カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (667ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102010105

感想・レビュー・書評

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  • 最後のキリストの問答は衝撃だった

  • 國學院大學「大学生にこそ読んで欲しい」おすすめ本アンケートより。

    ※國學院大學図書館(岩波文庫版を所蔵)
     https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB00585800
     

  • 「文学史上世界最高傑作である」

    この作品の魅力を語るのにはこの一言で十分である。

  • 3.87/7455
    内容(「BOOK」データベースより)
    『物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。』

    原書名:『Братья Карамазовы』(英語版『The Brothers Karamazov』)
    著者:フョードル・ドストエフスキー(Fyodor Dostoevsky)
    訳者:原 卓也
    出版社 ‏: ‎新潮社
    文庫 ‏: ‎667ページ(上巻)  上中下巻


    メモ:
    ・『世界の十大小説』サマセット・モーム
    ・100分de名著93 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 2019年12月
    ・松岡正剛の千夜千冊 950 夜
    ・死ぬまでに読むべき小説1000冊(The Guardian)「Guardian's 1000 novels everyone must read」
    ・世界文学ベスト100冊(Norwegian Book Clubs)

  • ようやく上巻を読み終えた。
    これほど読むのに骨が折れる小説は久しぶりだ。でも、すごく引き込まれるし、面白い。登場人物がそれぞれ個性的。会話する組合せで、それぞれがどんな話ぶりなるのだろうか、と考えると楽しい。
    物語上は、まだ二日しか経っていない。
    大審問官の章は、とりわけ難解。でも、本書の肝でもありそうなので、もう1回読んでみることにする。

  • 愛憎劇でもあり、唯神論or無神論でもあり
    サスペンス要素もあり...
    色んなカラーの濁流に飲まれる感じです。
    ぽやんと日々を過ごしている私のような日本人には

    イメージわかねぇえええええ!!!

    と絶叫したくなる場面も多々。
    でもこれは私の教養の無さが故です。
    育児の合間もあって読むのに5ヶ月かかりました。
    これでも本当に頑張った...笑

    農奴制の解放ってなに?
    当時のロシアのキリスト教の立ち位置は?
    そもそも社会主義ってなんだ?
    ってところはザックリ予習してから読むべきだったな...

    全てのキャラクターが色濃く
    地獄のような相関図の中で
    三男だけが物語の中心になって光を差し込んでくれる。
    しかし、敬虔なキリスト教徒である三男の光だけで世の中は照らせず...
    物語は救われない展開になり、誰も幸せにならない。
    そう!まさに遠藤周作の「沈黙」のような後味。

    愛憎の混沌、唯神論or無神論
    どちらの側面もそれはそれは丁寧に描くことで
    人間社会を立ち上がらせ

    そこに神はいるのか?いや、いない?
    いや、いる?いや、いない!いや、いる?

    を繰り返していく両面鏡のような構造。

  • 1879年
    新潮文庫 訳 原卓也

    NOTE記録
    https://note.com/nabechoo/n/n342af2fc455e?magazine_key=m95e2f346041d

    【上巻】約660ページ〈第一部〉
    カラマーゾフ家の歴史、父フョードル、長男ドミートリィ・次男イワン・三男アリョーシャ、ゾシマ長老、修道院での会合、父フョードルの家、リザヴェータ・スメルジャーシチャヤの話、アリョーシャがドミートリイの家へ、ドミートリイの告白、次に父の家へ、スメルジャコフ、ドミートリイ乱入、次にカテリーナの家へ、グルーシェニカもいる、修道院に向かう途中でドミートリイ、修道院から僧庵へ、隣の部屋へ、リーズのラヴレター、皆を思い十字を切り眠るアリョーシャ。
    〈第二部〉
    長老の話、フェラポント神父、アリョーシャ父の元へ、ホフラコワ夫人の家へ行く途中で中学生の諍いに、ホフラコワ家へ、カテリーナとイワンがいる、カテリーナの頼みでスネギリョフの家へ、さっきの中学生イリューシャいる、外で話、お金受け取らず、カテリーナへ報告しにホフラコワ家へ、カテリーナ寝込んでる、リーズとラブラブ、スメルジャコフとマリヤ、飲み屋でイワンと会話、イワンの告白、叙事詩「大審問官」、イワンと別れる。

  • 5日ほどかけて読了。イワンが好き。アリョーシャとリーズが微笑ましかった。一人一人の話は確かに長いけど慣れたらそこまで苦痛じゃないかな。ただ宗教についての議論はついていくのがやっぱり難しい。

  • 大まかなストーリーは、さほど複雑ではないが、心理描写が重厚で、読みごたえ十分。段々クセになってきた。

  • 途中で断念。まず登場人物が多いのだが、名前と、あだ名と略称と、、、といった具合に個人を指す名称がやたらに多い。さっき覚えた登場人物Aが、また別名で出てくるので、頭の悪い私は一苦労。手帳に名前、あだ名等メモしながら苦労して読んだ。少し読むのに時間が空くと案の定忘れてしまい、そのまま断念してしまった。

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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