カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

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制作 : 原 卓也 
  • 新潮社 (1978年7月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (615ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102010112

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カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 中巻も上巻同様一筋縄ではいかない連中ばかりだ。とくに恋愛に関してはそう思わされる。一体本音はどこにあるんだというような複雑な心理描写のオンパレードで読み切るのに疲れてしまった。でもミーチャには頑張れと言いたい。

  • 2017年1月21日読了。
    ミーチャが馬車をすっとばしていくシーンはまさに劇的でとても良い。滑稽なのに感動してしまう不思議さ。
    ジェットコースターに乗っているような読後感。

  • (2017.02.26読了)(1998.08.10購入)(1990.11.25・25刷)
    題名がカラマーゾフの兄弟となっているけど、父親も結構すごいので、「カラマーゾフの父と子」という所でしょうか? アンドレイが修道院に入っているためか、修道僧の話も結構な部分を占めています。そうなると「カラマーゾフの父と子と修道僧」という題名がふさわしいのかも。
    カラマーゾフのお父さんと息子のドミートリイが破天荒なので、バランスを取るために修道僧とアンドレイがいるのでしょうか? どちらも、作者・ドストエフスキーの分身なのでしょうから。

    やっと中巻を読み始めました。最近、本を読み始めるとすぐ眠くなってしまい、思うように本を読み続けることができません。今までの倍ぐらいの時間がかかります。今月中に「カラマーゾフの兄弟」を読み終わるのは難しそうです。
    上巻で、第五編が終わったと思っていたら、中巻の最初は、第五編の続きでした。イワンは、モスクワに行ってしまいました。
    「第六編 ロシアの修道僧」を読み終わりました。
    修道僧のゾシマ長老の生涯が綴られています。「カラマーゾフ」は一時お休みですね。
    ゾシマ長老は若いときに恋をしたけど、失恋し、決闘を申し込んだけど相手の拳銃の球が外れたところで、謝罪し、出家したとか。その話を聞いた男がゾシマ長老を訪ねてきて、告白したところによると、恋した女を殺害し他人に罪を着せてしまったけど、今は悔いていて自首するという。
    殺人を告白したけど、信じてもらえず精神病院に入れられて亡くなってしまったとか。
    現在でも、ストーカー殺人とか、殺人を犯したけど、その犯人が交通事故で亡くなっていたとかいうのがありますが、作家の想像力は確かで、世の中で起こりうることをしっかり予測しているかのようです。
    真剣に恋をすることは、人生にしっかり向き合うきっかけになるのでしょうか。経験のない身にはわかりません。
    「第七編 アリョーシャ」を読み終わりました。
    ゾシマ長老が亡くなりました。生前に奇跡的な事を行っていたので、亡くなっても何かやってくれるだろうと多くの人たちが期待して集まったのですが、期待に反して何も起こらず、逆に普通の人よりも早く腐臭を放ちだしました。期待していた人たちには打撃だったようです。神は存在していても、人間世界には介入しないのが鉄則ですよね。
    アレクセイは、ラキーチンに誘われてグルーシェニカのもとを訪れます。父フェードルと兄ドミートリイが取り合っている女性です。グルーシェニカは昔ひどい目にあわせられた男性のもとに喜んで馳せ参ずるようです。
    「第八編 ミーチャ」を読み終わりました。
    ミーチャは3千ルーブルを工面しようとあちらこちらと飛び回ります。頭で考える分には、うまく行くはずなのですが、何ともなりません。最後に父のところへ行きます。使用人のグリゴリーを殴って逃げ出すのですが、いつの間にか3千ルーブルの金を手に入れています。居眠りをしながら読んでいるうちに大事なところを読み落としたようです。ミーチャは大変なことをしでかしたらしいのですが、読み手の僕には、把握できません。
    何度か読みなおそうと思ったのですが、とりあえず先へと読み進めました。
    ミーチャは飲み食いの材料の手配を頼んで、馬車を雇ってグルーシェニカを追いかけます。追いついたところで、ポーランド人の男たちとトランプゲームをし、大金をかけて負けてしまいますが、ポーランド人たちの不正が暴かれ、グルーシェニカのポーランド人との恋も覚めてしまいます。
    グルーシェニカは、ミーチャを好きなのかどうかは微妙です。警官隊が現れますが、何があったのでしょう?
    「第九編 予審」を読み終わりました。
    ミーチャが父親殺しの容疑者となり取り調べを受けています。ミーチャの証言で... 続きを読む

