レベッカ〈下〉 (新潮文庫)

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制作 : 茅野 美ど里 
  • 新潮社 (2008年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102002049

レベッカ〈下〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 美しくも不気味だった庭園をめぐる男と女の駆け引き、そして如実になり始めた真実の・・・
    怒涛のように繰り広げられる下巻のストーリー展開に振り回されあっという間に読了。

  • 一気に読めた。面白かった。
    使用人のおばさんのいじめにどうやって立ち向かえばいいんだろうと思ってたらそれどころじゃなかった。
    相変わらず描写が好みで、マンダレイに行って隅々まで観察したくなる。イギリスってナショナルトラストとかあるし、長い年月を経てきた建物には全体を包み込む独特の空気感が存在しているんだろうと思う。これは是非原文でも読んでみたい。
    しかし一番恐ろしいのはレベッカというよりヒロインの心境の豹変っぷりだった。

  • 上巻に続き、どんな展開が待ち受けているのか先が気になり、中盤まで一息に読んだ。
    中盤以降は、いったん話が見えたのでトーンダウンしたけれど、結末にやられた。
    といっても、あまり判然としないラストである。
    しかし、そこにこの小説の凄さを感じた。

    ドロドロとした部分など、全体的に男性より女性が好みそうな小説だ。

  • 先が気になってほとんど徹夜状態で読了。ページを読み進めるのがもどかしいっていうのを久しぶりに味わった!なんという面白さ…完璧なストーリー展開でした。昔の小説とは思えないくらいに古さも感じなくてスラスラ読めた。この小説を知れたのはブクログのおかげなので、本当に感謝したいです。

    この小説は冒頭とラストの一文がとても心に残ります。文句なしの★5個。翻訳違いのものと、映画もぜひ見てみたいと思います。ストーリーもさながら、マンダレーの描写も美しく、全体的に漂う上品な雰囲気がとても素晴らしかった。大好きな一冊(二冊)になりました!

  • ちゃんと読んだのは、十数年、いや二十数年ぶりだろうか。
    こんなにドキドキする物語だったのか!
    下巻に入ってどんどこ走るストーリーに圧倒される。
    ミステリーというか、極上のサスペンスでした。満足。

  • 上巻で締め付けられて下巻で助けられた。
    モンゴメリの青い城まで明確にハッピーには終われないけど、でも、よかった。

    追記
    頭から離れない。素敵なところも、心配なところも。
    1979年のTVドラマとして放送されたレベッカをYouTubeで見たら、マキシムが素敵すぎて。
    後からジェレミー・ブレット(シャーロック・ホームズとかマイフェアレディとか。しかもミセスダンヴァース役の女性はジェレミーの元妻!)だってわかって納得したのだけど、ヒッチコックのものよりこっちのTVドラマの方がストーリーの変更もないしキャストもばっちり。
    ばっちりすぎて頭から離れない。
    英語が理解できないので繰り返し見たい(セリフはほとんど原作通り)のだけど日本でDVD販売してるところないかなあ。
    ジェレミーのマキシムのI love you so much。素敵すぎる。そして陰。。本人の精神状態も反映されたように思う。
    あああもうしばらく離れられない。

  • 以前、『レイチェル』を読んだときにもう一作と思って購入していたもの。やっと読めた。
    読み始めると、止まらない。
    出来事や人物が雑多にもならず、飽きることもなく、上手いこと配置されているなあと感嘆。

    序盤でベンが「わたし」のことを天使と例えたときから薄々気付いていた結末を、もう一度ひっくり返されてしまい、結局レベッカってどんな女性だったんだろう……と、興味を惹かれた私。レベッカに負けたー。

    嫉妬心と敗北感に打ちひしがれていた「わたし」が、大人になる様子は読んでいて、あーこのまま彼女がレベッカ化するんじゃないかと(そして夫人と……)という読みは砕かれて、なかなか不穏な結末だったなあ。

    にしても、ベンのしてやったり感。拍手。

  • 死んだレベッカが登場人物たちに君臨し、マンダレーという館が登場人物たちを支配する、その描かれ方が迫真に迫っている。ミステリーとしても読める、心理劇としても楽しめる、理想的な小説。文句なしに楽しめる。

  • 舞踏会での失敗からギクシャクする夫との関係。他国から来た船の難破。引き上げの最中見つかったもの。レベッカが最期に乗っていた船。

  • 「わたし」の心理的な変化がホラーだったりする。

  • 最後まで先が読めない展開が続いて楽しめた。サスペンスの面白さに触れられた。

  • 予想通り手に汗握るサスペンスに展開し面白さが加速。映画と全く違う内容に唖然とした。ハリウッド映画のヒーローが殺人犯という設定は許されなかったため、レベッカの死因をやむなく変更したらしい。原作は更に深かった。「わたし」がマンダレーの女主人として自信を取り戻すのも、マキシムに告白されレベッカを愛していなかったと知った、ただその一点から。一夜にして大人の女へと変貌を遂げ、更にマキシムはその新妻の変化を惜しんでいるところが病んでいていい。冒頭の独白の裏に暗さを感じた理由がやっとわかった。炎上シーンのない唐突なラストもグッとくる。もう一度映画も見直したい。

