アクアリウム (新潮文庫)

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著者 : 篠田節子
  • 新潮社 (1996年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101484112

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アクアリウム (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 篠田さんの小説はどんどん追いつめられて行くパターン。
    詳細に書き込まれた文章ですらすらと読めてしまう。

    大枠はSFで環境問題についてを取り込んでいる。

    私はスキューバもするけれど、洞窟には興味が無い。狭いところが嫌。

    これまで読んだ他の小説に比べると少々パンチが無い感じでした。
    著者の篠田さんは女性なのに男性が主人公の事が多い。

  • SFのようでもあり、ホラーのようでもあり、自然破壊を行う人類への警鐘も感じるサスペンス。

    奥多摩の地底湖で行方不明になった友人を探す長谷川正人が遭遇したのは…

    未知なる生物との遭遇シーンには映画『アビス』のようなファンタジーを感じた。

  • ちょうどこの前行った一之瀬本流あたりが舞台なのでイメージしやすかった。地底の不気味な生物に関してはびっくりするくらい興味が持てなかった。なんか主人公の近親相姦を予感させるような描写とかやたらに出てくる自然保護ゴロとかいろいろ散りばめるだけ散りばめて収束してないような。爆弾簡単に作り過ぎだし、バイクなのにアクセル踏み込むって表現はあるし、突っ込みどころ満載だけどまあ楽しかったかな。

  • 篠田節子さんらしいっていえるほど、まだたくさん読んでないけど、らしい小説ではあった。

    前半のストーリーは引き込まれるものではあったけど、後半部は急ぎすぎている印象を受けた。

    活動団体の内部の人間関係がすこしおもしろかったかな。

  • 物語前半で描かれる謎の洞窟性生物との交流は幻想的で良かった。世界のどこかに、こんな生物がいるかもしれない、と想像する楽しさを味わわせてくれました。でも、後半の主人公の暴走ぶりは共感できないし、かなり唐突な感じがしました。もっと、主人公の心情を書き込んで欲しかったですね。

  • 斜に構えた篠田節子らしい作品。

    山の中の地中湖に生きるイルカ(?)。
    開発と自然保護運動の癒着。

    本当は、ああもしたい、こうもしたいという思いがありながら、
    発行禁止にならないぎりぎりのところで思いとどまった感がある。

    主人公が公務員というところも元公務員の篠田節子らしい。
    反対運動の現地の伊丹という女性が著者の影なのかもしれない。

    最初に「株式会社スコラ」というところから出ている。講談社の企画子会社的なものだろうか。

    出版社はつぶれても、作品は残る。残った作品に編集部の迷いが残ったままのような気がする。

  • 篠田 節子 さんの作品を初めて読む。

    ミステリーファンタジー?

    展開がコロコロと変わってゆくので、読み飽きることはないが最後の終わり方といい途中の中だるみといい読み終わった後に残念な気持ちになるのはなぜだろう。

    私がこんなことを書くのもおこがましいが、友人が死んで、イクティと出会うまでの物語で終わっていれば傑作だと思う。

  • 地底湖、事故死、未知の生物、環境破壊、そして爆弾テロ、何だかとてもいろいろなことが出てくる小説だ。
    地底湖に流れ込む毒、未知の生物のよくわからない能力、事故死の本当の原因と、引きつけられるポイントはたくさんあったと思う。しかし、そのどれもが中途半端に終わってしまったように思う。
    読了後感じたのは、「あれ?ところで本当の死因は何だっけ?」「あの動物学者は未知の生物を悪魔だと言っていたけれど何を知ってたんだろ?」「澪はあの後どうなったんだ?」といった、置き去りにされたストーリーの支線についての疑問だった。
    それにしても主人公は可哀想だ。恋い焦がれていた人に「見られてると思うと気味が悪い」とまで言われて...。

  • 地底湖での友人の遺体探し→イクティの発見→自然保護運動へ参加→破壊活動と、展開がめまぐるしく変わる。

    公の構築物を破壊するのが目的という意味で、高村薫著「神の火」を思い出した。

    前に読んだ「絹の変容」では、八王子が舞台で、今回は奥多摩の地底湖が主舞台で、その他大月・勝沼・猿橋など、山梨県の地名がよく登場するので、山梨出身なのかなと思ったけれど、表紙裏の作者紹介を読むと、八王子出身らしい。

