殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

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著者 : 清水潔
  • 新潮社 (2016年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101492223

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)の感想・レビュー・書評

  • 母に頼まれて買ったものの母が読みたかったのはこの本ではなかったらしい。でも買ってよかったです。いやぁ、なんて言っていいのかわからないけれどもすごい本でした。

    そう言えば大分前に週刊誌だか月刊誌だかでパチンコ店での女の子誘拐の話の記事を読んだことがありましたがその本か、と読んで思いました。それにしても犯人が抜け目ないというかズル賢いというか。そしてこの記事が繋がって菅家さんのDNA判定と冤罪の件に絡んでいたんだと知り背筋がゾクゾクっとしました。

    それにしてもDNA判定ってのもコワイものだなぁ。そうやって考えるとごくごく普通に暮らしていてもいつ何時誰かのあやふやな証言とかで罪をかぶせられるかもわからないってことですよね。恐ろしい。
    そして熱しやすく冷めやすい日本人の関心もどうにかせんとなぁなんて思いながら読みました。一途に、一つの事を追いつめる執念みたいなものをもっと私たちも持っていないといけない。他人事ではなく、まさに自分にも降りかかってくるかもしれないのだから。

  • 普段はミステリしか読まないのです。
    本格が良くて、できれば探偵が居て、一番の好みは大学生や大人のミス研サークルとかで
    密室があったり、アリバイトリックがあったり、叙述だったり……

    そんなミステリが大好物で、ミステリしか読まないのですが……
    たまたま立ち寄った近所の本屋さん(小)でとても推してたのですよね

    この書店で300冊以上売れました!みたいなポップと、何やら文字コピーのあらすじカバーと。
    思わず手に取ると、横のレジのおにーさんの視線が。
    「面白いですよー是非どうぞ!TVでもこの前ここに取材が来てやってたんですよー」
    と、めちゃめちゃ売り込み
    ポップには内容と言うよりも、売り込みの文句
    コピーされたブックカバーで文庫の帯も、背表紙も、とにかくあらすじ的なものは何も分からなくて、取り敢えずタイトルと、作者と、誘拐事件の本だと言う事が分かっただけだったのでした。

    一瞬迷ったのですけど購入。
    きっとフィクションのドキュメントミステリ?と勝手に推測して、文庫にしては高いなーとか思いつつ読むことにしたのでした。

    記者のインタビューストーリーかな?と読むまでは予想していたのです。
    『白ゆき姫殺人事件』みたいな感じなら、読みやすそうなのですよね

    実際に本を開いてみて、押しも押されぬノンフィクションにビックリ。
    まるで密着24時的なドキュメントを見ているかのようだったのです
    と言うか、その手の番組がそのまま出てきたり。

    著者は所謂ジャーナリスト。
    記者・カメラマン・リポーター・マスコミ……その手の単語を思い浮かべて良いイメージは実はあまりないのです。
    週刊誌やワイドショーを見ても、閉口することはとても多いし
    インタビュー記事を読んでも「上手くカットされてて、本当はこういうことを話したんじゃない」みたいな事を聞いたり見たりすることってきっと皆あると思うのです

    本当に、本当にこんな風に一番小さい声を大事にして、事実の究明に貪欲で
    それを如何に正しく世に知らしめるか

    そう言うジャーナリストも居るのかどうか。
    しーなには分からないのですが「居ると良いな。フィクションとしても、居ると良いな……」と思わずにはいられなかったのです

    ノンフィクションのドキュメントミステリではなく、告発、或いは警告本だったとしーなは思うのです

    聞いたことのあるニュースや名前。事件。
    この事件、あったなー……と思い起こしたり、こういうことがあったんだ……と背筋が寒くなったり。

    被害者とその家族と犯人。そして捜査する機関、組織、国。
    と、随分話は大きくなっていくのですが
    流石記者。文章がとても読みやすく、それでいて読み応えが大。

    事実と、心情と、出来事、そして聳える現実が文面から生々しく伝わってきたのです
    これがノンフィクション?
    これがドキュメント?
    しーなはこの手の本を初めて読んだので分からないのですが
    社会現象になってもおかしくない位の実録本なのでは……?と
    もしかしてもの凄く重要な本を読んでいるのでは……?と
    読み始めてもうすぐに途中でやめられなくなり、一気に読んだのでした。

