天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)

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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800271

感想・レビュー・書評

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  • 家人の付き添いで病院での待ち時間に読了.小柄な女医ホームズと部下医師ワトソンの物語.病院での怪事件を解決するのだが,なかなかという場面もあり,進行が前巻よりなめらかになっている.続巻も購入しよう.

    気になった点を追加しておく.前巻では姉の真鶴は主人公の鷹央の天敵のように書かれていたが,本巻では天敵は叔父の大鷲になっており,真鶴は妹を心配する姉になっている.

  • 天久鷹央シリーズ第2作。
    今作も連作短編集だった。
    面白かった!
    最後の天使の舞い降りる夜は鷹央の苦悩も映し出されていて、命の大切さを考えさせられる物語だった。本当に感動して泣きそうになった。

  • 前回より先がよめない展開と明るい会話と結末が更に互いをひきたてあい物語にふかみがでていて面白かった。

  • 医学の知識が全くない身としては、おもしろい反面、患者さんの症状がミステリーとして成り立つほど、診断するって難しいことなんだなぁと思ったり。稀なケースとは言え、鷹央ほどの知識と洞察力がなければわからないのが普通なんだろうか

  • 最後ボロ泣き。

    医者は自分が無力であることを知らなきゃいけない
    そうして初めて患者さんに真摯に向き合える。

    医療従事者になる自分としても
    覚えておきたい言葉だなと思った。
    鷹央ちゃんかわいい。

    表紙もストーリーと絡んでてよき。

  • 天久鷹央シリーズの2巻目
    今回は少し怖い所もあった気がする
    天使の話は最後結構感動的で、結局はなくなってしまったけれどそれでも幸せに死んで行けたならまだ救われたのかなと思いました。

  • 良かったです。病院と謎解きと人、料理によって美味しくなりますね。

  • 天久鷹央シリーズ第2弾。
    今回は謎解きだけでなく、病院や医者の在り方についても考えさせられるテーマでした。
    最終章はなかなか切なかったですが、鷹央先生の成長も見られて良かったです。
    続きも楽しみ!

  • ただ事件を解決していくのではなく、人間的な要素があってすごく好き
    自分より若い患者を看取るのは辛いだろうな。。


    天久先生は飛び抜けた診断力はあるけれど、人に接するのが苦手
    ゆえに、研修時代は人間関係で苦労したと、、
    天は二物を与えず、って事なのかな

  • 最終話は思わず涙する、天久鷹央シリーズ第2弾。病院の在り方、医師として出来ることなど、沢山の病気と共に知ることが出来て面白い。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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