創薬探偵から祝福を (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800547

感想・レビュー・書評

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  • 2016 2.8

  • 患者数の少ない稀少な難病に対する薬を作る話。話の流れとしては面白いと思うけれど、どうにも簡単に創薬が出来過ぎていて納得しかねる。
    培養を数百種類、なんて(読後から時間が経っているので曖昧な部分もあるけれど)培地交換もあったり再播種とかもあるだろうし、すべての活性を確認しつつ、さらにはほかの仕事もしている??遠藤さん大丈夫か?と心配になったり。
    でも、ipsの登場による創薬開発への寄与、再生医療の未来の大きさを再認識して、今後の医療について考えさせられた1冊。

著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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