レベッカ〈上〉 (新潮文庫)

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制作 : 茅野 美ど里 
  • 新潮社 (2008年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102002032

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レベッカ〈上〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 地味で気弱で、レストランの店員にもなめられっぱなしのヒロインが、妻を亡くした大金持ちに見初められ、後妻となるシンデレラストーリー!と思いきや、屋敷には前妻レベッカの影が色濃く残っていて、ヒロインは新しい生活に馴染めず徐々に弱っていく。
    ストーリーは今のところヒロインがいびられすぎててかわいそう。ここから逆転できるほど自己肯定感がなさそうだし。
    しかしとにかくマンダレイの屋敷の描写が美しくて細かくて、建物好きなのですでに大満足です。調度品のひとつひとつにレベッカの魂が宿っていそうな不気味さも感じられてまた良い。これはあらすじを知るだけではわからなかっただろうから、本当に読んで良かった。

  • 面白くて、一気に読んだ。
    この先いったい何が起こるのだろうか。
    下巻への期待が高まる。

  • 前半はシンデレラストーリーのようなときめき、だけどだんだん雲行きが怪しくなってくる。ものすごく面白い。下巻も楽しみ。

  • 今、上巻を読み終えたところ!
    やっぱりー!!!


    下巻の冒頭数ページ読んで落ち着けてから本を閉じました。

  • 美しい屋敷の庭園の描写が素晴らしいそこで亡霊のように存在感を示している亡き前妻レベッカが何やら不気味。
    感想は下巻にて。

  • 一気読みしてしまったので、レビューは下巻にて。

  • 美しい庭園の描写がすばらしい。

  • 訳が良いのかスラスラ読める。感想は下巻読了後。

  • 金持ちの付き人を務める女性。貴族に見初められ、美しい邸宅へ。しかしそこには、事故で亡くなった先妻レベッカの影が。

  • 大きな動きがなくて、読んでて眠くなったけどきれいな風景の描写にずるずる引き込まれた。

  • 主人公は若くて社会経験に乏しい。自分もそれを理解していてコンプレックスを感じているから人からの評価が気になってしまう。性格は優しく想像力豊か。結婚相手のマキシムは20も年が離れているのに慣れない貴族社会にとまどう主人公のフォローがまったくできていない。前妻のレベッカを崇拝する優秀すぎる女中頭がマンダレーのお屋敷を取り仕切っていて主人公の性格を見きった上で陰険な嫌がらせをする。主人公の性格でこんな状況におかれていたら情緒不安定になって存在しない幽霊まで見てしまいそう。下巻の展開が本格ホラー展開になるか、もしくはレベッカのはっきりしない死の原因を探る展開になるか、続きが気になる。

  • 本の内容紹介文から昔見た映画の原作ではないかと思い、確かめたくなり読んでみた。やはりそうだった。映画ももう一度見たくなって再度鑑賞し、緻密な原作を読むことにより一層興味が深まった。突然貴族社会に飛び込んでしまった若きヒロインが、前妻レベッカの影に怯える様子が細やかに描かれている。上巻では仮装パーティの衣装について、レベッカの崇拝者ダンヴァーズ夫人にしてやられるところまで。下巻は一転してミステリー仕立になるはずなので一層楽しみだ。

  • ヒッチコックの映画は昔に観た。とても怖かった。原作は違ったイメージ。「わたし」はこんなにも幼気で可憐な少女だったのか。美しきマンダレー、折々の花が咲き乱れる英国庭園。そこに忍び寄る不気味な影。下巻へ。

  • ゴシックロマンの代表作レベッカの新訳。古典は訳が読みやすいとやっぱり面白い。村上春樹が言うとおり訳は賞味期限があって原語なら風化しないけど、翻訳は時代時代にあわせて変わっていかないととっつきにくくなります。どうでもいいけど、私はこの本の舞台マンダレーは米国東部だと長らく勘違いしておりました。英国文学なんですねorz

  • 読み終えてとても繊細な感覚の物語だと思いました。
    この物語のヒロインが繊細な感覚の人だからかもしれません。

    ヒロインは、品格とは無縁と言える夫人のお供をしてモンテカルロに滞在していた所、お金持ちの中年紳士と出会い恋に落ちる。
    彼らは急ぎ足で結婚を決めて、紳士の館のあるマンダレイに帰る。
    美しいマンダレイ。
    しかしそこには亡くなった前妻、レベッカの影がどこもかしこも色濃く残っていて、それがヒロインを苦しめる。

