黄泉がえり (新潮文庫)

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著者 : 梶尾真治
  • 新潮社 (2002年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101490045

黄泉がえり (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 流行りものだけど、これは泣いた。

  • 「泣けるリアルホラー」と紹介されているが、ホラーなのかファンタジーなのかSFなのか、はたまたヒューマンドラマとして読めばよいのか自分の中で迷っているうちに読了してしまい、感動し損なってしまった感じ。

  • なかなか心洗われる良い作品です。

    位置付け的にはサイエンスフィクションとファンタジーの中間くらいの位置付けでしょうか。原因はSF的なのですが、余りそこをしつこく説明せずにさらりとかわしています。まあ本題は他にあるので、それで十分です。

    読み終わってあら探しをすれば、当然ながら色々見えてくるのですが、それ以上に読書中は没頭させられる作品でした。それも、展開が急なページターナーという感じではなく、しっかり書き込まれ、引き込まれていく感じです。

    久しぶりに読んだ日本のSFでしたが、カジシンさんについてはもう何冊か手にとって見たいと思います。

  • 中学生の時に読んで感動した覚えがあったから再読。 しかし、あれ、あれ…読み進められない。の繰り返しでようやく読み終わった一冊。 死人が黄泉がえって、それに対しての社会の動き、親族の気持ちが淡々と綴られてる。そのためか誰にも感情移入しなかったように思える。 しかし、この作品の良い所は悪い人が誰もいないということ。誰かが誰かを想っているからこそ「彼」は最後に守ろうとしたのかもしれない。

  • こういう人が死んだり生き返ったりする系の題材はちょっとずるくて、「人が死んだよ、さあ当然切ないでしょう!」というノリでも許されたりする。
    この作品はそのノリだけではいけないという問題意識を感じます。
    黄泉がえる理由として、神様のイタズラとか死神の気まぐれとか、使い古された思考停止ネタを持ち出さずに、エイリアンを持ってきたのは偉いと思いました。
    まあ仕組みはふわふわしてる気もするんですが、かなり納得行く状態になっていると思います。「どうしてこうなるんだろう?」「この先どうなるんだろう?」と思えました。

  • SFなのだろうが、それっぽくない。蘇った人が残した人に癒しを与えていく話。熊本地震が描かれているが、実際起こった後で読むとこの小説のとおりになればよかったなと思う。

  • 映画を先に観てから原作を読みましたが、両者のカラーは驚くほど異なっています。起承転結がハッキリしており、伏線も周到に張り巡らせた映画と比べると、原作の筆致は淡々としており、拍子抜け、というのが初読時の率直な感想でした。

    しかしながらこの原作、改めて読み返してみるといい味出しているんですよね。1つ1つの事例ごとに、黄泉がえりが関係者に与えた影響は異なります。そのありようを淡々と、しかし克明に同時並行で描き出す事によって、SF作品であるにもかかわらず奇妙なリアリティが生じているように思います。

    元は地方紙の新聞小説という経緯にも深く納得。時間をかけてじっくりと味わいたい作品です。

  • 熊本県を舞台にした小説を読んでいます

    先日起こった熊本の大地震の後に この小説を読むと、SF以上の メッセージを感じる。今の熊本に マーチンが現れてほしいと願う

  • 映画で観たときの感動が思い出され、小説の黄泉がえりを読むことにしました。ファンタジーの映画と異なりSFタッチの原作は、家族愛や優しさを丁寧に描いています。作者の梶尾さんは、熊本出身の作家で、熊本を舞台にした作品が多いようですが、この黄泉がえりも熊本の地震がエポックになる作品なので、今回の熊本地震をダブらせながら読まざるを得ませんでした。出てくる地名を読みながら、小説の中だけであってほしいと何度も思いました。小説の中でさえ、黄泉がえりの人たちがエネルギーを吸収して、大きな災害を食い止めてくれたのです。早い復興を心から祈ります。

  • 映画の印象が強かっただけに、思ったよりがっつりSFだったことに驚かされた。
    しかも、結構しっかり設定が組まれていて(個人的な感覚だが)「これは無理あるだろー」という感覚もほとんどなく、すんなりストーリーを楽しむことができた。

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