    あと、解説によると、作者はポーランドの作家のスタニスワフ・レムが、好きなのだそうだ。機会があったら読んでみたい。

  • 遭難したダイビング仲間を探すため奥多摩の地底湖に潜り、自分の位置を見失い死を覚悟すると、突如現れた「彼女」に救われる。
    なぞの生物に惹かれ、地底湖に何度も足を運ぶ。
    ミステリアスな展開に、引きつけられる作品。

  • 仲間のダイバーが行方不明になったのを探しに行って未知の生物に出会う。
    水槽の魚を大切に育てたり、未知の生物を大事に思ったり、前半ばドキドキして楽しく読めたが後半は暴走し過ぎで面白く無かった。

  • ダイビングツアーにいく際に電車で読もうとなにげなく手にした本書。タイトルに惹かれて購入した訳ですが、冒頭いきなりダイバーが水死するところから物語がはじまります。
    縁起悪いことこの上ない!
    でも、内容自体は古代の地底湖あり、未知の知性体(人類とはことなる進化を遂げた海獣?)との静謐な交流ありで目が離せません。
    まだ前半なので、ここからどう話が展開するのか、いまから楽しみです。

  • サクっと読める

  • 地底湖に棲む謎の水棲哺乳類、友人の地底湖での謎の死、事故部屋に住む主人公・・
    序盤のファンタジックホラーな部分で期待全開だったのだけど、中盤、主人公が自分本位な理由から環境汚染への反発心を持つあたりが、わからないではないけれど自分勝手に暴走していて共感できない。
    序盤はほんと手に汗握ったのに・・残念

  • 今回の作品は,今まで読んだ著者の作品と違って,何者かに人間が襲われるという構図ではなく,
    逆に人間が加害者の立場として描かれている。
    人間は同時に保護者でもあるが,
    環境問題を考えさせられる作品であった。

  • 遭難したダイバー仲間を探すために奥多摩の地底湖に潜った男。
    そこは迷路のような鍾乳洞であり,彼もまた迷ってしまう。
    しかし,彼は奇跡的に生還することができる。
    生還する前に表れた透明な不思議な生物。
    そして,彼はその生物に魅了されていく。
    謎の生物を軸に環境問題にも切り込んだサスペンス作品。
    様々なジャンルが複合したような展開に引き付けられるが,
    終末の急展開とラストは少し物足りない。

  • 初めて読んだ篠田節子さんの小説です。
    舞台は奥多摩のとある鍾乳洞なのですが、ここに生存する未知の淡水生物と、主人公との触れ合いが中心となっています。
    正直に、この小説の最後は尻切れ感があります。
    読む側はストーリーの良し悪しだけでなく、作家の文体に表れる癖も好き嫌いの判断になると思いますが、篠田さんが書き綴る水の描写にとても惹かれたので、この人の他の小説も読んでみようと思ったきっかけの一冊でした。

  •  あれはいったいなんなのだ。少しずつ姿が分かってきた。そのイルカのような女性のような気配を感じた。その生物に正人は「イクティ」と名付けた。

  • 思ってたものとは違ったなぁ〜

    ちょっと社会派系かな。

    でもまずまず。

  • ダイビング、ケイビング、熱帯魚、環境保護団体、謎の生物
    など題材の組み合わせがとても面白かっただけに
    結末はちょっとだけ、消化不良。
    我が儘を言えば、幻想的な部分の不気味さを
    もう少し強調して欲しかった。

  • 笑えるほど意味不明だった。人に勧めてしまったら謝らなきゃいけないレベルでつまらなかった。

  • 前半部分と後半部分に大きな亀裂が入っています。正人、本当にそれでいいのか?
    <br><A HREF="http://xxxsoraxxx.blog11.fc2.com/blog-entry-87.html ">よかったらこちらにもお寄りください</A>

  • 篠田節子さんの小説を読みふけるきっかけになった一冊。

  • 環境問題 <BR><BR>反対派のえらい人の背景が弱い。
    魅力的なのは女の人くらい。みわ(?)の写真をほしがるところにも…。写真の出てくる意味があまりない。<BR>終わり方も微妙。<BR>解決策も微妙。<BR>LAST50ページくらいはページの無駄かと思った。
    <BR>最初の方はまぁまぁなんだけどね。<BR><BR>
    最初の方は勉強になる。

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