ケーキ王子の名推理 (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
3.71
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本棚登録 : 2959
感想 : 191
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800509

作品紹介・あらすじ

夢も恋も甘くないけどお菓子こそ、正義。バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。失恋のかなしみを癒すため訪れた自由が丘のケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン王子、颯人に遭遇。これは早くも新しい恋の予感? いやいや現実はケーキほどには甘くない。彼は噂に違わず超冷たい。が、夢への想いは超熱い。他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決。ケーキを愛する二人の青春スペシャリテ。

感想・レビュー・書評

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  • 装丁が可愛らしくて手に取った一冊。
    甘い物好きではないので、スイーツに触発されることはなかったけど簡単に軽く読めて普通に面白かった。

  • ☆4

    以前から気になっていた作品❁⃘*.゚
    少女漫画を読んでいるみたいに楽しめました♡
    颯人と未羽のコンビのこれからが気になるので…続編も読み進めて行きたいと思います!
    ケーキが食べたい…(*´ч`*)

  • 少女漫画を読んでいる感覚でさらりと読めました。内容もとても可愛い少女漫画。高野苺さんの表紙の絵の未羽と颯人がいきいきと動き回る様子を思い浮かべながら読めました。

  • う~ん・・・一言で言うと「ずるい」ってかんじ。
    一回読み終わってから、また最初から読み直して「あ~」ってなる一冊。
    やっぱり、七月さんわは面白い。

  • タイトルに惹かれて読んだけど、名推理???
    ケーキは美味しそうで、文字だけど満たされた。

    世界一のパティシエと誰もが振り向くイケメン男子と、美味しいケーキが身近にある日常は羨ましい。

    ケーキを味わうように、気楽に読める。

    ショートケーキ、コンベルサシオン、オペラ、ティラミス

  • 表紙が可愛いから買っておいた積読本。。
    会話が多いからか、サクサク読めた!

    ケーキ×高校生の甘酸っぱい青春って感じ。
    現実ではありえないような設定だけど、それもまた良い。登場人物が少し少なかった印象。5巻まで出てるからこれから増えていくのかな。

    タイトルに名推理ってあるけど今回は推理はそんなになかった。
    アニメ化されたら小中学生に人気でそう。

    思ってたよりも面白かった。続きが気になる。

  • 新潮文庫のサブレーベル、新潮文庫nexの作品。
    なかなかの人気作らしく、本書を1冊目としてシリーズ化されており、現在5冊目まで出ている。

    主人公・有村未羽(ありむら みう)は、ケーキが大好きな高校生。仲の良い両親と、姉・妹の5人家族。昭和の家庭かというほどわいわいがやがや明るい一家である。
    もう1人の主役は、同じ高校のイケメン王子、最上颯人(もがみ はやと)。女子には極端に冷たく、冷酷王子とあだ名されている。実は世界一のパティシエを目指しているが学校の皆には内緒である。

    ケーキが好きすぎることが原因で、未羽が初デートの相手に振られた日、それまで接点のなかった2人が出会う。傷心の未羽が迷い込んだ先が、颯人のバイト先のケーキ屋さんだったのだ。
    ケーキ大好き女子高生と冷酷イケメンパティシエ。
    距離が縮まりそうで縮まらなそうで。邪慳なようで優しいようで。
    ぶつかり合いながらもちょっとときめく。そこに甘いスイーツが絡む。
    王道のラブコメである。

    収録作は短編4作。
    「ショートケーキ」「コンベルサシオン」「オペラ」「ティラミス」、いずれもケーキの名がついているところが心憎い。
    もちろん、それぞれのケーキがキーとなるショートストーリーなのだが、本作、タイトルに「名推理」と入っているように、謎解き要素もある。日常の謎的なちょっとしたものなのだが、それが、時に颯人により、時に未羽により、解き明かされる。その爽快感と甘いケーキの香りが、ふわりとした幸せ感を残す。
    各章の最後に、表題のケーキの簡単な解説があるのも気が利いている。

