革命のリベリオン: 第I部 いつわりの世界 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800035

作品紹介・あらすじ

津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。そこから復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。最低ランクの少年コウは、黄金の瞳をした少女イヴに危機を救われ、白髪の男イザナギの元へ導かれる。与えられた世界の欺瞞に少年が気付く時、人間の可能性を信じる反逆者(リベリオン)たちの壮大な革命の物語が幕を開ける!!

感想・レビュー・書評

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  • これは面白い!!!

    ガンダム世代にはたまらない内容かな!

    早く続編が読みたい!!!!

  • 【内容紹介】
    ――こんな世界でも、生きたいと願うか――?

    津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。その復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。最低ランクの少年コウは、黄金の瞳をした少女イヴに窮地を救われ、白い長髪の男イザナギの許(もと)へ導かれる。与えられた世界の欺瞞に少年が気付く時、人間の可能性を信じる叛逆者(リベリオン)たちの壮大な革命の物語が幕を開ける!

    神永学:カミナガ・マナブ
    1974(昭和49)年山梨県生れ。日本映画学校卒。2004(平成16)年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。「心霊探偵八雲」シリーズとして続々新刊を発表、エンタテイメント性の高いストーリーと、スピード感のある映像的な文章で圧倒的な支持を集める。小説の他、舞台脚本の執筆なども手がけている。他の作品に「怪盗探偵山猫」シリーズ、『確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム』、『コンダクター』『イノセントブルー 記憶の旅人』『殺生伝 疾風の少年』、また「天命探偵」シリーズとして『タイム・ラッシュ』『スナイパーズ・アイ』『ファントム・ペイン』『フラッシュ・ポイント』『クロノス』がある。

  • ガンダムが再燃してる私としては、今読んだらハマりそうです
    絶望感もありながら希望を感じさせる話が好きなもので、、、続きがどうなるのか楽しみです!

  • なんこれ面白すぎる。
    かつて日本を襲った巨大地震、死者300万人。
    日本の失墜を機に、領土化しようとする外国。
    日本は短期での復興を迫られ、そんな時に採用されたのが、人々をDNA鑑定のうえ、適材適所で仕事を与えるというもの。その仕組みがいつしか差別を産み、時を経て出世と同時にDNA鑑定でランク付けをされる世界が誕生した。

    DNA鑑定で最低レベルのコウと、最高レベルのミラが出会う所から物語はスタートする。ミラもDNAで全てが決まる世界に疑問を抱いており、友達のマコトは婚約者、タケルはフォックスというテロ組織のリーダーと、ええ!?みたいな設定が新鮮で面白すぎる。コウを仲間に引き入れたイザナギとイザナギに従うイヴという少女、そして贖罪のために同じくイザナギに従う一馬は一体それぞれなんの目的があるのか...。
    ラストの方ではコウの妹が三島(密輸者)の組織に殺され、復讐を誓う。

    イザナギの、ランク付けされてもその人生に抗わなかった者達に、今の制度をとやかく言う資格はない。みたいなセリフが印象的だった。まぁでも仕事貰えないのにどうやって生きて抗えっていうんだよ!?みたいな気もするけど...
    要は環境のせいにしないで、自分で道を作れよって事なのかと思った。深い。

    出てくるキャラもまじで濃すぎてみんな味出てる。
    ミラのお父さんはDNA鑑定システムを作った張本人!しかも、お父さんは共同開発者でありながら差別社会を阻止するため、システムの破壊を試みた草薙巧を間接的に殺してる(実際殺したのは三島)。コウは草薙巧と関係ありそう!
    次巻も楽しみ。

  • 震災をもてあそんでいる感があるけど、でも作家なら考えるよねきっと
    ミラがほんとはランク低かったら面白いなあ

  • 池永学氏は文章が読みやすいので、一気読み。
    ただ書き下ろしの割には文章の重複(心象描写の重複)が目立つし、そもそも物語の設定もキャラも今までどこかで見たような(読んだような)感じ。
    内容も軽い設定でYA小説ような感じか。
    日本物で行くと「機龍警察」や「パトレイバー」などのメカ設定だし、この2極化世界も「ソイレントグリーン」にはじまり「トータルリコール」「トゥモローワールド」などとダブる。
    まだキャラがやっと出揃ったという感じなので今後の展開に期待かな?
    ラスト近く出てくる学校の先生が月村リョウコというのが笑える!

