武王の門〈上〉 (新潮文庫)

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著者 : 北方謙三
  • 新潮社 (1993年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101464046

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武王の門〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ぼやっと暗い南北朝時代を、鮮烈に照らしてくれる。菊池武光、まさに壮絶。

  • 南北朝時代には今まで知らなかった人たちがいっぱいいるんだなぁ。懐良親王と菊地武光の夢は実現していくのか…?
    相変わらず熱い男たちが登場してくるな。

  • 個人的にあまりなじみのない南北朝時代ということもあり、人物や地理、背景を追うのに懸命で、なかなかページが進みませんでした。これも自分の基礎知識のなさゆえ・・とわれながら情けない気持ちに。。。
    懐良親王や菊池武光の男っぷりの良さは魅力的で、この上巻は、キャラの魅力にすがって読んでいました。
    下巻の展開に期待します。

  • 北方謙三の構想力には驚かされる

  • 大河ドラマ化してほしい。

  • 九州が舞台ってのがそもそも熊本県人である自分には嬉しい。
    菊池やら阿蘇やら自分が今立っている大地で、かつて彼らのような益荒男が、夢を抱いて時代を駆け抜けたのだと思うと、不思議な高揚感に包まれる。

    それにしても、相変わらず北方謙三の描く男はいちいち格好良い。

  • 征西大将軍・牧宮懷良親王が九州統一を目指す話。

  • 今まで読んだ北方太平記の中で一番読み難かった気がする。登場人物の名前が親子や一族等で一字違うだけやったりするので混乱するのと、地図は付いてるが九州の地理に詳しくないので想像し難かったのが読み難い原因やったと思う。今まで読んだ北方太平記より知ってる人物が居ないのも辛い。 内容自体はオモロイけど長い。正直、上巻だけで九州統一するのか心配になるぐらいやった。 今の所、『破軍の星』や『楠木正成』の方が好き。

  • 20130423 その後の歴史長編に繋がる要素が多い。がまだこなれてない様な気がして、読んでいてリズムが合わなかった。

  • あくまでも北方謙三小説の中では星3という評価です。中国史から入ったので、個人的には上下巻では人物の魅力が足りない気がします(´・ω・`)
    それでも、登場人物の独特な言い回しや個人個人の考え方やこだわりが伝わってきて面白いです。

  • 懐良親王の話。
    九州独立とは。どんなふうになるんだろ。
    しかし、中世の土地所有関係はややこしくていまだ理解できていない。

  • 南北朝時代の歴史物。懐良親王と菊池武光が九州から統一を目指して戦う。前半は説明が多くて展開が遅いが、面白い。

  • 南北朝時代に九州で勢力を伸ばした後醍醐天皇の息子、懐良親王の話。
    事前に真田広之の太平記を見てたこともあり、楽しさは倍増でした。九州をひとつの国として独立させようと夢を語る様がとにかくカッコいい。
    まあ、ただ、北方童貞だった私ははじめ、そのハードボイルドさが分からな過ぎて何度か混乱にしたと言うのも今ではいい思い出。

  • ハードボイルド歴史劇。友情や夢という概念は、歴史劇とは相性が悪いと思うし、史実を曲げている点も多いが、あくまでも史実を下敷きにしたフィクションと考えるべきなのだろう。

  • 貴重な南北朝もの。懐良親王もいいけど、菊池武光もね!って話。菊池千本槍燃える。なんで今までこの本知らなかったんだろう私のばか。

  •  南北朝後期、後醍醐天皇の皇子懐良親王は征西大将軍となり九州の地を踏む。薩南から徐々に勢力を拡大するなかで、懐良は菊池一族の庶子でのちに棟梁となる若武者、菊池武光と出逢う。無二の友誼を結んだ二人は、やがて同じ夢をともに追うようになる。それはこの国の武士の有り様を変え、九州をひとつの国としてまとめあげ、戦のない世を作るという、壮大な夢だった…。

     血が沸き立ち心震える戦記物。懐良親王と菊池武光という二人の主人公が突き進む覇道に胸が熱くなります。サブキャラクタや敵方までみんな魅力的。大陸との貿易や山の民との協力など、背景を支えるディテイルも書きこまれていて読み応えがあります。本当に熱中しました。
     けれど『破軍の星』と同じく、この小説はハッピーエンディングになりえない題材を扱っています。夢が現実に手の届きそうな場所まで来ていて、本当にあと少しなのに叶わない、というもどかしい展開をコンボで食らってしまい、わかってはいてもそれはもう落ち込んだものです。元気や勇気ももらったけれど、すごく消耗した読書でした。
     『破軍の星』の北畠顕家の末路では、若者らしいまっすぐな清しさが印象的でしたけれど、『武王の門』は少し違う。御所さま(懐良)も武光も父となり、歳を重ねて、その先にある結末なので、哀しみの種類が違うんです。どちらがより大きいとかではないけれど、歳月の重みを感じる。
     夢は夢でも見果てぬ夢、なんですね。すごくきらきらしていて、悲しくて、やっぱり美しい。叶わない分そうなのかもしれません。それでもこの本を読んでいたあいだは、御所さまと武光とともに夢を見ることができて幸せな時間でした。

