましい。
なかなかそういった時間を作ることは少ないので、今度試してみよう。。
そうそう「本」の中に出てくる料理を再現とは、、凄いですね。
久々に『鬼平犯科帳』を読みたくなってまいりました。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
「鳴家達と暮らしているようで」
妖にリアリティを感じるのは、その所為かな。。。
この本、早く文庫にならないかなぁ~(単行本出たばっかりだけど...「鳴家達と暮らしているようで」
妖にリアリティを感じるのは、その所為かな。。。
この本、早く文庫にならないかなぁ~(単行本出たばっかりだけど)2013/01/31
-
-
畠屋さんのエッセイ集。畠中恵さんらしいと感じがあって、物語から想像していた作家さんの印象とそれほどの差はありませんでした。
さてさて 今度のお話は??(^^♪ -
どのような文体であってもリズムが良く、楽しく読めました。人柄が分かるエッセイ集です。
-
とっても食いしん坊な作家さんなのかなと、妙な親近感がわいた本。
子どもの頃に読んだ「大どろぼうホッツェンプロッツ」に出てきたザワークラウトを食べたかったという、自分の記憶がよみがえった。
みんな、そういうことあるよね。 -
普通の語り口調の文の方が読みやすいかな?
最初の本の道の辺りはちょっとくどかったかも(^o^; -
畠中さんのお話の中に出てくる食べ物が美味しそうな理由が分かった気がする。エッセイでも時代物っぽくなってて、あ〜畠中さんだなって安心した(笑)
-
う~ん、初エッセイで力が入り過ぎましたかねー「本の道」が特に空回りしてたかな。無理に現代語を江戸言葉風に書かなくても良かったのでは(^^;)「読んだ観た聴いた」が良かったですね。鬼平の料理を再現する話が良いですな。
-
小説は無難に面白いのに、エッセイがこんなにつまらないとは…。中国まで西太后の朝食を食べに行く話なんかつまらなく書きようがないと思うのに、結局料理が旨かったのかどうかすらよく分からないぼんやりとした書き口。不思議な人だなーと思いながら謎の義務感で読了。
-
「しゃばけ」シリーズで有名な畠中先生のエッセイ集。先生おすすめの江戸時代の妖怪本の紹介や江戸川乱歩や森見登美彦などの本が紹介されている。
表現がこっている文章があって何が言いたいかわからないエッセイがあった。 -
エッセイ集と知らないで買っちゃったんですが、エッセイというより、過去の書き物の寄せ集めで、他の作品のあとがきとか解説とか、それだけここにみせられても・・・というか、こんなんで金とるのかよっていう。
買ったことを後悔。
ていうかよくこんなもの販売しようと思ったよね。
作者も編集者も。 -
2012年11月30日購入。
2015年6月1日読了。 -
しゃばけシリーズでお馴染みの、畠中さんの短文集。
最初の方はちょっと文章が硬いかな?
様々な雑誌に乗せられたコラムは、エッセイというより、もっとぎゅっと濃縮された感じがします。
何に掲載されていたのかを見ると、ふむふむなるほど、と思える。
日常のことや、青春時代のことなど、年代が近いので、しみじみ読ませていただきました。
「あじゃれ よみうり」からの抜粋も面白い。 -
料理の描写がイケてない理由が少しわかった気がする。
-
お江戸的エッセイ。しゃばけ気分で現代を感じられる。文章が独特で噺家さんみたいな書き方と思った。やなりは家に一人ほしいなあと思った次第。
-
ちょっと読みにくい部分もあり、読みやすい部分や興味深い部分だけさらりと読んでみました。
著者の「食」に関する興味や、その丈夫な胃袋には感服。中国爆食ツアーのお話はおもしろかったです。 -
『しゃばけ』シリーズで、歴史小説とファンタジーとの取り合わせという新しい世界を提示してくれた、畠中恵。
その初となるエッセー集が文庫本になっていたので、読んでみることにしました。
作家デビュー以降に、著者が雑誌等に寄稿した文章が、集められています。
身辺雑記的なものも多いのですが、特に中核となっているのが、「読書」に関する記述です。
「思い出の本」や、文章を書く立場となって気をつけていることなどが、畠中恵らしい独特の文章で書かれています。
長編小説が終盤に差し掛かった時の感覚などは、自分が感じていることにとても似ていて、親近感が持てました。
その他、著者が本を楽しむポイントというのが、著者自身の作品にも、特徴として表れているなあと、感じました。
一遍の長さは数ページ程度なので、畠中恵の小説世界に親しんでいる読者には、気軽に読める一冊だと思います。 -
宝泉堂の黒豆。宝戒寺のしだれ梅。
-
長き世の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな,と同様ゆったりのんびり,というスタンスが心地好い.
-
畠中さんのエッセイということで興味が湧きました。作家になる前の畠中さんが三枚おろしにされてたり、携帯で市外局番入れ忘れたり(実は私も経験あり)何気ない日常に色んなことが溢れているんですね。
-
この人のエッセイをもう1冊読みたくなるか、と言われたら微妙。
読んでもいない小説の解説部分だけが続くあたりは正直しんどかった。
どんな人から「しゃばけ」が生まれてきたか、ということを知るには有益だけれど、ウェブ連載の再録は言葉遣いが読みづらい。
雑誌の短いエッセイの再録部分はおもしろく読めた。