カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (680ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102010129

感想・レビュー・書評

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  • タイトルを回収する衝撃的な結末、ミステリーとしての面白さは然る事ながら、様々な角度から作品を楽しむ事が出来る濃密さがある。作者は二部作のつもりで書いていたようだが、続編はどの様な物語になっていたのか興味深い。

  • 上中下 読了

  • 恥ずかしながら、最後の最後まで面白く読むことはできなかった、、、
    歴史/宗教/思想/ロシア社会などを理解していないと、面白いと感じることはできないのかなと思った。解説を読んで、読むべき観点を知った。
    最後のイリューシャのパートはとても良かった。

  • 父親殺しの嫌疑をかけられたドミートリイの裁判がはじまる。公判の進展をつうじて、ロシア社会の現実が明らかにされてゆくとともに、イワンの暗躍と、私生児スメルジャコフの登場によって、事件は意外な方向に発展し、緊迫のうちに終末を迎える。ドストエフスキーの没する直前まで書き続けられた本書は、有名な「大審問官」の章をはじめ、著者の世界観を集大成した巨編である。

  • 2020.12.15

  • やはり非常に読みやすかった。
    こっちの翻訳版で読み直して正解だった。

    第一部だけでも本当に完成されていると思うし。
    第二部があったらどうなっていたんだろうと想像するのも楽しい。

  • 何ヶ月もかかって、人生で初めて『カラマーゾフの兄弟』を読んだ。『罪と罰』もすごかったが、こちらはそれにもまして感動した。

  • 世界最高の文学作品として色々な所で名前が挙がっているのでいつかは読もうと思いつつも、挫折率が高いという声に臆しなかなか手を出せずにいましたが、そろそろ行けるだろうと挑戦してみました。

    上・中・下通して2ヶ月ほどかけて読み終えた感想としては、面白かったけど作品の半分も理解できてないんだろうなという感じです。
    作品の核と言われている「大審問官」を始め、日本人としてはなかなか馴染みのないキリスト教(ロシア正教)の話が主題の一つとして随所に書かれている上に、登場人物の話がやたら長く、その話さっき聞いたよ!?というのがちょこちょこあるので、噛み砕きながら読み進めるのに随分苦労させられました。

    気軽に読み返せる作品ではないですが、いつかまた体力がある時に、頑張ってみようと思います。

  • 4.3非常に手強い作品で、全て読み終えるのに3ヶ月もかかったが、ロシア文学の重厚さを体験できる。1冊目・2冊目があまりに凡長で何度も本を放り投げそうになったが、終盤に盛り上がるので最後まで粘った価値はある。
    大審問官がこの作品の核らしいが、キリスト教に詳しくなく、何がすごいのかよく分からなかった。

    追記:亀山郁夫著『100分de名著 カラマーゾフの兄弟』を読むと解説が分かりやすかった。

    ちなみに原訳と亀山訳があるが、堅苦しい原訳の方が物語の雰囲気に合っていて好き。

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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