  •  第六編の三「ゾシマ長老の法話と説教から」が良かったかな~ いよいよ『カラマーゾフの兄弟』最大の見せ場、下巻へ

  • 上巻をクリアすると、スルスルと読めちゃうという不思議な感覚。ミーチャの独壇場ですな!
    早く結末にたどり着きたい!

  • 上巻に比べて割りと読みやすいし、後半はストーリーが動きだしてするすると読めた。
    犯人はいったい誰か? ということに興味をそそられてくる。
    ストーリー以上に重厚で厚みがあり、必ずと言っていいほど、進みかけた逆方向にベクトルが向き、これからの展開を安易に示さないところがドストエフスキーの魅力なのかもしれない。

  • 中巻も長かったけど、読み始めたら一気に読み終えることができた。
    ってかついに一線を越えてしまったな~。中巻だとまだ誰が殺したかわからないけど、殺されるフラグは立っていたよね。それにしてもドミートリイがサムソーノフに言われて、セッターのところに相談に行くシーンがめちゃくちゃウケたんだけど、おれだけだろうか。このシーンだけは、ドミートリイばかだな~とか思いながら本当に笑ってしまった(笑)
    中巻は本当にドミートリイが主役って感じなくらいミーチャのインパクトが強い。(無駄に呼び方変えてみた笑)実際ミーチャのヒステリックな性格見てると人を殺しかねないよなって思う。セッターだって何も悪くないのに、ただ腹が立ってるというだけで殺されてもおかしくなかったし。
    中巻はあとグルーシェニカの変わりようがおもしろかった。フョードルもミーチャも捨てて、ポーランド人のところに行ったはずなのに、一夜のうちに180度考え方が変わる感じ(笑)何かレビュー書いてて、ジョジョでいうチョコラータが死んだあとのセッコを思い出した(笑)
    それにしてもカラマーゾフの兄弟読んでいると恋愛脳っておそろしいよね。もう恋愛によって一つの行動が決定されるみたいな。逆にイワンとアリョーシャはどれだけ冷静なんだと思わざるを得ない。けど、恋愛脳による行動というのは非常に人間的だなとも思う。世の中って大体そんな感じだしね。
    レビュー書きながらパラパラ中巻見ていたら、ゾシマ長老が亡くなったのを忘れていた。なんということだ。ミーチャのインパクトが強すぎたということにしておこう(笑)
    まぁ総じてカラマーゾフの兄弟はめっちゃおもろいよね。ドストエフスキーはやっぱりすごい!

  • フョードル殺害、ドミートリィ逮捕。
    面白くなってきた。

  • いよいよ面白くなってきた。

    中巻ではほとんどがミーチャのシーンだ。

    尋問を受けているときのミーチャの二転三転っぷりが本当に面白い。
    ロシア的というか古典文学的というかオペラ的というか、重い空気なのにどこか笑えてしまう。

    ドラマではイワンを軸にしてストーリが転回するが小説ではミーチャなのかな。

    ドラマを見ていたので犯人は誰かわかっているが、もしわからなかったらどういう気持ちでこのストーリーを読み進めていただろうと思うと、犯人を知らずにこの本を読めなかったことに対して少し後悔。

