創薬探偵から祝福を (新潮文庫nex)

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著者 : 喜多喜久
  • 新潮社 (2015年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800547

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創薬探偵から祝福を (新潮文庫nex)の感想・レビュー・書評

  • そういえば医者はミステリーなどで活躍するが、薬関係――特に創薬に焦点を当てた作品は少ないように思った。
    発想が斬新だとも思ったが、喜多さんだからこそできる視点なのかもしれない。
    薬を開発するための過程がよく分かった。
    単価の話は生々しい話な気がするが、制度を使ってできた薬が私たちの所にも回ってくるのならいいような気がする。
    結局姫子はどうなるのだろうか?続きが気になる。
    しかし、目のがんのプロ野球選手のくだりがいまいちよく分からなかった。

  • (収録作品)見えない檻/百億分の一の運命/受け継がれるもの/希望と覚悟と約束/破壊、そして再生

  • 病の原因を突き止め、命をつなぐ――創薬探偵。

    創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが――。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。

  • 【あらすじ】
    創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが――。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。

    【感想】
    この本のタイトルが気になって買ってみたけど、ここまで内容の濃い作品だとは思わなかった。専門的な言葉もたくさん出てきて、なかなかついていけない部分もあった。でも、何より創薬を通して人と人との繋がりを強く感じられたところがとてもよかった。続編が出ればいいのになあと思った。

  • 希少な難病のための薬を創る医療もの。警察でいう特捜チームのようで興味深いけど、一般人にはお支払が…。

  • URT制度という難病を製薬で助けようと頑張る2人のお話。
    話自体は好きなんですけど、ミステリーとしてはもう少し!!って思ってしまいました。
    でも結構好きな一冊です。

  • 【収録作品】第一話 見えない檻/第二話 百億分の一の運命/第三話 受け継がれるもの/第四話 希望と覚悟と約束/第五話 破壊、そして再生

  • なぜかこの作者さんのことを「キタキタ」さんだと思っていたわたくしです。
    希少かつ原因不明な症例の患者に対して直接新薬開発、直接投与ができるという架空のシステムと、それに従事する若き薬学者…?の話。
    薬学者でいいのかな。ううむ。

    全くもって関心のない界隈についての話だったのですが、とても面白かったです。
    闘病というとどうしても人間ドラマが関わってくるのですが、読めなくなるほど辛いものもなく。

    話のつくりとして、これ失敗したら話終わるよなーと思ったり思わなかったりもしましたが。

  • 2016/4/3図書館から借りた。

  • 創薬という世界について、興味深く感じられた。

  • 1979年生まれの東大出,現在も製薬会社に研究者として勤務している作家~原因不明の難病に苦しむ者の最後の望みがURT(Ultla Rare-disease Treatment・超希少疾患特別治療)だ。日下公一郎オーナーの下で姉の治療が失敗した薬師寺千佳は,姉のフィアンセで創薬の相棒である化学合成の鬼才・遠藤宗史を慕っている。公一郎が亡くなった後の娘・貴美恵から依頼を受けたのは,エボラ出血熱らしき男性の治療薬開発だった。宝石商の父の跡をとるため,アフリカの奥地に入り込み,住血吸虫に寄生されていたのだ。持ち出していた木の葉を発酵させて呑むと駆除できるのだった。プロ野球外野手が視神経に出来た腫瘍を手術無しで治療するためには,サンプルが必要だが,本人は拒否し,10歳の少年から提供されたが,プロ選手と少年は兄弟だった。日下病院の旧創薬グループのメンバーが新しくURT請負を始めたが,骨芽細胞が突起を作り組織を傷つける奇病は,旧創薬グループの新社長・佐水圭で公一郎の妻から公一郎へ,公一郎から佐水へヘルペスウィルスが伝染していたのだ。骨を破壊して再生させる手順を踏ませて解決した。女子高校生の背中の腫瘍を手術で除去したら,骨髄機能が低下した。旧創薬チームの蓮見は,iPS細胞を使うべきで,テラトーマを造血幹細胞形成の場に使うことが提案され,遠藤も了承したが,旧グループと直接顔を合わせようとせず,姉・姫子に試すことは絶対受け入れない。創薬から距離を置いた遠藤は,駅で心臓発作を起こし転げ落ちて,脳出血を起こし,失認になってしまった。千佳が中心となって旧創薬グループが結集し,日下病院で創薬が始まったが方針が定まらない中,病院で二度目の発作が起こり,遠藤が勤務していた製薬会社の高血圧剤の副作用検査で不正があったことが判明する。遠藤の女上司が疑惑の教授夫人に刺されて逮捕され,千佳に筋道が見えてくる中,遠藤は入院中の病院を抜け出し,姫子に会いに来ていた。病室に入ると,姫子に奇跡が生じ,遠藤の失認も嘘のように消えていた~このミスで優秀賞を受賞した。あとがきで,2と4以外はフィクションだと云っているわけで,視神経に出来る腫瘍,背中の良性腫瘍を除去したら造血という骨髄機能低下というのはあるってことです!テラトーマとは,毛髪・歯・筋肉・軟骨など体のあらゆる組織が混じり合っている良性の腫瘍。最後はちょっと都合が良すぎますね

