さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)

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著者 : 九頭竜正志
制作 : げみ 
  • 新潮社 (2015年4月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800325

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)の感想・レビュー・書評

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  • ゆとり世代の下の世代、さとり世代の大学生が織りなす、ゆるーい探偵ごっこ物語。
    作者が平成に近い昭和の為なのか、さとり世代の描写が非常に巧い。
    世に生まれ落ちた時には、既に不況で格差社会の枠組に組み込まれ、夢も希望も取り立ててなく、かと言って紛争地区のゲットー程貧しくない日本で、多くを望まず現状維持に努めるという、さとり世代の空気感が何とも言えない。

    作中、人は死ぬし、政略結婚、諸々の場面がハードボイルドであれば、濃厚な見せ場になる所を、非常にドライに淡々とサラッと表現していて、面白くもあるが、ある種の恐怖も抱く。

    タイトル通り、全編を通してはゆるやかな日常ではあるが、最後が...
    いや、この最後だからこそ、全体を覆う空気がこうなるんだな、と。

    なんともジャンル分けのしづらい一冊だったが、とても新鮮でした。

  • 2017.3.29読了 32冊目

  • (収録作品)前向きに/車は急に/買ったばかりの弁当を捨てる女/七夕伝説と、坂本先輩の推理/流霊島事件/郵便受けの中に

  • ツッコミどころ満載の自称イケメン名探偵と僕。

    大学生になった僕はやりたいことが特にない。幼馴染の灯影院(ほかげいん)に流されてうっかり「探偵同好会」を始めたら、ヤツのもっともらしい無茶推理に振り回される日々がやってきた。所詮「休講の真相」を推理する程度の素人探偵だった僕らは、やがて招かれた孤島で殺人事件にまで巻き込まれ――。軽やかなタッチで紡がれる会話から、現代の空気感があふれ出すユル~い日常ミステリー登場!

  • うーんこの本も叙述トリックかぁ

  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50108050&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • あらすじを読んで期待していただけに残念。作中の会話も、ラノベを読んでる中途半端なオタク学生という印象で魅力を感じなかった。雰囲気としては氷菓なんだろうけどセンスと品が無い。

  • ゆとり世代を題材にした一冊と聞いて読んでみました。ゆるーい探偵物語。

  • 物語自体は、『氷菓』のようなテイスト。大事件というよりも、ちょっとした出来事から謎解きしていく。
    伏線は結構たくさんあって、
    文字メディアでしかできないオチが用意されているのは面白かった。

    ところどころで、主人公(大学生)くんの口から、大人が振りかざす「イマドキの若者論」への反抗というか、
    自分なりの見解を述べる描写があるのだが、それがとてもリアルに感じられた。
    ちなみに作者の人と自分は同世代だった。
    現在の大学生が同じ感覚かどうかは、また分からないところだけれど…
    でも、ギャンブルに興味が無い、タバコも吸わない、物欲が薄い(ように見える)、反抗期がない、放っておけばずっとインドア、あたりはかなり的を射ている。

    特に主人公が探偵役の友人(灯影院というスゴイ名前)に抱く関係性の感覚に妙な納得感がある。
    深く互いを知っている自信があるわけでもなく、どこか上っ面な"キャラ"で付き合う感覚。
    何か相手を利用しているような感覚。
    それが嫌というわけではないのだけれど、心のどこかで虚しさのようなものを感じていて、
    でも最後までこの主人公はどうすることもできず"ゆるやかな日常"の継続を図ってしまっている。
    その終わり方に、主人公の将来、ひいては自分の将来に、獏とした不安が残る感じが…

  • うーん・・・

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さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)の作品紹介

大学生になった僕はやりたいことが特にない。幼馴染の灯影院に流されてうっかり「探偵同好会」を始めたら、ヤツのもっともらしい無茶推理に振り回される日々がやってきた。しょせん「休講の真相」程度の素人探偵の僕らは、やがて孤島の殺人にまで巻き込まれ――。軽やかなタッチで紡がれる会話芸の中から、現代の空気感があふれ出す新鮮ミステリ。

さとり世代探偵のゆるやかな日常 (新潮文庫nex)のKindle版

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