アクアリウム (新潮文庫)

  • 191人登録
  • 3.09評価
    • (5)
    • (13)
    • (64)
    • (9)
    • (3)
  • 25レビュー
著者 : 篠田節子
  • 新潮社 (1996年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101484112

アクアリウム (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 篠田さんの小説はどんどん追いつめられて行くパターン。
    詳細に書き込まれた文章ですらすらと読めてしまう。

    大枠はSFで環境問題についてを取り込んでいる。

    私はスキューバもするけれど、洞窟には興味が無い。狭いところが嫌。

    これまで読んだ他の小説に比べると少々パンチが無い感じでした。
    著者の篠田さんは女性なのに男性が主人公の事が多い。

  • SFのようでもあり、ホラーのようでもあり、自然破壊を行う人類への警鐘も感じるサスペンス。

    奥多摩の地底湖で行方不明になった友人を探す長谷川正人が遭遇したのは…

    未知なる生物との遭遇シーンには映画『アビス』のようなファンタジーを感じた。

  • ちょうどこの前行った一之瀬本流あたりが舞台なのでイメージしやすかった。地底の不気味な生物に関してはびっくりするくらい興味が持てなかった。なんか主人公の近親相姦を予感させるような描写とかやたらに出てくる自然保護ゴロとかいろいろ散りばめるだけ散りばめて収束してないような。爆弾簡単に作り過ぎだし、バイクなのにアクセル踏み込むって表現はあるし、突っ込みどころ満載だけどまあ楽しかったかな。

  • 篠田節子さんらしいっていえるほど、まだたくさん読んでないけど、らしい小説ではあった。

    前半のストーリーは引き込まれるものではあったけど、後半部は急ぎすぎている印象を受けた。

    活動団体の内部の人間関係がすこしおもしろかったかな。

  • 物語前半で描かれる謎の洞窟性生物との交流は幻想的で良かった。世界のどこかに、こんな生物がいるかもしれない、と想像する楽しさを味わわせてくれました。でも、後半の主人公の暴走ぶりは共感できないし、かなり唐突な感じがしました。もっと、主人公の心情を書き込んで欲しかったですね。

  • 斜に構えた篠田節子らしい作品。

    山の中の地中湖に生きるイルカ(?)。
    開発と自然保護運動の癒着。

    本当は、ああもしたい、こうもしたいという思いがありながら、
    発行禁止にならないぎりぎりのところで思いとどまった感がある。

    主人公が公務員というところも元公務員の篠田節子らしい。
    反対運動の現地の伊丹という女性が著者の影なのかもしれない。

    最初に「株式会社スコラ」というところから出ている。講談社の企画子会社的なものだろうか。

    出版社はつぶれても、作品は残る。残った作品に編集部の迷いが残ったままのような気がする。

  • 篠田 節子 さんの作品を初めて読む。

    ミステリーファンタジー?

    展開がコロコロと変わってゆくので、読み飽きることはないが最後の終わり方といい途中の中だるみといい読み終わった後に残念な気持ちになるのはなぜだろう。

    私がこんなことを書くのもおこがましいが、友人が死んで、イクティと出会うまでの物語で終わっていれば傑作だと思う。

  • 地底湖、事故死、未知の生物、環境破壊、そして爆弾テロ、何だかとてもいろいろなことが出てくる小説だ。
    地底湖に流れ込む毒、未知の生物のよくわからない能力、事故死の本当の原因と、引きつけられるポイントはたくさんあったと思う。しかし、そのどれもが中途半端に終わってしまったように思う。
    読了後感じたのは、「あれ?ところで本当の死因は何だっけ?」「あの動物学者は未知の生物を悪魔だと言っていたけれど何を知ってたんだろ?」「澪はあの後どうなったんだ?」といった、置き去りにされたストーリーの支線についての疑問だった。
    それにしても主人公は可哀想だ。恋い焦がれていた人に「見られてると思うと気味が悪い」とまで言われて...。

  • 地底湖での友人の遺体探し→イクティの発見→自然保護運動へ参加→破壊活動と、展開がめまぐるしく変わる。

    公の構築物を破壊するのが目的という意味で、高村薫著「神の火」を思い出した。

    前に読んだ「絹の変容」では、八王子が舞台で、今回は奥多摩の地底湖が主舞台で、その他大月・勝沼・猿橋など、山梨県の地名がよく登場するので、山梨出身なのかなと思ったけれど、表紙裏の作者紹介を読むと、八王子出身らしい。

    あと、解説によると、作者はポーランドの作家のスタニスワフ・レムが、好きなのだそうだ。機会があったら読んでみたい。

  • 遭難したダイビング仲間を探すため奥多摩の地底湖に潜り、自分の位置を見失い死を覚悟すると、突如現れた「彼女」に救われる。
    なぞの生物に惹かれ、地底湖に何度も足を運ぶ。
    ミステリアスな展開に、引きつけられる作品。

全25件中 1 - 10件を表示

篠田節子の作品

アクアリウム (新潮文庫)に関連する談話室の質問

アクアリウム (新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

アクアリウム (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

アクアリウム (新潮文庫)の単行本

アクアリウム (新潮文庫)の文庫

アクアリウム (新潮文庫)のKindle版

ツイートする