仮想儀礼(下) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (601ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101484174

感想・レビュー・書評

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  • 長すぎやしないか…
    半分で終わらせる事もできそう。

    それにしても、詐欺師になりきれなかった祖師様。
    実は矢口以上の優男じゃないか? 

    組織が大きくなっていっても、終始良識を保とうとしている良い人にしか見えなかった。

    やるならとことん詐欺ればこんな結末にならなかったのに。

    ラスト
    『全て私が指示した』と証言しているのは、彼なりの責任の取り方とはいえ…すごく悔しいわ。

    井坂の本といい、なんかこの人やられっぱなし…
    とにかく人が良いからやられっぱなし。

    なんだかスッキリせず、モヤモヤが終始付き纏う展開で好みではなかった。

    宗教の教えは個々の解釈の仕方でどうにでも変わるから、怖いんだよね。
    イスラム教の事文中にも出てきたけど。

    結局ミイラ取りがミイラになるという…

著者プロフィール

篠田節子 (しのだ・せつこ)
1955年東京都生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタン‐神の座‐』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『インドクリスタル』で中央公論文芸賞、19年『鏡の背面』で吉川英治文学賞を受賞。ほかの著書に『夏の災厄』『弥勒』『田舎のポルシェ』『失われた岬』、エッセイ『介護のうしろから「がん」が来た!』など多数。20年紫綬褒章受章。

「2022年 『セカンドチャンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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