    ミステリには、警察も検事も弁護士も、犯人も被害者も出てくるのですけど
    実際はこうやって戦っているんだ……と、真実はこうやって導き出されているんだと
    切実に伝わってきたのでした。

    正義とか、真実とか、現実とか……何て書けばいいんだろう。
    普段の守られている生活や、守られるべき命とか……色んな事を心に刻む本だったのです。

  • この本は恐ろしい。

    すべての事件を完璧に解明解決するのが不可能な事は、想像に難くない。
    ジャーナリストである著者が特定の、しかも死刑の確定した事件の判決を覆し、その冤罪と公組織の不誠実を表に出した。
    同時に、公組織は社会全体を守ろうとしている事も見えてくる。そういう意味で、不誠実かどうかも今となっては分からなくなってくる。

    大罪がどんどん罪を生んでいく様は、恐ろしいとしか言いようがない。

  •  小説のような文章です。読みやすさはあります。ただ、なんというか自分の功績を自慢しているだけのような。

     警察のねつ造、でも、メディアのねつ造もありますよね。どちらも話半分という気持ちで、疑って掛かれって事ですね。

  • 久々にこれは一気読みでした。読みだしたら止まらない。
    北関東で起きた連続幼女誘拐殺人事件、横山ゆかりちゃんの報道はよくTVで見ていました。
    足利事件の菅家さんが釈放された場面もなぜか鮮明に覚えていました。知らずにそれだけ興味があったのだと今更確認。
    警察のDNA鑑定は絶対のものだという認識も確かにあったのでどれほど杜撰で意図的に操作されたものかと驚きあきれた。これで死刑とはたまったもんじゃない。本人もだけど家族も。
    そして、読んでいてもしかしたら自分も被害者になっていた可能性に気が付き、ぞっとした。
    被害者の少女と同じくらいの年の時に隣接する市のパチンコ店に連れていかれていたような(汗)
    真犯人にこれほど迫っていながらも野放しになっている恐怖。
    警察検察のプライドなんてどうでもいいからとにかく真犯人を確保して再発防止に努め、ゆかりちゃんの行方を1日でも早く探してあげてほしい、と願うばかりです。
    何とかならないのかな、この事件。

  • 『文庫X』として話題になったときに手に取って読んだようなミーハーだが、内容は想像以上だった。確実に考え方は変わったと思う。特に新聞やテレビから得られる情報の捉え方。良い意味で疑うようになった。政治に関心があまり持てない私のような、ゆとりと呼ばれる学生が読んで損はないと思う。

  • こんな事件があったこと、そしてこんな記者がいたことに驚いた。

    報道の裏には1人、1人の人生があり決して特別な誰かの事件ではない。
    普通の人が普通に生活していて起きたことなんだと認識が改まった。
    "特殊な人が特殊な条件下で起こした事件と突き放さず、寄り添い、苦しみの中から絞り出される声に耳を傾けること。それが報道に課されたことではないか。"
    これが報道の本質だと思う。

    これだけ緻密な取材、「小さい声を聞け」など事実に基づいた内容に密度の濃い読書時間を過ごせた。
    実際の事件で、誰もが分かる真犯人がいるのに警察は動かない。
    本当に大切なことは再発防止であり、犯人逮捕のことである。
    報道されるニュースの裏をしっかり考える想像性と、鵜呑みにしない自分で考える力を持たないといけないと痛感した。

    あれだけの人が発信し、事実を出しても警察は動かない。くそだなと言うのは簡単だ。
    1番大切なことは、被害者の無念を晴らすことだということを全警察は感じて貰いたい。

