黄泉びと知らず (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101490069

感想・レビュー・書評

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  • SF短編集。黄泉がえりのアナザーストーリーの黄泉びと知らずも。いろいろなアイディアによる短編集。さっくりと読める。

  • 「黄泉がえり」現象が起きている熊本に
    最愛の息子を不慮の事故で亡くした元夫婦が向かう
    表題作

    これは、雰囲気あったけれど
    その他の短編は星新一+筒井康隆テイストを
    もっと落とした感じ(笑)


    どうせなら、すべてを「黄泉がえり」関連だったらよかったなぁ

  • カジシンの2冊目、本領と言われる短編集です。
    何だか星新一を思わせる作風です。もっともショートショートではなく短編ですが。アイデアが豊富と言うか、悪く言えばアイデアのみ。そのアイデアがあまりにバライエティに富んでいて、付いて行き難い。もう少し統一したテーマがあれば、そうでもないのでしょうが
    実はもう少しハードなSFを期待していたもので、ちょっと肩透かし。これはこれで面白いのですが、何か物足らないような気がします。

  • 全編「黄泉がえり」のスピンオフだと思って読み始めたけど、表題作の一編だけだった。
    「黄泉がえり」の感動再び…と思っていただけにがっかり。

  • 竹内結子主演の「黄泉がえり」が好きで、そのアナザーストーリーがあるというので読んだ。「黄泉びと知らず」は同名短編集の中のひとつでいちばん最初の話だった。いい話なんだが、そのあとに続く短編は何とも趣が全く違うストーリーで「黄泉びと知らず」とはまた違う時に読みたかったかな。面白いんだけど、さっきまでのジーンときていたものとのギャップが……面白いんだけどね。

  • 短編が自分の好みとは大きく離れていて、期待外れだった。ユーモアでもシュールでもなく、薄ら寒い読後感しかおぼえない。
    表題作と「見知らぬ義父」は嫌いではなかった。

  • 梶尾真治ということで購入して読むが、正直面白くなかった。

    表題作も、まぁよくありそうな話で、この作者だからこそ、という話では全然ない。黄泉がえりを読んでないとよく分からないだろうし。

    他の話も面白くなかった。


    接続された女って、ジェームズ・ティプトリー・ジュニアだよねぇ。。

  • 短編8編。「黄泉がえり」は好きな作品だったので、関連作として期待したけど弱い。他の作品についてもがっかりの内容で、SFとしての新味はなくユーモアも逆効果。短編は得意な人だと思ってたけど・・たまたまの駄作集と判断して、他の短編集を探してみよう。

  • えーとなんじゃこりゃ…。全8話の短編集であり、表題作と「見知らぬ義父」は、「黄泉がえり」が好きな人なら普通に楽しめる作品だと思いましたが。他の6話はくだらないバカSF話ばかりで…。

    むしろこの本の中では、表題作と「見知らぬ義父」が浮いている。表題作だけは書き下ろしだそうです。

    ヒット作である「黄泉がえり」のスピンオフを書き下ろして目玉とし、しかし中身の大半が「黄泉がえり」とは全く路線の異なるバカSFというのはどういうことでしょう。

    純粋にバカSF本としてまとめてあればもう少し楽しめたかもしれませんが、「黄泉がえり」の路線を期待して買ったので楽しめなかったです。

  •  黄泉がえりシリーズ第二弾。短編集だけれど、黄泉がえりワールドは最初の一編だけだった。

     そのワールドをそのまま使う「黄泉びと知らず」は予定調和というか要するに面白くない。次の「六番目の貴公子」は長く感じて流し読み。

     板前が手術をする「奇跡の乗客たち」はなかあなか面白い。SFチックな「魅の谷」は何度か見た結末。アンドロイドが南極探検用だったみたいな「小壷ちゃん」も特段ひねりなく平凡。

     現代的な「見知らぬ義父」はなかなか良かった。いいねぇ、こんな第三の自分(仕事、家庭のほかの第三という意味)。特段記憶が残らない「接続された女」、狙いはわかるけれど怖さが染み出てこない「赤い花を飼う人」がラスト。

     雑多な短編集の寄せ集めっぽい。悪いとは思わないけれど、面白いとも思わない普通のファンタジーだった。

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著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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