未来探偵アドのネジれた事件簿: タイムパラドクスイリ (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800134

感想・レビュー・書評

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  • 201X年。私立探偵益井丸太は、23世紀からやってきた相棒芽原アドの実に気軽な時間移動で、今日も事件を解決したりなかったことにしたりするぜ!
    時間移動技術が確立した未来においては、ある程度の因果相転移…タイムパラドクスによる歴史の書き換え…は気にしない、というのが面白かった。まじかよ。そういうもん?
    とりあえず読み終えて、ロミちゃんやったね!と思った。

  • 森川先生におけるSF=ドラ●もん、理解

  • 未来探偵の事件解決へのアプローチの仕方がとても興味深かった。終盤の怒涛の展開も未来探偵ならではの部分が出ていて良かった。

  • タイムパラドックスものはややこしい

  • 3章くらいまで子供向けを買ってしまった失敗だと思った。これで解決したの?ともやもや。が読み終えると最後の伏線回収にすっきりした。なるほど、前フリだった訳ね。因果なんとかとかの説明が長くてくどいので途中からはすっ飛ばしたけど特に問題無かったと思う。益井も理解できていないわけだし、むしろわざとわかりにくく書いているのでは?と都合よく解釈。タイムパラドクスも運命決定論も大好物なのでたのしく読めた。

  • タイムマシンを使った探偵って、もうミステリではない。何故なら過去へ行き、事件そのものすら無かった事にしてしまう。だったら探偵もいらない。
    パラドックスについては問題にならないほどのレベルという事で片付けられる。
    単純に面白かった。が飽きる。映像映えしそうなのでドラマ化出来そう。

  • 2015/1/30
    そういえばSFってあんまり読んだことないな。
    これもガチガチのSFではないと思うけど。
    表紙のイメージ通りの感じ。
    未来探偵が来てくれたら色々と捗るね。
    どこまで関与していいんだろうとか考え出すといつまでも考え続けられそうだから考えるのやめた。

  • タイムスリップもののミステリ。表紙から軽めな内容かと思いきや、タイムパラドックスの扱い方などはわりと上手く、最後のエピソードなどはなかなか「ライイング・ライン」がきいている。一方で、この話の流れだと過程は変化しても結果は変わらないように思えるので、なんだかもやもや。

  • ミステリーですが、タイムトラベルやタイムパラドックスを扱っている点ではSFとも言えます。事件の捜査や解決に時間移動を用いる、言ってみれば反則のそうなミステリーですが、それでもミステリーとして成立させているあたりは、よく考えられた作品だと思います。特に終盤の事件の2重3重に時間移動がある話だと、なかなかややこしくてよく考えないとこんがらがります。
    タイムパラドックスについての割り切りについては、賛否両論ありそうですね。

  • 元タイムパトロールの未来探偵 芽原アドは、携帯式タイムマシンをワンタッチでぽんっと事件を解決してしまう。
    祝杯をあげてるときに過去の自分が真相を訊きにくる。
    特定の条件下で過去すら変えながら現在と未来の事件を解決する。
    因果相転移、発生!

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著者プロフィール

1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。2010年『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)でデビュー。〈名探偵三途川理〉シリーズは他に『スノーホワイト』『踊る人形』(以上、講談社文庫)、『ワスレロモノ』『トランプソルジャーズ』(講談社タイガ)。近著に『そのナイフでは殺せない』(光文社)。

「2020年 『死者と言葉を交わすなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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