  • 東北、九州などを舞台とした作品です。

  • 1350年ごろ。南北朝時代。後醍醐天皇の皇子である牧宮懐良親王が九州に新しい国,武士の国ではない国,戦のない国を作ろうとし,九州の菊池武光とともに九州の武士団と戦を重ねていく。懐良は南朝方を統率するため九州へ征西宮としてわずか8歳の年で派遣される。人を魅了する懐良と戦での負け知らずの武光が最強のタッグを組み足利幕府の出先機関である九州探題軍と戦う。戦が起こるのは武士が領地にしがみつくからだといい,富があれば領地にしがみつく必要はないと考え,朝鮮との貿易などにより富を築きあげていく。その銭により武士に手当てをすることで外敵にあたり,九州を守ろうとする。そうすれば,守るべき物は領地ではなく,国そのものと言うことになる。国が富むよう政を整え,軍備をすることが国を作っていくことだと考えた。このため,征西軍は戦でまけた国の領地を召し上げることなく,戦で勝った兵には土地ではなく銭を与え,領地にしがみつく兵の意識を変えていこうとした。九州の武士団である島津貞久,小弐頼尚を破り,九州を統一するが,それを黙っていつまでも見過ごす足利幕府ではなく,九州に新たな探題として今川了俊を送り込む。ちなみに,この小弐頼尚を破った戦いを大保原の戦い(筑後川の戦い)といい,日本三大合戦のひとつである。【関ヶ原の戦い:西軍(石田派)8万4千 VS 東軍(徳川派)7万2千,川中島の戦い:武田軍2万 VS 上杉軍1万8千,筑後川の戦い:南朝勢4万 VS 北朝・足利勢6万】。
    一度は九州を平定した懐良であったが,やがて,菊池武光は今川了俊との戦いのあと一歩のところで病に倒れた。懐良は武光と描いた夢を,新征西宮である良成親王と武光の孫である菊池賀々丸に託し,息を引き取った。
    『敵がどれほどの強さか,何をしようとしているのか,それを見極めるのが戦の半分だ』『味方の兵をどれほど強くするか。』『手にしたものに,こだわってはならん。よく見定めた上で,放すものは放すのだ。』
    全2巻

  • 2013年05月 03/23
    久々に再読。九州人としては必読かもしれません。国造りの物語は現代で言う会社作り。熱いです。

    2010年08月 01/62
    南北朝シリーズの第一作。征西大将軍懐良親王と菊池武光が九州を新しい国として作ろうとする物語。熱い。

  • 太平記物の後醍醐天皇の皇子の懐良親王が主人公です。
    舞台は京ではなく、懐良親王が菊池武光と共に九州を支配下に置いていくというストーリーです。
    そのため、有名な武将は出てきませんが、そんなことは気にならないぐらい面白かったです。
    時代としては、足利幕府が出来てからの話が中心ですが、南北朝時代が荒れた時代だったことがよく分かります。
    迫力満点の作品です。

  • 「漢」同士の戦い、友情、志。
    熱い、熱い。九州に行きたい。

  • 南北朝時代、九州へ下った懐良親王の物語。ちょお熱いです。大好き。

  • 全2巻。

    北方太平記は凄い。
    ほとんど地味な人なんだけど。
    かなり九州を見たくなりました。
    男泣き。

  • 「破軍の星」、「陽炎の旗」3部作の2つ目。
    とにかく面白い。
    男だったら必ず読むべし。
    とにかく、男とは人生とは戦うとは、について
    圧倒的なスピード感と重量感と、カリスマで
    途中で読むのをやめることができない。

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武王の門〈上〉 (新潮文庫)の作品紹介

鎌倉幕府を倒し、後醍醐天皇が敷いた建武の新政も、北朝を戴く足利尊氏に追われ、わずか三年で潰えた。しかし、吉野に逃れて南朝を開いた天皇は、京の奪回を試み、各地で反撃を開始する。天皇の皇子・懐良は、全権を持つ征西大将軍として、忽那島の戦を皮切りに、九州征討と統一をめざす。懐良の胸中にある統一後の壮大な『夢』とは-。新しい視点と文体で描く、著者初の歴史長編。

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