従妹ベット 下巻 (新潮文庫 ハ 1-3)

著者 : バルザック 平岡篤頼

• 新潮社 (1968年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[omiyageさんの感想 · 2012年5月3日]

体調優れず小説でも読んで養生…と思ったらあまりに強烈でウトウトできず。登場人物が男も女も怪物揃い、互いを喰いあう愛憎劇の陳腐スレスレの物凄さに仰天。岩波文庫の旧仮名も凄みの一因か。名訳なので古書を探す価値あり。

[さおすけさんの感想 · 2004年10月4日]

結局は人を呪わば穴二つで終わるんだけど、ダメ男達が一向に変わらないままなのはバルザックさんの皮肉なのか時代性なのか。

著者プロフィール

オノレ・ド・バルザック
1799-1850年。フランスの小説家。『幻滅』、『ゴリオ爺さん』、『谷間の百合』ほか91篇から成る「人間喜劇」を執筆。ジャーナリストとしても活動した。

「2014年 『ジャーナリストの生理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」