    あと、グルーシェニカってそんなに魅力的な女性なんだと興味を持った。

    今日本屋で下巻を買って早速読む。

  • 上巻あたりからドライブし始めた物語はますます加速し、圧倒的なポリフォニーの渦潮に読者を巻き込む。

    中巻では主人公であり本作品の多彩な登場人物の中で最も常識を感じさせ読者を安心させる三男アリョーシャが長老の死に直面する場面と、対象的に俗物中の俗物(もっともアリョーシャ以外の登場人物の9割以上は俗物だと思うが)として描かれる長男ドミートリイの嫉妬に狂った恋心と父殺しの嫌疑の場面が主に描かれる。

    この中巻からページを進めるのは止まらなくなり、このドライブに身を任せていざ下巻へ。

  • プログラミング演習:神谷先生推薦図書
    【資料ID】156166
    【分類】983/D88/2
    文学のコーナーに並んでいます。

  • 2015.12.06
    19世紀中期、価値観の変動が激しく、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、アリョーシャの精神的支柱となっていたゾシマ長老が死去する。その直後、遺産相続と、共通の愛人グルーシェニカをめぐる父フョードルと長兄ドミートリイとの醜悪な争いのうちに、謎のフョードル殺害事件が発生し、ドミートリイは、父親殺しの嫌疑で尋問され、容疑者として連行される。(裏表紙より)

    上巻から続く第二部では、ゾシマ長老の独白による宗教小説的側面が色濃くでる一方、本著後半の第三部では推理小説的側面がでている。私は宗教にそこまで明るくはないのでゾシマ長老の話は理解はできても共感までは難しいというのが正直なところだが、ただ、深い罪の自覚が、感謝と謙虚を生み、それが愛に繋がるのだということはわかった。深く深く、自分は罪深く、傲慢で強欲であるという自覚が、私なんてこんなにも矮小でくだらない、生きるに、愛されるに値する人間ではない、弱く、卑しい存在だという、言ってしまえば超ネガティヴな自己解釈が、一周回って、そんな自分だからこそすべての人に頭が上がらない、私なんてクズですからという謙虚さになり、またそんな自分に幸福をもたらしてくれるもの、それは一切れのパンに対してでも、への感謝になり、そこから、こんなにも矮小な存在である自分を受け入れてくれる世界に対する愛に、そしてそれに気がつかず傲慢なままに苦しんでいる人間の弱さへの愛に繋がるのだろう。現代の科学的知見からは少し考え難い発想ではあり、なぜそんな考え方、つまり超ネガティヴな自己解釈から超ポジティブな世界解釈が生まれるのかという点は、中々説明に難しいところがあるのだが、それでもこの人類史の前半を精神的にも文化的にも大きく支えていた考え方であり、まるで古典が長い年月を耐えて現代にも読み継がれるかのように、個々人の人生に対して大きな影響力を持つ考え方であるように思う。罪、か。三浦綾子さんの「氷点」を読み、罪に対して色々考えさせられたが、約一年の歳月によって、その時間が、私の罪の自覚を薄めていると感じるし、そして確かにそのことが、私を謙虚さから引き離し傲慢になってきているような気がする。全く、人間というのは進化の産物であり、この進化によって生まれた機能は、あくまで進化に有利な方向に向くために生み出されたものであって、我々が個々人として幸せに生きるためには設計されていないのだということがよくわかる。傲慢、卑劣、情弱な存在であるのが人間であり、そしてそれが自然とするならば、我々は幸せに生きるためには、宗教的な罪の自覚とか、欲望の抑制とか、他の動物的な生き方としては考えられない、つまり不自然な生き方をする必要があるのだろう。しかし一方で自然的私も存在するので、折り合いもつける必要はある。自然的私と、不自然的(文化的)私、第一の天性と第二の天性と、これらをバランスよく生きねばならない、しかしそれは簡単なことではなく、まさにこの2つの天性の向かうベクトルの違いに引き裂かれ苦悩している人々こと、カラマーゾフの皆様ではないだろうか。後半の推理小説的な部分では、一体ドミートリイはどうなるのか気になる。彼ほどの名誉の人は、田舎とか地方の人に見られるような気がしないでもない。一見何をそんなことを、と思えるようなことに対して、死がかかっているような恥辱を感じているというのは、私もよくわかる。これまた人間の不思議である。人間は名誉に生き、恥に死ねるのである。武士道精神にも近いものがあるのではないか。下巻も読み進めたい。

