本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102014042
感想・レビュー・書評
-
同じモーパッサンでも心理描写の殆どなかった
「テリエ館」とはまったく違い、
複数の関係者の思惑が交錯し。
こういうスタイルのほうがやっぱり全然読みやすいなあ。
大小の運命のいたずらや小道具の使い方の
配置なんか、実に巧みですねえ〜。
個人的には、皆さん結構イイ性格してる(^^;)ので、
夫婦間・兄弟間の桎梏や確執なんかを
もっと書き込んだ長編にしてほしいところだけど、
1エピソードで回してるから、このくらいの分量が
スマートにまとまるところなのかなあ。
ラストに関係者が船医の薬棚の前に集まったときには
よもやここで大波乱・・・?と心配(期待?)してしまったけど、まさかそんな、エンタメまがいの終局なんて、ねえ。
いやいや、でもなかなかの緊張感でした。ふう〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絡まっているからこそ、共感できない部分もあり、自分流に解釈する部分もあり……
-
グレイプバインの「マダカレークッテナイデショー」にモーパッサン、ピエールとジャンというフレーズが入っているので気になって読んでみた本。なんとなくやるせない兄弟の話。
全3件中 1 - 3件を表示