    文庫Xで目にとまり買った一冊だったが、本当に読めて良かった。こんな真実を知ることが出来たので。

  • 「桶川ストーカー殺人事件・遺言」の著者でもある清水潔さんが書いたノンフィクションである。
    清水さんは2007年より「足利事件」の追跡を開始し、確定していた無期懲役囚・菅谷さんは冤罪ではないかとの疑問を持ち、捜査の矛盾点や謎を継続報道。DNA再鑑定をすべきだと提起し続けた。
    2009年、日本初のDNA再鑑定により犯人のDNAとの不一致が判明。
    菅谷さんは釈放された。
    清水さんは文藝春秋において数ヶ月にわたりレポートを掲載。
    菅谷さんの釈放時にも迎えのワゴン車に同乗していた。
    何故こんな冤罪事件が起きたのか。
    清水さんはひとつひとつ丁寧に検証し、自身で取材をしながら真実へと迫っていく。
    「ルパン」と呼ばれる真犯人。
    実は清水さんによってすでに警察には情報が流されている。
    しかし、少しも事件解決に向けた捜査は進展していない。
    これは何を意味するのか?
    警察の威信とは何だろう?
    人間がすることだ。科学捜査における信憑性も時代とともに変化する。それは仕方のないことだろう。
    だが、間違いに気付いたときにどう対応するのか。
    そこにすべてがかかっている。
    腐った組織は隠蔽工作に走り、自浄力のある組織は反省すべき点を反省し二度と同じ過ちを繰り返さないよう努めるだろう。
    はたして警察はどちら側の組織なのだろうか?
    清水さんを突き動かしているのは「怒り」なのだと思う。
    突然奪われた未来、冷酷な犯人によって断ち切られた未来。
    残された家族の慟哭など犯人は理解できない。できないからこそ、こんなにも残酷なことができるのだ。
    「ルパン」もこの本を手に取って読むのだろうか?
    せめてほんの少しでも後悔の念があるのなら、逃げきろうなどということは考えないでほしい。
    罪を犯した者は相応の罰を受けるべきなのだから。

    清水さんの思いは「あとがき」に詰まっていた。
    大抵のことなら取り返しがつく。何とかなる。やり直せる。私はそう信じて生きている。
    だが「命」だけは違う。唯一無二。
    どれほど嘆こうが取り戻すことなどできない。
    一日も早く真犯人が逮捕され、真実が明らかになるよう願っている。
    けっして許してはならない悪もこの世にはあるのだから。

    【足利事件とは?】
    1990年5月12日、足利市にあるパチンコ店の駐車場から女児が行方不明となる。
    翌朝、近くの渡良瀬川の河川敷で遺体となって発見された。
    犯人として菅谷利和さんが逮捕され、起訴され実刑が確定して服役していた。
    しかし、遺留物のDNA型が再鑑定により判明。
    再審で無罪が確定した。

    【北関東連続幼女誘拐殺人事件とは?】
    ・1979年8月
    足利市の八雲神社境内で遊んでいた近所の5歳女児が行方不明となる。
    6日後、渡良瀬川近くで全裸でリュックサック詰めにされた状態で遺体となって発見される。
    リュックサックは市内業者の特殊仕様によるもので数十個しか販売されていない。

    ・1984年11月
    足利市パチンコ店より5歳女児が行方不明となる。
    1986年3月8日、自宅から1.7km離れた場所で白骨死体として発見される。

    ・1987年9月
    群馬県新田郡尾島町で8歳女児が自宅近くの公園へ遊びに出かけたまま行方不明となる。
    1988年11月27日、利根川河川敷で白骨死体の一部が発見される。

    ・1990年5月(足利事件)
    詳細は上記にて記載

    ・ 1996年7月
    群馬県太田市のパチンコ店で4歳女児が行方不明となる。
    未だに何も発見されておらず失踪事件となっている。

  • 正義って何かな、警察が一番に守るものだと思ってたけど違うのかな
    文庫Xで話題にならなければ、確かに買わなかったかもしれないすごい本
    真犯人の一日も早い逮捕を願う

  • お金がからむと石橋を叩いても渡らない貧乏性な性格ゆえこの文庫本Xも内容を把握してから手に取ったのだがそれでも読後感はモヤッとしたものになる…果たしてこれがあれ程の話題になるだけの本だろうか?
    しかしネタを少しバラせばこの本が伝えたかったこと、「守ってくれるべき立場の人が守ってくれない」という現実を私がすでに知っていた結果なのだろう。
    面白い本ではない、がとても価値のある本ではある。より多くの人に知ってもらいたいのならこの方法もありだと思う、この現実にいつ自分がそして自分の大切な人が巻き込まれるかも知れないのだから