  • 中巻を読み終えて、一番大好きでたまらないシーンがある。
    それは、アリョーシャが大地を抱きしめ、大地全体に接吻する。
    永遠に愛することを、そして、すべてに対してあらゆる人を赦し乞い願い祈る。

    師と慕っていたゾシマ長老が亡くなり、泣き嗚咽しながら大地にひれ伏す姿が美しく、しばらく印象に残っていた。

    か弱かった青年が立ち上がったときには、一生変わらぬ堅固な闘志となり、長老の言葉を胸に抱き、三日後には修道院を出た。
    人生の変り目時には、衝撃的な出来事とともに、誰かから力強く背中を押される体験が何かしらあるものなのだろうか。

  • 20150926
    上巻よりは読みやすい。
    ゾシマ長老の「あらゆる人を愛し、あらゆるものを愛せよ」という教えは、たとえ物語の中の登場人物とはいえ敬服すべきものがある。

  • 毎回のことながら、登場人物が多く、徒名も使用されるので…
    人物関係図を適宜書きつつ…中を読み終わりました。


    人間の感情や、本質的な部分への描写が素晴らしいとしか言えません。

    人間各々には、
    素因的傾向と育ってきた環境などにより、キャラクターが成り立ってはいますが、
    『キャラクター』としての狭い枠にとらわれず、
    人間の本質的な部分を鮮やかに、繊細に、あたたかい視点で描いているような…

    けれども、個々人の人格は的確に反映して、本質を描いていらっしゃるような。




    罪人の心理が、犯罪心理という意味ではなく、
    人間のナイーブな部分に抱え持つ、苦悩を通して表現されているのでは、と。
    特に、ドミートリィの恥辱についてや、深く傷付いた心の繊細な機微など、
    本当に艶やかで、お見事だと感じます。


    とても、好きな作品ですし、
    登場人物に、自然と愛情を感じてしまいます。

  • 難解。ただ上巻よりは登場人物が整理出来ていた分、ストーリーがある程度理解出来た感あり。
    途中、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』とまったく同じような『一本の葱』というエピソードがあり、是非ご確認いただきたい。
    それにしても登場人物が皆病的に描写されているのは人間の本質だと言いたいのか?
    下巻への期待値を込めて★5

  • ようやく面白くなってきた。これからどうなることやら…。帯の意味を実感。

  • 「事件」が起こり、物語が一気に展開して面白くなってきたところ。登場人物、特にドミートリイやフョードルの言動やなんかを見てると、一見狂気のように見えるんだけど完全にそうは分類させないような妙なリアリティーがあってそれが逆に怖い。そう思わせる絶妙な訳者さんの言葉の使い方がすごい。でも、人間が完全に奔放に感情を表出させたらこんなふうになるのかもしれない。

  • あ、これ、ミステリーなんか。
    だらだら一ヶ月もかけて読んでしまった……_(┐「ε:)_

  • なんだか収拾がつかない方向へ。。。
    話はどこへ行くのか?
    この熱情は最後まで持ち越されるのか?

  • グルーシェニカの、一本のネギの章が面白かった。
    彼女は自由奔放ながら信心深いキリスト教徒というのが表れていた。

  • うん、これはこれで楽しいわ。

  • 中巻、下巻は一気に読めてしまう。

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カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)の作品紹介

19世紀中期、価値観の変動が激しく、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、アリョーシャの精神的支柱となっていたゾシマ長老が死去する。その直後、遺産相続と、共通の愛人グルーシェニカをめぐる父フョードルと長兄ドミートリイとの醜悪な争いのうちに、謎のフョードル殺害事件が発生し、ドミートリイは、父親殺しの嫌疑で尋問され、容疑者として連行される。

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