    個人的な好みとしては、(ちょっと甘いが)「ショートケーキ」が一番よかっただろうか。2人の出会いに加えて、未羽がそもそもなぜケーキ好きになったかも描かれる。
    「コンベルサシオン」は、謎部分がちょっと考えにくい展開で、あまり現実味が感じられない。主題のケーキの特徴的な存在が先にありきで、「作ったお話」感がある。
    「オペラ」では颯人とつきあっている(実際はつきあっているわけではない)ことが高校の皆にバレた(誤解された)未羽が陰湿ないじめにあう。謎解きにもケーキが絡んで力作だと思うが、力技感も否めない。何より自分の好きな男の子が別の子とつきあっていたからといって、こういう不毛なことをするというのが理解できない。こんなことをかばう人物がいるのも納得いかない。とっさにかばったにしては、だましのトリックが少々手が込みすぎているし。
    「ティラミス」はパティシエコンクールの舞台裏も描かれ、なかなかおもしろい。颯人がどうして女子嫌いになったかの過去の話も含む。彼の「変化」がきっかけで、周囲の態度が激変したというのだが、まぁそんな目にあえば人間不信にもなるかもなと思う一方、そもそもの「変化」自体が、「え、そんなことあるのか?」と思う展開で、「作り話」感があり、納得しきれない。

    ところどころ違和感はありつつも、甘いケーキと甘々には進まない恋の話はなかなか相性がよい。一話読み切りとしても読めつつ、全体としての流れもある構成は、安定感があり、完成度が高いように思う。

  • こっこれは…。少女漫画ですかね?(勿論いい意味で)
    何故か温かい気持ちになる小説でした。わたしも最上くんのホクホクのあったかーいケーキ食べたいなぁ。未羽いいなぁー。オタク女子ってところは一緒なんですけどね。転校生がイケメンとかないですかねぇ。(´∀`)

  • 「これは小説じゃない」というレビューをしている人を見たことがあった。悲しいけれどその気持ちが少し分かる…漫画みたいとか実写化しやすそうという印象。
    でも、小・中学生に対する読書習慣付けへの一歩としてはいいのかも。
    『ぼく明日』は好きなんだけどな。

  • 軽い気持ちで軽く読めて、可愛くて美味しそうなお話。美羽がスイーツを愛し過ぎているところがこれまた可愛い。颯人との関係性も良く、深夜ドラマにしたらハマりそう。続編希望!

  • ミステリの要素は軽いですね。未羽ちゃんのスイーツ愛と人の良さが好きだな。颯人くんは「致命的に足りないもの」に気づきましたが、完全に克服して世界一のパティシエになるには、未羽ちゃんのヘルプが必要なのでしょうね。

  • こういうシリーズものは自分からすすんで読まないんだけど、評価が高いのと、珈琲店タレーランのシリーズが面白かったので、1作読んでみた。THE・ラノベというか、少女漫画っぽくて私には合わなかったな。推理もほんの少ししかなくて、メインは未羽と颯人との関係なので次作以降は読まないかな。

  • スイーツが美味しそう!ストーリーも面白い♡

  • 最初王子かっこいいって話かと思ったが、違った。
    かっこいいけど弱さもあって、未羽ちゃんの方がカッコいい。
    話は、『ティラミス』が一番好きだったけど、
    『ショートケーキ』もよかった。
    かなり、ケーキが食べたくなる可愛い話でした。

  • 少女漫画チックだけれど、スイーツに関する知識や歴史が盛り込んであって、ミステリーの流れもきれいでしっかり小説として読めた。読後は胸焼けするレベルの甘さではなく、軽やかで適度な満足感で、スイーツが食べたくなるし、純粋に恋したいなあって思える。笑シリーズ物らしく、続きがとっても気になるのでこれからも楽しませて頂きます〜!新刊待ち遠しいな。颯人くんかっこよかったな〜、やっぱりこういう、キュンキュンできる恋愛ものって最高だし、色褪せないなあ、これからも読んでいきたいなあと思う。

