星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)

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著者 : 最相葉月
  • 新潮社 (2010年3月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101482262

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星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 読み応えのある評伝だった。
    作家の、孤独でかなしい面が浮き彫りになっており、複雑な気持ちにはなる。だが、それを聞いて得心がいった、というようなところがある。手放しに幸せではないかもしれない。数奇と言って良い人生かもしれない。作品が残り続けてほしい、と願うのは、作家の業だが、星新一の場合、その願いは叶っていると言って良い。同時代に評価されずにひっそり世を去る作家は多い。星新一は同時代に評価されなかったわけではないが、あまりに特異な作家であったために、正当な評価を得ていたとは言い難いかもしれない。この評伝を含め、後世の再評価が待たれる作家なのかもしれない。

  • う?
    む~、大変な生涯だったんだなぁ。
    柔軟なようで、拘りがすごい人だったのですね。
    改めて星氏の作品が読みたくなりました。

  • これは、あくまでも人間星新一の評伝であって、作家論ではない。
    そして、彼を取り巻く状況、星製薬やSF界のことがたっぷり語られている。作者としてはそこが彼を成り立たせている外せないピースだと考えたのだろう。
    個人的には、作品論的な部分がもっと読みたいのだか、それは他の人に任せるしがないのかも。

  • 数年前の『龍馬伝』で話題になった坂本龍馬は、その二面性が魅力である。善人でもあり悪人でもあるという二面性だ。
    そして、星新一はいくつもの二面性を持っている。まず、理系であり、作家である。だからこそSF作家になれた。
    そして、自由奔放でありながら、完璧主義である。〆切の前にきっちり原稿を書き上げる完璧主義である。
    さらに、家の顔と外の顔が違う。気さくなように見えて、人を信用しなかった。
    もともとは金持ちのおぼっちゃんである。将来は星製薬を継ぐ予定だった。
    東大大学院の同級生は日本を引っ張るリーダーたちだったろう。同級生たちに負けたくないというプライドもあったのではないか。
    完璧主義でプライドの高い星新一は、売れることも賞を取ることも求めた。

  • 帯文(裏表紙):”本人と親交のあった関係者134人への取材と、膨大な遺品からたどる、明かされることのなかった小説家の生涯。”

    目次:第7章 バイロン卿の夢、第8章 思索販売業、第9章 あのころの夢、第10章 頭の大きなロボット、第11章 カウントダウン1001編、第12章 東京に原爆を! 終章 鍵、あとがき、文庫版あとがき、参考文献、年譜、人名索引

  • 伝記分析より読んだ一冊。彼の作品を全て読み終わった後にもう一度読みたい。作品の見方が少し変わったかな。

  • 資料と関係者130人以上に丹念にあたった評伝。御曹司の立場と作家の立場、上り調子のときと若い人の台頭など、これだけ調べているのだから、たぶん星さんはこう感じていたという推測に説得力がある。筒井康隆や小松左京など、出てくる作家たちの作品も読みたくなる本。

  • 晩年の葛藤はなんとも嘆かわしい…
    まさか、文学賞を欲していたとは。

    1001という数字に圧倒されるばかりだが、
    なぜその数字なのかを知って、より重みを感じざるをえない。

  • 「セキストラ」でのデビュー後、ドライでウィットに富んだショートショートは多くの読者を獲得する。膨れ上がる人気の一方で、新しすぎる個性は文壇との間に確執を生んでいた。そして前人未到の作品数を生み出す中、星新一自身にも、マンネリ化への恐怖が襲いかかることに。本人と親交のあった関係者134人への取材と、膨大な遺品からたどる、明かされることのなかった小説家の生涯。

    下巻ではデビュー後の星新一のことを書いている。
    小中学校の頃までは夢中で星新一の作品を読んでいたのだけれど、いつからか読まなくなった自分に気が付いた。そして結構な作品を読んだにもかかわらず、そのほとんどの内容を覚えていないのにも気が付いた。「星新一」の前に読んだ「スローハイツの神様」にでてくるシノダコーキの作品も大人になるといつの間にか読まれなくなると書いてあり、こういうものかと実感した。
    家の本棚をあさって久しぶりに星新一の作品でも読もうかなと思えた。

  • 3-1 文学理論・文芸論

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星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)の作品紹介

「セキストラ」でのデビュー後、ドライでウィットに富んだショートショートは多くの読者を獲得する。膨れ上がる人気の一方で、新しすぎる個性は文壇との間に確執を生んでいた。そして前人未到の作品数を生み出す中、星新一自身にも、マンネリ化への恐怖が襲いかかることに。本人と親交のあった関係者134人への取材と、膨大な遺品からたどる、明かされることのなかった小説家の生涯。

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