トリモノート (新潮文庫nex)

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著者 : 森川智喜
  • 新潮社 (2016年3月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800615

トリモノート (新潮文庫nex)の感想・レビュー・書評

  • オーパーツを使った時代物ミステリ。といってもミステリというほどのものではなく、現代の捜査ツールがあれば瞬時に解決できるようなものばかりなのだが。しかし、発想は面白かったし、それぞれの捜査ツールがどれほど役に立つかということも感じられてよかった。
    当事者らがわからないことも説明してくれる親切設計だが、そこのところは蛇足な気もして、好みが分かれそう。

  • この一つ目小僧(カメラ)綺麗な絵が描けるんじゃ。

    ときは十八世紀後期のお侍さんの国。齢十六のお星が藪の中で光る円盤を発見した。この円盤、なんとひとりでに穴が開き、中には見たことのないものばかりが並ぶ。お星と幼馴染の舟彦、ふたりのティーンエイジャーは、現代から時空を超えてきたとも知らず、さまざまなアイテムに興味津々。これで難事件を解決できるかも? 技術の進歩=犯罪捜査の進歩、笑いあり涙ありの科学的捕物帳(トリモノート)。

  • なんとかお父の手伝いがしたいお星。
    頭のよい幼馴染、舟彦。
    冴えない岡っ引きのお父。
    怪しい者をとっちめて自供を得るようなやり方では見極められない真実がある。
    奇妙なカラクリが犯罪の動かぬ証を形にし、冤罪から人を救う。
    著者のゆるーい筆致で描かれる科学捜査のすゝめ。

  • 昔に現代の道具があったらどうなるか、みたいな話。
    道具が現代のものなのはいいけれど、登場人物まで現代の人っぽいのはどうなのだろう。現代の人のような発想なのに、現代の道具に新鮮に驚いているのが、とても違和感があった。

    「一つ目小僧ノ巻」
    「うぐいす茶碗と指おばけノ巻」
    「髪結屋の悲劇ノ巻」
    「渦之丞vs舟彦ノ巻」

  • この作者さんは特殊設定下でのミステリが得意なわけですが、今作はそれが生かされておらず非常に残念。
    今回の特殊設定は、江戸時代に現代の鑑識用具があったら岡っ引きがどう活用するか、ってところなんでしょうが、なまじ我々日本人は時代劇等でイメージが出来上がってる世界観の中に、そこを無理矢理放り込んでくるので違和感が半端ない。(さらに登場人物が微妙に設定時代にそぐわず、現代人に見えるときがある。会話とか描写がね。時代小説は向いてない感じ……)

    おそらくこの設定を生かしたいなら、江戸の時代劇設定にせず、現代の発展途上国や架空のファンタジーの国、とかで良かったのではと思ってしまう。
    それか、どうしても江戸時代設定にするなら、いっそのことリアルに妖怪も存在する世界にして、お星ちゃんが妖怪検知の能力に秀でており、舟彦は鑑識用具を活用し、二人でそれぞれ長所を生かして協力して事件解決とかね。
    なんにせよ、この作家さんのアレンジ力を考えると、非常にもったいない。はっちゃけ度合いがもう一つ足りなくて損してる印象を受けてしまう……。

  • 18世紀後半の日本らしき国の犯罪にカメラや現代の捜査道具を用いたらどうなるかという舞台設定とそこから一歩進んで行う証拠固めの過程が面白かった。

  • 岡っ引きの時代に現代の科学技術を持ち込んだらどうなるのか?現代ではすんなり行くところもこの時代ではままならないが、そこからの丁寧な切り返しが素晴らしい。

  • 捕物帖のこと。謎の円盤の中に現代の鑑識道具?を発見した岡っ引きの娘が事件解決に役立てるものの、証拠として受け入れられないため別の推理をして解決に導く話。
    カメラは使い道がわかっても他のものは無理だろう…。文体も好きになれなかった。

  • 江戸時代に現代の科学捜査技術が持ち込まれたら、というある種SF的なミステリ。証拠能力がはっきりと確立されていないために違う使い方をしたりと面白い。

  • 「現代科学で幕末乙女が謎を解く!とりもなおさず天才森川トリモノート,ここに誕生!!」

    自白も,物証も,脅しやねつ造が可能.
    では,「確固たる証拠」「確固たる事実」とは?論理とは?
    技術に頼りながらも知恵とひらめきで謎を解こうとするお星ちゃんと舟彦.

    舟彦の人物紹介欄,全く本文と関係なかった(笑).
    お星ちゃんも舟彦も,もっと若い,小学生くらいのイメージがなぜか頭にある…

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トリモノート (新潮文庫nex)の作品紹介

ときは十九世紀が迫るお侍さんの国。齢十六のお星が藪の中で光る円盤を発見した。この円盤、なんとひとりでに穴が開き、中には見たことのないものばかりが並ぶ。お星と幼馴染の舟彦、ふたりのティーンエイジャーは、現代から時空を超えてきたとも知らず、さまざまなアイテムに興味津々。これで難事件を解決できるかも? 技術の進歩=犯罪捜査の進歩、笑いあり涙ありの科学的捕物帳(トリモノート)

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