    朝起きた時からレベッカのやり方のままに動く事を余儀なくされる彼女。
    しかも召使たちは彼女をバカにして、その女中頭とも言える女性は慇懃無礼な態度をとりながら彼女を憎んでいる。
    こんな居心地の悪い場所にいきなり放り込まれたら萎縮し、自信や自尊心をなくしてしまうだろうと思います。
    彼女が歳をとった女性で図々しさや強さを身につけていたら、又は周囲に気遣いなどしない、もっとマイペースな人だったら話はこうはならなかっただろうけど・・・。
    彼女はそのどちらでもなかったから。
    しかも、誰もそこには彼女の気持ちを理解してくれる人はいない。
    彼女は自分を憎む女中頭の事を「かわいそうな人だ」と思いますが、それでも女中頭の事を恐れます。
    とても鋭い感覚をもち、奥ゆかしい女性なのに、その彼女の長所がここでは長所とはならない・・・。

    こういう事は程度の違いはあるけれど、現代の社会でも多々ある事で、主人公の気持ちがとてもよく理解できました。
    そして、こういったテーマが長編の物語になるという事に感動しました。
    自然描写、心理描写が繊細で、とても丁寧に描かれているな本です。
    この可哀相で気の毒な女性がどうなっていくのか、引き続き下巻を読もうと思います。

  • ・導入(追憶)部分からいつの間にかモンテカルロに舞台が移ってて、「わたし」の考えてることと、そのとき進行していることが同時並行しているようで、自分の脳内で処理がうまく出来なかった。
    ・主人公の「わたし」の妄想癖というか考え込む思想に疲れる。話としては後から思い返している形を取っているからなんだけど、話が進んでるのか考えが先走っているだけなのか分かりづらい。
    ・マキシムがイマイチ「わたし」に惹かれるようになったのか分かりづらい。
    ・ダンヴァーズさん怖い。

  • すごい。構成力も文章も。特に最初と最後の必要最低限で読者の想像力に任せた最高の表現力にシビれた。昔の小説ってすごい。

  • 少女の不安と、夫人の狂気、その中心には常にレベッカがいて、、死んでいるのになんという存在感

  • 何年ぶりかで急に読みたくなって、新訳が目についたので。
    やはり面白い。様々な要素を併せ持つ傑作だと思う。旧約より噛み砕いた雰囲気かな。

    絶妙な場面で上巻終了。

  • 最初の半分までは中々読み進められなくて大変だったけれど、「レベッカ」の存在が濃くなるにつれて目が離せなくなる展開に。
    ドキドキしながら読み進めた。

  • 一言で言うなら、面白かった!!
    新訳で再出版ということで前よりも面白くなって読みやすくなってるんだろうけど、昔に書かれた本とは思えないほどのスリル感にミステリー感です。
    上下巻あるのに長く感じなかったし、最初はゆっくり展開するのにそれも苦にならず、話に入ってこれた。
    これはきっと訳者の『レベッカ』へのこだわりの賜物と思えます~。
    これ、読んじゃったらね~、映画は観たくないね~。

    そしてこの著者の書き方もすごいです。
    主人公の『わたし』は最後まで名前は明かされず『わたし』のまま。
    著者の名前によるキャラの固執にこだわりたくないという概念がちゃんと生かされてるわ。

    主人公と結婚したマンダレーの主人・マキシム。
    最初はなんていう冷たい人なんだろうと思い好きになれなかったけど、下巻を読んで「なーんだぁ。いい男じゃん」って思わせるとこ。そこからは一気読みです。

    そして、訳者さんと恩田陸さんの解説も楽しかったです。
    やっぱり名作はいつ読んでもいいわね~。

  • シンデレラストーリー…にはならない感じが面白い。サスペンスらしいけど今の所身分違いの結婚をした主人公が比前妻との劣等感にてんやわんやしてる印象が強い。映画もあわせてみてみたい。

  • 上巻はそんなにサスペンス風というわけでもなく。ただデンバース婦人が不気味。

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レベッカ〈上〉 (新潮文庫)の作品紹介

ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た-この文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。彼女を慕う家政婦頭には敵意の視線を向けられ、わたしは不安と嫉妬に苛まれるようになり…。

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