- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101477121
感想・レビュー・書評
-
臨床現場で起こった出来事、患者との交流を綴った55のエッセイ。多くの挿話で、自分も簡単に癌になってしまうような錯覚をする。死と向き合うこと、幸福とは何かを考えさせられる。やさしさが伝わってくるエッセイ。13.6.18
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人情あふれる 地域医療 に、心 ゆさぶられます。
先生と、患者さん その家族 まわりの 人間模様 が、よく 描かれてます。 鳥取の方言 が、いいアクセントに なって より 優しさのある エッセイに 仕上がってます。 本の中の 挿絵も、また ほっこり させてくれますよ。 -
ずっと前に購入していたもの
敬愛する徳永先生のエッセイ。
10年以上前の本なので、
まだ先生が診療所を立ち上げる前の、勤務医時代の内容になっている。
そのためか、文章に若干固さを感じる気がする。
診療所を立ち上げてからの本の方が、
先生の感性もより自由に、穏やかに、気楽に、素直になったのかな、
などと空想する。
それでも先生独特の、
患者や家族や医療者や、故郷や地域や自然との向き合い方は
同じものが流れているので、
読んでいると心が穏やかに引き締まる感じがする。
いつも通り、短編をまとめた形になっているので
ちょっとした時間に読みやすい。 -
2002年9月 読了