  • 大好き〜〜

  • 可愛いねー高校生。村上龍様の高校生活読んだ後だと癒されるわ。

  • ケーキ大好き女子高生、未羽
    世界一のパティシエを目指している学校一のイケメン王子、颯人。

    ケーキにからめた謎を解く

    少女漫画のノリですいすい読める。
    甘いものが苦手な私でも、これを読んでたら
    シュークリームが食べたくなりました(笑)
    シリーズ他のも読んでみます

  • 冷酷王子と未羽の恋愛小説。
    一章の終わりごとにスイーツの豆知識を知ることができる。
    まるで少女漫画のような小説。
    私は表紙で買いましたが、話も好きで、シリーズものは途中で買うのをやめてしまう私でも、最新刊の四巻まで買うことができました。

  • 姉の家の本棚にこの本があったから、ちょっとした興味本位で読み始めた。すると、止まらなくなって3巻まで一気読み。とても読みやすくて、誰でも読めると思う。「君にさよならを言わない」で七月先生のことを知って、この本でどっぷりハマった。

  • 少女漫画っぽい感じ。でも出てくるケーキは美味しそう。先が気になるのでこの後も読んでみよう。

  • ケーキ食べたい

  • コテコテの少女漫画を読んだ感じでスイスイ読めました。冷酷王子と普通女子の謎解き少なめケーキ多めのお話。中学生の姪っ子が読んだら好きそうなお話です。半分くらいから流し読み。 どこかで読んだような、イケメン王子とそれに憧れながら友達以上恋人未満女子って感じで食べ飽きましたσ^_^;ひねくれもんですね(笑) ケーキ好きな方ならそれはそれで楽しめるかも…です。続編もあるみたいですが…機会がありましたらいつか。

  • お腹減る。
    とにかくお腹減る。
    ショートケーキとティラミスたべたい。
    これ絶対に山崎賢人とかで実写化すると思ってたけど割と何も無いまま進んでるよね今んとこ。
    続き楽しみだな。

  • キュンキュンするけど、歯がゆさも満載。高校生時代を遠い遠い昔に過ごした私でさえも、ううん、遠い遠い昔に過ごした私だからこそ、ドキドキしてしまう。次の作品も読もう。あとオペラ食べよう。

  • もういい大人なのに、素敵なスイーツと颯人にキュンキュンしまくった☺️
    中高生はもちろん、大人でも楽しめる作品でした

  • マンガみたいな小説。
    ケーキおたくの女の子という設定はおもしろい。
    名推理とタイトルにあるが、推理ものとして読むのは苦しい。
    1話ごとの最後についているケーキのイラストと紹介がよい。

  • 中1と小5の娘たちが好きそうと思って図書館で借りてみました。
    未羽ちゃんはかわいいし最上くんは素敵だし、ケーキは美味しそうだしで、娘たちも私も楽しく読めました。

  • ケーキバカで素直な女子高生の未羽と、学校一のイケメン王子だけれど甘くない、パティシエ修行中な颯人の飾らないやり取りが微笑ましく軽快で心地好い。爽やかさに対し意外だった未羽の表層の友人やいじめですら軽やかな空気が包み込んでしまう。テンポが良くあっという間で、ケーキや未羽の情熱や製作課程も楽しかった。

  • キュンキュンする。とにかくきゅんきゅんする小説
    そしてお菓子が食べたくなる

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著者プロフィール

大阪府生まれ。『Astral』(電撃文庫)でデビューし、ライトノベル、一般文芸などジャンルを超えて幅広く活躍。第3回京都本大賞受賞作『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社文庫)はミリオンセラーとなり話題を集めた。他の著書に『君にさよならを言わない』(宝島社文庫)、『ケーキ王子の名推理』(新潮文庫)などがある。

「2021年 『100万回生きたきみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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