  • 薬学部出身で現製薬会社研究員の作品だけあって、フィクションではありながらも、実在の薬がちらほら出てきて面白い。「薬を数週間~数か月で創り、患者に投与してしまう」というところがかなり非現実的ではあるけれど(ふつうは十年前後かかる)、そこさえ受け入れられれば、あとは割とリアルに書かれていると思った。エボラやiPS細胞など、タイムリーな話題も盛り込まれている。
    気になったところは、
    ・「創薬探偵」というタイトルは中身には合っていない気がする(推理ものと言えなくもないが、「現象の原因を推理する」というのは科学ものであれば当たり前だし…)。
    ・筆者は化学者であるためか、生物系の内容の記述はやや正確さを欠くように思えた(遺伝子発現の解析のところの記述など)。
    とはいえ、薬学部を出た人など、薬や創薬研究に知識のある人なら、楽しめる内容ではないかと。

  •  オーダーメイドの薬を作る。喜多さんっぽいテーマで、主人公硬いです。意識不明の姉を治そうともがく婚約者の必死さ、姉の婚約者なのに気になってしまう背徳感。硬くもなりますね。
     シリーズ物になりそうなのですが、次に何を根底に置くのでしょうか?この作品で一応完結しているので、特に続きが気になる物でもないですね。

  • 患者数の少ない稀少な難病に対する薬を作る話。話の流れとしては面白いと思うけれど、どうにも簡単に創薬が出来過ぎていて納得しかねる。
    培養を数百種類、なんて(読後から時間が経っているので曖昧な部分もあるけれど)培地交換もあったり再播種とかもあるだろうし、すべての活性を確認しつつ、さらにはほかの仕事もしている??遠藤さん大丈夫か?と心配になったり。
    でも、ipsの登場による創薬開発への寄与、再生医療の未来の大きさを再認識して、今後の医療について考えさせられた1冊。

  • ちょっと簡単にクスリができすぎな感じは受けましたが、病気に対してのアプローチ、治療法の検討など、普通の犯罪推理とはちょっと違う道筋で面白かったです。
    シリーズするかどうは未定のようですが、するといいですね。

  • 今までに読んだことのない探偵。
    素人にはただ読み続けるしかないのだか、読んでいて面白い。
    続編も期待できそう。

  • 意識不明の姉を目覚めさせるため、難病の治療に取り組んでいく。
    難病の原因を突き止め、病を治すために新しい薬を作っていく過程が鮮やか。
    大切な人への想いも重なって一気に読めました。

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病の原因を突き止め、命をつなぐ――創薬探偵。創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが――。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。

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