宝島 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102003022

感想・レビュー・書評

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  • 2017.1.25読了。いつだったか父親に私に読んでほしい本があるか聞いた際にあげられたタイトルの一つだったと思う。だから中古で買い読んだのだ。ところどころに見られる黒人への差別意識が当時の当たり前であったこと表しているようで今も残るこの問題の深さを垣間見た気がする。ジムは結構行動派でしかも実は協調性に欠けている。独立心があるというべきか?だがこれにおいてはその独立心による行動が功を奏しているのだから幸運児なのだろう。りんご樽でシルヴァーの裏切りを知った時の彼の様子は良かったなぁ!失望と緊張が手に取るような描写だった。シルヴァーは某海賊映画のジャックみたいな奴なのだろうか?あそこまで飄々とはしていないかもしれないが単独で生き残る海賊というのは得てしてそういうものなのかもしれない。世渡り上手?口笛を吹くと風が吹くという船乗りの迷信を初めて知ったがこれはおそらく私の好きな漫画の発想に繋がっているのだろうし、某海賊漫画のキャラに登場人物の名前が使われていたりするのを発見したりとこういう広がりを楽しめるのは多読する者の特権だと思う。随所に注釈で訳者による原作者のミスの指摘があるのがまた面白い。解説でリウジー先生が主体になる章は作者が行き詰まってた頃でありこの作家の短所とあったが、そんな事は露とも感じずスラスラと読んでいた。むしろ画面のカメラの視点が切り替わるようでいい効果があったように思う。

  • 宿屋の息子、ジム・ホーキンズはそこに逃げてきた海賊から宝島の地図を手に入れた。同じく地図を狙う海賊を出し抜き宝島に向かうが雇った船の船員の大半は海賊が化けたものだった。海賊の首領であるジョン・シルバーと闘い、また行動をともにしながらも宝を手に入れるが、生き残ったのは数人だけだった。

  • 冒険小説、とりわけ宝探しものの代表。登場人物の描写が良くできている。どうせ途中で視点が変わるなら、色々な登場人物の視点で見たかったと思ったり。

  • 高校2年生/図書館にて
    933.ス
    3755

  • 090422(m 091015)

  • 小学生が読む本ではあるが、何歳になっても"男"をくすぐる。
    それがロングセラーの秘密だろう

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