  • もっと重厚な緊迫感を期待したけど。レベッカの存在感も薄れてしまった。「わたし」の通俗的な妄想にはちょっとうんざり。上巻ではもう少し賢い女性と思ったのに。終始おろおろしてるだけ。翻訳のせい?

  • 船の座礁からレベッカの死の真実、そして主人公の唐突な少女時代の終わりと息をつかせる間も無い展開。
    読み継がれる古典の名作なだけはあります。恩田陸の解説も◎。

  • おもしろかった、一気に読んでしまったけれど、好みのタイプではない。主人公が魅力的でなかったからかな。
    結局はレベッカが勝ったのだ…ということがじわじわとくるラストがとても良かった。
    Bardsも読んでみたい。

  • ついさっき読み終えて、この本と出会えて良かったとしみじみと思っています。

    下巻はドラマチックにストーリーが展開します。
    マンダレイで催される仮装舞踏会。
    主役となるはずだったその舞踏会で、悪意に嵌められた「わたし」
    心のすれ違う夫婦の仲はその事が原因で取り返しのつかないものになったと思われた。
    だが翌日、レベッカの死体が乗った船が見つかった事で事態は思わぬ方向へ急展開する。

    平行線だと思われた夫婦の思いが理由の違いはあるにせよ、実は同じものだったなんて!
    それもどちらも、レベッカという女性を通して-。
    その事を知り、突如として自信を取り戻したヒロイン。
    その後の彼女の気持ちの流れも行動もとてもよく理解できました。
    多分私が彼女でも、同じように思い、同じような振る舞いをしただろうと思います。
    何て繊細な感覚で描かれた本だろう!
    何てうまく出来た話だろうと思いました。
    ラスト数ページは本から目を離せなかった。
    成熟した、大人の小説です。

  • まさかの「レベッカ重病→だから自殺じゃない?」という雰囲気でマキシムの犯行が隠れる形に。本文読み返したけど「癌」なんてベーカー先生言ってなかったよね?
    最後はちょっと不完全燃焼(何でマンダレーが燃えたのかが分からない)。解説読んでちょっと納得。映画とSETで楽しむものなのかも。

    イギリスの大邸宅で現代でない話を読んでいるので漫画「エマ」を読み返したくなります。イギリス人ホントお茶好きね。

  • 旧訳と比べてみたくなったり。
    面白い。デュ・モーリアの優雅な通俗さ、描写の繊細さ。行きつ戻りつ、執拗な繰り返しが実に軽やか。

    タイトルがまた冴えているなー。レベッカ。

  • 上巻に感想記載

  • 目が離せない展開の連続。
    「わたし」の敵でしかなかった「レベッカ」は敵でなくなった。
    しかし、死してなおその存在感を放つ「レベッカ」の恐ろしい事と言ったら……最後、私はレベッカが勝ったのだと思う。

    と言うかこの作品か、1938年に発表された作品だなんて信じられない。全く古さを感じない。

  • 完璧と言われると、そこまで面白かったかなと思うけど、文句つけたい気持ちがわかないってことは、完璧だったのかなとか思う。

  • サスペンス要素とは別に、恋に恋する少女が恋人を夫にして大人の女に変化していくのは読み応えあり。そこに楽しさを見出したので個人的には話が動く下巻より悶々としている上巻のが好き。上巻ののんびり苦悩にノッテイルと下巻のスピード感についていくのが難しいかも。映画も見たい。

  • ミュージカルの「それはわたしよ」を聞いて、読みたいと思っていた本。
    期待していたよりもずっと面白くて夢中で読んだ。一人称で、主人公のわたし、が語り手。
    最後に恩田陸さんが解説しています。
    ☆5つじゃ足りないです。

  • 上巻まではサスペンス。下巻の途中からミステリー。

    下巻の途中から怒涛の展開が待っていますので、お楽しみに。
    全部読んでから、また上巻に戻ると味わい深い。

    詳しくは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120810/1344550863

  • こんな名作を今初めて読むなんて。前半は主人公の臆病さにイライラさえ感じましたが、物語が一気に進展する後半からは読むのを止められませんでした。マンダレーの描写は想像を膨らませます。しばらく時間をおいてからヒッチコック版の映画を観ようと思います。

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