  • 足利事件を含む北関東連続幼女誘拐殺人事件の真相を追うノンフィクション。地道な取材から警察の捜査の不十分さを指摘し、いまだ捕まらない真犯人(と目される人物)を特定していく。生半可なミステリーよりもぐいぐい読ませる。ことの真偽はわからないが、もしここに書かれていることが事実であるなら、それはもう恐ろしいではすまない話。
    10

  • 内容も衝撃だけど、予備知識なく読んだのでこの筆者は何者だろう、何がきっかけでこういう人になったのだろうと思いながら読んだ(後書きに答えはあるけど)
    定期的に何度も読みたい本。

  • こんなに衝撃を受けた本は初めてです。

  • 淡々と語るタッチだから読んでいて引き込まれる。わざわざ買う価値のある本。

  • すごい本でした・・・。
    足利事件、横山ゆかりちゃん行方不明事件は知っていましたが、こんな事実が隠されていたとは・・・。
    足利事件で逮捕された管家さんはロリコンビデオをたくさん持っていたと報道されていたのが、実際にはそんなものは1本も持っていなかったという事実には警察の恐ろしさに身体が震えました。
    結局、管家さんは無罪としてようやく釈放されたけれど、真犯人は野放しのまま、警察は動こうともしていないという現実は重すぎます。

    文庫Xの中身と知って興味は持ちましたが、重そう、読みにくいのでは?とおそるおそる読み始めたのですが、内容は確かに重いものの臨場感溢れる文章にぐいぐい引き込まれ、あっという間に読み終えました。

  • 北関東連続幼女誘拐殺人事件。
    1979年以降、栃木県と群馬県で発生している誘拐および殺人事件。冤罪事件となった足利事件も含まれている。
    そして今現在、これら5事件全てが未解決事件となっており、犯人特定・犯人逮捕には至っていない。

    耳にし、目にすれば信じてしまう、マスコミ報道の恐ろしさ。
    警察やら検察やらの保身。司法の闇。
    冤罪事件をひた隠しにし、書類やデータの改竄、証拠の隠滅、証言の切り捨て。論理破綻も厭わない恥さらしに開いた口がふさがらない。

    その犯人は今ものうのうと暮らしている。
    こういう奴こそ公安でマークすればいいのに。

    野放しの殺人犯も怖いが、権力あるものが保身のため弱者を貶める様はさらに怖い。いつ被害者になるか分からない恐怖、いつ加害者の汚名を着せられるかもしれない恐怖。その二つを考えずにはいられない。

    平和に見える国、日本の闇はホントに恐ろしいと震撼させられた。
    身勝手にも、自分や自分の身内が、関わらずに運良く生き抜けることを願ってしまう。

    常識的で、己の良心に忠実に、執念の取材をくり返し、「一番小さな声」に耳を傾け続ける著者の真摯な姿勢に感銘を受ける。

  • 全然知らなかった現実。
    フィクションではなく、実際、自分が生きている間に起きた事実。
    日本の司法とか報道とか、普段流れるように入ってくる情報の怖さ。

  • 殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)
    (文庫X)

    著者:清水潔


    上記の表紙ではピンとこない方が多いかもしれない。
    ここ数か月の間に本屋に行った事がある方はこちらの表紙は見た事があるのでないだろうか?


    ある書店員が本書をアピールするためにはどうしたらよいのか考えて行き着いた。
    皆に読んで欲しい。
    手に取って欲しい。
    知って欲しい。


    書かれているようにこれは小説ではない。
    元の表紙では読んでくれない読者が多いのではないか。


    私もその一人になっていたと思う。
    この表紙だったからこそ手に取って読む気になった。
    立ち読みもせずどんな内容かも知らずにそのまま購入して読んだ。


    500P以上もありノンフィクションでありながら一日で読みきった。
    それだけ引き込まれた。


    心が揺さぶられたとか衝撃的だとかそんな表現では生温い。
    愕然としたし憤りを感じたしもっと単純に著者の調査報道をする姿勢が凄いと思った。


    本来報道とはこうあるべきでこうであって欲しいと切に願う。


    本書は4名の幼女誘拐殺人事件と1名の幼女誘拐事件について記者が事件を取材し現時点で書ける範囲を書いている。
    書ける範囲と書いたのはまだ事件は終わっていないからである。


    警察のあまりに杜撰な捜査。
    警察、検察、裁判所。
    国家権力のあまりに杜撰な体制。
    組織の都合のみ優先とするあまりに傲慢な態度。
    人の命がこんなにも軽く扱われていることに唖然とした。


