沈黙の画布 (新潮文庫)

  • 63人登録
  • 3.38評価
    • (0)
    • (9)
    • (11)
    • (1)
    • (0)
  • 9レビュー
著者 : 篠田節子
  • 新潮社 (2012年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (598ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101484181

沈黙の画布 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 最初は原田マハ的なきれいな美術の話かと思ってたら、だんだん篠田的ぞっとする展開に。

  • 地方で埋もれた画家があるエッセイがきっかけで注目されるようになる。
    でも、遺された画家の妻智子はその作品の一部を「偽物」と言い張り画集に掲載するのも、展覧会で展示するのも認めない。
    妻の言動が段々と常軌を逸してきて、途中から「これはホラーじゃないよね?」と、困ったお婆ちゃんだと思いながら読んだ。
    妻はなぜその作品を「偽物」と主張するのかを巡るミステリーであり、美術品を巡る様々な事情も絡んできて、興味深いけど、あまり先が気にならないのは何故だろう?
    最後には画家がブレイクした裏側も明かされ、世の中こんなものなのかもといった、モヤモヤとした感覚が残った。

  • 2017.7.14ー51
    地方で埋れたまま死んだ画家の妻の執念と、絵画に値がつく裏側との双方から楽しめる。

  • 読み始めて気がつく。あれ? この作品読んだことある。
    「薄暮」の改題でした。二度目も楽しめた。

  • 何となく、藤田嗣治の5番目にして最後の妻・君代夫人のことを思いながら読みました。君代夫人も著作権を盾にずいぶん強硬であったと、著作権学の教授から学生時代に聞いたことがあったので。でもこの作品のラストはもっと哀しいものでした。

  • 保有状況:譲渡&購入日:41137&購入金額:882

  • 今まで読んだ本とは、何かが違っていた。その不思議な感じは、あとがきを読んで納得した。

    今まで好んで読んできた「物語」よりも遥かに「リアルな」感じがするのと、物語の最後まで、淡々とした日常が彩られている気がするからだ。

    淡々としすぎて、ちょっと味気ない感じもしたけれど、たまにはそういう物語があってもいいと思う。

    個人的には、主人公の奥さんがすごい好き。主人公が辛かった時期にあえて知らんふりをして、がんじがらめに、させない。器の大きな女性だと思った。

  • 久しぶりに篠田作品を読了しましたが、、、
    あれ、篠田節子ってこんな地味な作品も書くんだっけ。
    余りにも地味過ぎて、少しばかり苦痛でした。
    「人間の業を描くミステリー」としては、いささか大袈裟なのでは?

  • 2012/7/31 Amazonより届く。

全9件中 1 - 9件を表示

篠田節子の作品

沈黙の画布 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

沈黙の画布 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

沈黙の画布 (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

沈黙の画布 (新潮文庫)の作品紹介

愛なのか、狂気なのか-。女性エッセイストが絶賛したことを機に、一躍脚光を浴びた知られざる天才画家。美術誌の編集者だった橘は、胸に迫る画風に惹かれ、無名のまま亡くなった謎の男の画集を企画するが未亡人は、作品の何点かを贋作と頑なに主張する。いぶかしがる橘をよそに、現存する絵の価格は一夜にして高騰し…。スリリングな絵画ミステリーの超大作。

沈黙の画布 (新潮文庫)はこんな本です

ツイートする