オークブリッジ邸の笑わない貴婦人3: 奥様と最後のダンス (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 163
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101801063

作品紹介・あらすじ

奥様、貴方にとって私は、完璧なメイドでしたか? 北海道東川町のお屋敷で営まれる十九世紀英国式の生活。この特別な毎日にも終わりが近づく中、メイドのアイリーンこと派遣家政婦の鈴佳は、奥様が望む舞踏会の実現に奔走する。しかしそれは思いがけず、町ぐるみの盛大な催しへ。頼みの綱の執事のユーリさんはどこか様子が変で──。庭の侵入者、秘密のダンス、奥様が遺した最後の謎。お屋敷の歯車達が輝かす「本物」の時間の締めくくり。

感想・レビュー・書評

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  • 奥様のための最後の舞踏会。その成功に向けて頑張るアイリーン。そして奥様の最後の悪戯とその意図、結末がすごく感動的!
    自分の中のイチオシのシリーズ。

  • 1巻を読んていた時は色々と読むのがしんどいところもあったけれど、ここまで読んで本当に良かったと思う。夢とか希望がいっぱいあって、みんな暖かくて、キュンキュン出来て本当にいいお話でした。奥様が実は案外チャーミングだったことも最後にわかってほっこりした。

  • オークブリッジシリーズもこれにて完結。奥様との最後の舞踏会。冬を越え、春を迎えたオークブリッジのその後。個人的にはどうにも主人公に感情移入できませんでしたが、よいお話だったと思います。

  • 良い

  • 主人公の気持ちについていけない箇所もあった。最後が大団円で結果よし。

  • はぁ~素敵なお話だった(*´∇`*)途中で、えーっなんで?( ´゚д゚`)と思うところもあったけれど、終わりよければすべてよし(^^)v♪オークブリッジ邸へ行ってみたいわ~(*´ー`*)

  • ヴィクトリア朝も好きだし、登場人物たちも好きなんだけど。
    最後まで主人公がイマイチ好きになれなかった。
    わかった風な感じで語るかと思えば短慮だったり情緒不安定だったり。可愛げもない。なんかユーリさん可哀そう。
    主人公に好感が持てたら、執事とメイドの胸キュンで不器用でムズムズな場面をもっと楽しめたのに。

  •  当然、結婚式も19世紀英国風ですよね、と茶々を入れてしまいたくなるほどのハッピーエンド。

  • シリーズ最終巻。19世紀の英国メイドとして「現代」に働く女性が、この「場所」がなくなったらどうするのか……?最後まで楽しく読ませてくれました。いいシリーズだあ。この空気がもっと続いてほしかったけれど、終わりは終わりでぐっとくる。ありがとうございました。おすすめ。

  • 奥様との十九世紀英国式な特別な毎日の終わり、町ぐるみの舞踏会や遺されたカードと指輪の謎な最終巻。確執のあった娘が自ら侍女になり一緒に夢を紡ぐのが染みる。アイリーンと奥様の不純物のない絆の特別感も胸が震えた。相手役はこの人だったの?!と途中驚いていたら回り道で、終盤が只のラブコメで、温かくも笑えた。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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