    これはドラマや映画ではない。
    本当にあった出来事でありそれは今も継続している。


    目を背けず向き合わなければいけない。
    何が出来るのか分からないし何が出来るわけでもないかもしれないが、まずは知る事から始まる。


    報道機関や記者の見方が変わった。
    本編及びあとがきを読めばその意味が分かると思う。


    私もこの書店員のように多くの人に読んでもらいたい。
    読んで事実を知るべきだと思う。


    幼い子の命が奪われた。


    何故それを解明しようとしないのか。
    そこにはもう戻ってこない被害者がいる。
    被害者遺族がいる。
    そして加害者、犯人がいる。
    しかも塀の外に。
    近くにいるかもしれない。
    それも平然と。


    逃れている殺人犯がいる。
    逃している殺人犯がいる。


    「殺人犯はそこにいる」

  • 軽いタッチで読み易い文章ながら、内容は重く衝撃的。菅家さん釈放の裏側でこんなドラマがあったとは…。TVジャーナリズムも捨てたものではないと思えた。「発表報道」に加えてネット上ではフェイクニュースが溢れ、より真実が見えにくくなっている今こそ読むべき本である。

  • 報道のバイブルとしてあとがきで紹介されているが、バイブル、という言葉は確かに適切かもしれないが、どちらかと言うと「報道における正義とはなにか」という本質的な問いを報道関係者もさることながら間接的に事件を見ている我々生活者の観点からも気づかせてくれる、哲学のような書籍であり、良書である。

  • TSUTAYAで『文庫X』として出会った一冊。

    買ってから表紙を捲ると本のタイトル。
    ちょっと内容が重そうだったので、しまった。買わなきゃ良かったかも。と思い。しばらく寝かせていたものの、読み始めたら止まらず。最近寝不足です。

    作中で語られている報道なんかはぼんやりと記憶にあったものの、当時本も読まなければニュースも見ない。新聞なんて以ての外だった自分。
    今、これを読んでこんなにも重大な出来事に無関心だったことを恥じるくらい衝撃を受けました。

    内容的には『面白い』と言ったら不謹慎かも知れないけれど、読み物として一級品に面白いです。

    一人でも多くの人がこの本を手に取り、そこに書かれている事の重大さを感じ取り、事態が進展するような事になればいいなと思います。

  • 様々なノンフィクションを読んだけれども、著者のプロとしての拘りとしぶとさには恐れ入った。しかも、一つの冤罪を暴きながら、自分は冤罪には興味はない、とうそぶく。かっこいい。

  • 例によって例のごとく文庫Xとして出会いました。
    心底、こんなことがまかり通る国で生きていることがツラくなった。
    読んでいて愉快なものではないのは百も承知で、広く認知されるべき現実が詰め込まれていたように思う。

  • 文庫X 読むべし‼
    警察は正義の味方であって欲しい。

  • 記者の執念を感じる。そして警察や検察のダメさ加減も……

    文庫Xで話題になり読んでみました。

    内容は、北関東幼女連続誘拐殺人事件を追ったノンフィクション。
    残念ながら未解決なんだけど……

    これを文庫Xとして売り出したアイデアと、この本を選んだセンスに脱帽。

    多分、この事件解明のために少しでも多くの人に読んで欲しいと思い選んだのだろうな…と勝手に尊敬してます。

    で、本の感想は、記者の憤りが熱量として伝わってくる良い本ですね。

    報道記者とはこうあるべき!って感じです。
    芸能人のゴシップ記事でTVに出てる記者とか、これ読めって感じ。

    検察や警察も、この本を切っ掛けに事件解決に動き出したら日本も捨てたもんじゃないな〜と思うんだが、無理だろうな〜。

    ついでに、パチンコ店に連れて行った遺族も店が店だけに責任を感じてツライだろうが、どうにも同情出来ないのが本音。

    ただ、こういう話があると、禁煙とかよりパチ屋を無くせば?と毎回思う。(車の中で数時間放置とか、サラ金に借金とか、いい事ないだろ…)

    横道に反れたけど、色んな事を考えさせられる良い本です。

    犯人捕まれ!
    と思いつつ皆さんへもオススメします。

    是非!

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