  • アニメっぽい。ロボットに乗って戦う系。さくさく読める。

  • どこかで読んだような未来社会で,少しがっかりしながら読んでいたが,ラストの数ページ,俄然面白くなって,次巻が楽しみだ.

  • おもしろかった!!もう二巻でてるんだよなぁ~
    買いたい…けど金欠.....w

    なんとなくNo.6に似てるかなぁーなんて思う。
    でも、やっぱり神永さんの文章力には凄いの一言しか出てこない。

    …早く二巻が!( ゚д゚)ホスィ…

  • 大震災に襲われた以降の東京を舞台にDNAで全ての優劣を判断する世界に対抗する青年及びその仲間の物語。第1部。(新潮文庫の百冊)第2部も読みたいと思わせる。
    (新潮文庫100冊)

  • DNAから適性を解析、それによるランクによる管理社会、近未来日本。
    最低ランクの少年。コウの世界はある日一変する。

    王道を行くディストピアもの。
    でもロボットとかでてきちゃう!
    まだまだ序盤かなーという印象。

  • 神永流の読みやすい文章で結構一気読み
    内容的にはそこそこオーソドックス
    先にサイコパスとかハーモニーを読んでいたので、かなりスンナリ世界観は入り込めたので、実は第1章だったってことにチョット物足りなさが…
    早よ続きが読みたいなも

  • ”革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―”神永学著 新潮文庫nex(2014/08発売)

    ・・・DNAのランクで全てが決定される近未来日本。最低のDNAランクの少年コウは革命を志すイザナギに出会い、矛盾に満ちた世界と闘うに向かう。

    ・・・謎の少年が謎の男の元、謎な少女と謎な青年の協力を受け、謎なロボットで謎な社会に抗うぜ!!
    という作品(笑)
    80年代OVAを彷彿させるような内容でした。(但し主人公は美少女なく”少年”)

    ・・・一応、2015年春に第二部発売予定となっていますが、3月末発売のタイトルには入っていないので、4月末以降になりそうです。

  • 映画をみた感じ。八雲にしても、読んでいて頭の中に映像が浮かぶので楽しい。
    とんでもない津波に襲われた日本。DNAランクで人生を差別させられる日本の仕組みに革命を起こそうとするまだ、最初。
    早く次回を読みたい!

  • 神永さんの作品で、まさかロボットものが読めるとは…とびっくり。遺伝子による身分の優劣って、将来的にありそうで、今でも実はあるんじゃね? と思ってしまう。

  • 神永版ガンダム?
    近未来、人型ロボットの登場。
    ガンダム大好きっ子なので、わくわくしながら読了。
    コウが別人のようになって転校してきた場面は、萌えた。
    いかにもアニメなストーリーなので、ノベライズを読んでいるようだった。
    続きが楽しみ。

  • 『津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。その復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。』

    新潮nexということでとりあえずまとめ買い。
    氏の他の作品は読んだことないです。

    ディストピアもので失礼かもしれないんですがどこか他の本や映画で体験したことあるような設定。

    ややこしくなりそうな内容なんですが文章がわかりやすく、
    世界観から登場キャラそしてストーリーとサクサクと脳内に入ってくるのでとても読みやすい。

    これは大きな魅力かと。

    続刊ものということで1巻はまだ序章です。
    内容忘れそうなので(すでに忘れてる)
    終わったらまとめて読みたいと思います。

    ★3


    ーーーー微妙にネタバレーーーーー

    最後転校してきた時は口ポカーンですわ。
    そんなアニメ的な展開。
    男坂的な。
    というわけで2巻ちょっと気になります。

  • まだまだ序盤戦だけど、ひきつけられる。
    第2部がすごく楽しみ。

  • 好きな作家さんの神永学氏の作品。
    重い内容をさらっと軽くしてしまう神永マジック健在(笑)
    エンターテイメント性とキャラクター良さとスピーディーな展開で読ませてくれます。(今回はまだキャラクターの良さがあまり出てないけどw)
    山田宗樹氏の「ギフテッド」に似た部分があるかな。
    ストーリーはまだ始まったばかり、先が気になります(ノ´∀`*)

  • 神永さんの本は八雲しか読んだことなくて、そこまで好きとは思わなかったから、買うか少し迷ったけど、あらすじに惹かれて購入。
    判断はよかったと思う。まだ序章という感じですが、設定は面白いし、話もテンポ良く進んで飽きない。
    ただ、テンペストみたいに途中から…ってこともあるだろうし、今後に期待!ですね(*´-`)

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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