カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.88
  • (764)
  • (503)
  • (813)
  • (70)
  • (24)
本棚登録 : 8706
感想 : 571
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (667ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102010105

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018年に読み始めて、何度も挫折してやっと読み終わった!
    今回も何度も挫折しそうになりました、、
    おそらく、登場人物の紹介や文化的背景を紹介するような位置付けなのかなあ、とも思いましたが、教養にある人にとっては面白いのかも、、
    教養人であるイワン、敬虔な修行僧であるアリョーシャでさえ、父フョードルの血には抗えない的な片鱗は感じた気がします。
    上巻は読むのに苦労するけど、中下巻は一晩で読んでしまうぐらい面白いというのが通説のようなので、これからが楽しみ!

  • 読み始めて約2カ月かかって上巻を読み終わりました。圧倒的な文圧で、毎日少しづつしか読み進められなせんでしたが、カラマーゾフ的俗物感と、神の存在に関する論争が読み応え抜群ですね。どんな展開集結されるのか、また2カ月かかりながら中巻に挑みたいと思います。

  • がんばって3日で読み終わらせたのだけれど、物語が始まってまだ3日しかたっていないのにこのボリューム。人生3度目のカラマーゾフなのだが、10年前に読んだことはなに一つ覚えていなかったな。つまりは読むたびに新しい作品として読んでいるということだ。

  • [ヨハネによる福音書の引用]よくよくあなた型に言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに身を結ぶようになる。

    [始]作者の言葉
    わが主人公、アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフの伝記を書き起こすのにあたって、わたしはいささかとまどいを覚えている。

    [終]「さ、行きましょう!今度は手をつないで行きましょうね」「いつまでもこうやって、一生、手をつないで行きましょう!カラマーゾフ万歳!」もう一度コーリャが感激して絶叫し、少年たち全員が、もう一度その叫びに和した。




    とにかく長かった。ただ、その分の読み応えはかなりあったし、胸を打つ箇所もあった。
    この超大作の最後が一人の少年の葬式で終わるというところが好き。
    登場人物の関係がそこの繋がりあったの?こいつ誰だっけって感じになって混乱したのでまたいつかリベンジしたい。
    あとほとんど全員クズで思考回路がわからなかった。やっぱり西洋思想がないと駄目なのかしら。

  • 人間の全てがここにある。

  • 雑誌に載ってた相関図を印刷して読んだため、登場人物に関してはなんとか把握ができたが、宗教的な描写が多く、かなり難解。。。
    理解度は置いておき、中巻に進みます。

  • 来月の読書会の課題本。晩年のドストエフスキーによる大長編。全四部+エピローグという構成になっている。様々なバージョンが出ているが、新潮文庫版は全三巻。第一巻の本書は第二部の有名な「大審問官」の章まで。テーマは宗教的だし、登場人物は多いしで、本を読みなれてない人は面食らうと思うが、一読の価値が現代でもあると思う。

  • 苦痛。
    後半テンポよく話が進んでいったかと思うと、イワンの詩が出てきたりして非常に読むのが大変。
    どんな頭をもってしたらこんな作品をかけるのだろう。

  • カラマーゾフ家の主である父とその3人の息子たちを描いた作品。強欲、女狂い、怠惰、酒乱である父と長男が、長年の金銭トラブルと女性の取り合いを発端として殺人事件が起こり、長男が親殺しとして逮捕、無実にも関わらず有罪判決を受けてしまう。
    あらすじとしては上記の限りですが、その物語を通して語られるあらゆる問題提起は、多岐にわたり、神の存在、善と悪の人間の二面性、子供への教育問題など様々である。
    自由を引き換えに得る完全なる安全性と生活の安定を願う社会主義を批判し、自由な思想を根底としたキリストの存在する世界を願っているように思う。
    子供の虐待を題材に、彼ら子供たちの涙を土壌としたこの世界が神が作ったものというのなら、この世界なんて僕はいらないと言った次男の言葉も突き刺さる。

    非常に長い作品で大変ですが、人生に一度は読むべきものな気がします。なじみのない名前の登場人物と、神に対する考え方は、私たちが例えば無意識的に信じる八百万の神に対する信仰が外国に受け入れられるには時間がかかるように、私たち日本人にとって理解をするのは難しく、一層読みにくくしている要因だと思います。
    ただ、人間の本質、精神性をこんなにも深く捉える物語は決して多くないと思います。

    いやしかし、疲れたー!

  • やっと!上巻読み終わりました。ほんとに全然進まなくて、ここまで長かった…。キリスト教や世界史についての知識が欠如しているため、そのあたりは割り切って理解しないまま読み進めました(これが辛い)。人物はEverNote にメモしながら進めるも後半疲れて投げ出してしまう。

    もっと若い頃に出会いたかった!こういった文学がすっと入ってくるような読書モードに切り替えていきたい。

    また読み返したい。購入して良かった!

全571件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ドストエフスキーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ドストエフスキー
遠藤 周作
ドストエフスキー
三島由紀夫
J.P.サルトル
ドストエフスキー
ヘミングウェイ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×