おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)

  • 138人登録
  • 3.18評価
    • (2)
    • (11)
    • (13)
    • (7)
    • (1)
  • 16レビュー
著者 : 竹宮ゆゆこ
  • 新潮社 (2017年5月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800974

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 読んでいると苦しくて悲しくて人生のどうしようもなさに胸を痛めて
    でも活きのいいキャラクターが頼もしくて前を向く。
    信濃の数々の叫び。キラキラ輝いて闇を照らしている。
    目の前にぶら下がる名前のないもの。
    人生に打ちのめされ
    それでも自分を諦めなかった信濃に、架空のこれからを期待して。幸あれ!

  •  『知らない映画の~』『砕け散るところを~』に続く新潮文庫nexでの第3弾。それなりに重い幼少時代の設定があり、愛人生活を経て貧乏フリーターをしている「信濃」と、高校以来の幼馴染「醍醐」の話。

     主人公「信濃」は人との距離の取り方がやや不得手のようで、それは親友?の「醍醐」であっても例外ではない。彼女が辛いときに現れる弟の「睦月」の存在は、かえって彼女のいびつさ、求めているものを際立たせる。
     主人公たちの設定や仕掛けは結構食傷的な感じもするが、ネガティブで不器用な独白には共感するとこがないでもない。

  • うーん。結構長い人生の話なのに、なんだかさらーっとしてる感じだった。浅いのかな?会話は笑えるところもあったけど。特に後半は走馬燈のように終わっていった。

  • いわばどん底の生活を送る女性の再生物語。

    感情の振れ幅のやたらと大きな主人公やどこからその発想がと思う(笑)変な掛け合いは、ゆゆこ先生の定番だ。
    どうにも鬱で取り返しのつかない展開後に訪れる再生の場面はいわば力付く。
    いや、体を動かすって大切だよなあ(笑)
    再生後に漂う明るさがほっとさせてくれる。

    ……のだけど、読み終わった印象は正直ちょっと微妙。
    だって、ラストの病気の話はいるだろうか?
    元彼との一線を越えるための切っ掛けだとしても、これはこれで暗い未来を想像してしまう。
    しかも、そういうところで終わってるし。
    このラストは個人的にはいらないかな。

    ファンタジー設定の弟も、さて、どういうことなんだろうと考えてしまう。
    本人だけでなく、ほかの人にも見えるんだよね?
    それって、リアルに精霊の類ではないかと。
    長野の山奥にはきっといるんだ(笑)

    文芸誌でのこれまでの3冊は結構似たような雰囲気の話が続いた気がする。
    ここらで全然違うテイストの作者のお話も読んでみたい。
    ぜひ!

  • ストーリーはおもしろかったが、睦月が架空の存在ならば醍醐や他の人物にも見えているうえで話が進んでいるのがなんともいえない
    映画「シックスセンス」のようであったらよかったなと思う

  • 26歳のバイトの女性が主人公の長編小説。元恋人や家族との関係の中で物語が進行していく。キックボクシングのシーンは迫力があった。

  • この作者は、「友達以上、恋人未満」を描くのがホント上手だと思う。

  • 2017.10.28読了。

    悶々と悩むことが誰にでもあって、みんなみんな悩んでる。悶々と悩む主人公と一緒に壁を突き破りたくなる一冊。

  • 樺島信濃は、逃げていた。
    何から?
    包丁を持った女から。
    逃げて逃げて逃げた先で自堕落に暮らす
    信濃の元に、ある日、弟が元恋人とやってきた。

    「砕け散る~」の時にも思いましたが
    この作者さんとは、あまり相性が
    良くないかもですね…
    でもこちらの方が読みやすかったです。
    勢いがあったのであっという間に
    読み終わりました。

    弟に関しては初めから気付いてはいたんですが
    どうも信濃のガサツさ、
    元カレの醍醐の性格もちょっと…
    目を離せない痛々しさを描くのが
    上手いなぁと思います。

  • 最初は主人公のガサツさ・優柔不断さに共感できず、うーん…と思っていたのだけど、最後にはまんまとちょっと感動させられてしまいました。
    テンポがよく、大部分がドタバタしています。

    気になるのが、帯。
    内容と合っていない気がするなぁ。

全16件中 1 - 10件を表示

竹宮ゆゆこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
ピエール ルメー...
恩田 陸
米澤 穂信
辻村 深月
住野 よる
有効な右矢印 無効な右矢印

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)の作品紹介

逃げて、逃げて、逃げて。私は“彼”に出会う。樺島信濃は、逃げていた。誰から? 包丁を持った女から。なぜ? 愛人であることがバレたから。逃げて、逃げて、逃げて。今はスポーツジムのアルバイト。けれど、給料では生活費すら賄えず、貢がれたブランド品を売って、なんとか暮らす二十六歳の日々。これではダメだ。わかっている。でも。そんなある日、弟が元恋人とやってきて……。愛とは。家族とは。切なさ極まる長篇小説。

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)はこんな本です

おまえのすべてが燃え上がる (新潮文庫nex)のKindle版

ツイートする