父と子 (新潮文庫)

  • 310人登録
  • 3.69評価
    • (20)
    • (43)
    • (57)
    • (0)
    • (0)
  • 35レビュー
制作 : 工藤 精一郎 
  • 新潮社 (1998年5月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102018064

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ドストエフスキー
ヘルマン ヘッセ
ドストエフスキー
ヘミングウェイ
フランツ・カフカ
安部 公房
ドストエフスキー
有効な右矢印 無効な右矢印

父と子 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • めまぐるしくストーリー展開するわりに、長編ではなく、読みやすい。そのぶん重厚感はないが。物語の進み行きとともに、変化していくそれぞれの心情・思想。大変、良作。

  • ツルゲーネフの最高の作品である。父たちと息子たちの世代の対立が柱としてあり、ニヒリストとはなんぞやの描写も興味深くおもしろい。それぞれの人の心のあり方を緻密に積み上げて、新しい時代に変わりつつある背景が浮かびあがっている。正に今の日本で読まれるのが望まれる。

  • あらすじだけ読むと、思想とか改革とかを扱った冷たい小説に見えるけれど、実は違う。友情だったり、恋だったり、若者の苦悩だったり…。これは青春小説。そして驚いたことに、色調は静かでも、意外と明るい。とてもきれいな小説だなぁ、と思った。

  • 観念を重点を置き、世界を変えようとしない親の世代。

    対して、若い世代は行動することを重点ををおいた。

    これは、先に観念を作ったもの達がいたから、次に繋がったのではないだろうか。

    世界は日々進歩している、前進するたび、過去のことは古く考える。
    しかし、過去があるからこそ、新しいものが生まれるのだと知りました。

    また、恋愛感情は必要ないと、考えていても人は誰かに恋をして、最後に求めるのは安心、恋したものを選ぶのだと思いました。

  • じ、人名が多い...

  • 新時代の子たち、旧時代の父たちの衝突をテーマにかかれたもの。この主人公?バザーロフがニヒリストの元祖。功利主義者で、現実主義者で、観念的なものはなんの役にもたたない!というバザーロフだけど、なんかかわいい。ロシア文学の大御所をとってかわいいは失礼だけど。笑
    恋愛なんてロマンのさいたるものをもちろん愚弄嘲笑するけど、やっぱり感情には逆らえなくて、葛藤して、だからすごく歯がゆい結果に。でも、最後には……

    友人アルカージイの恋との対比もおもしろい。

  • ロシア正教と皇帝に忠実な父=旧世代と、西洋かぶれの子=新世代の仲違いのお話(だったと思う)。評判ほど面白くなかった。翻訳のせいかもしれない

  • 初恋を読んだ頃はまだロシア文学に本格的に触れる前だったので感動は薄かったのだけど、この物語にはとても感動しました。

    物語の展開にも文章にも一切の無駄がなく、描かれる自然や人物は素晴らしく魅力的。

  • タイトルと重ねてもう一度読む予定。

  • 本書は、ニコライやパーヴェルら父の世代(古い貴族的文化)とアルカージイやバザーロフら子の世代(新しい民主的自由的文化)の思想的な相違と衝突によって描かれている。ニヒリストである主人公バザーロフの持つ否定と破壊。しかし意志と知識を持ち合わせ前に進むエネルギーを持ち、かつ人間味も兼ね備え、そしてそれらが悲劇的に融合していく。

    いつの時代にも、世代間には、相違があるだろうが、それを子の世代、父の世代がそれぞれどのように寛容になれるか、人間の器を問われますね。

  • いわゆるジェネレーションギャップの物語。平成世代と昭和世代、とか以上の時代の流れの中での。
    でもなんだかんだみんな金持ちの支配階級だから、どことなく浮世離れを感じる。
    ロシアに平民の時代が来るのはいつの日か。

    原文で読めたらもっと面白いのかなあ。
    新訳がほしいです。

  • ニヒリズムなんてくそくらえ、というニヒリズムはパラドックスになるのか。

  • 高2の息子の読書課題。
     無理やりよみました。
      ニヒリズム!

  • 作者は詩人
    物語を俯瞰的に眺めながらの進行におどろき。
    作者のすごさを感じた。
    当時のニヒリズムはまだまだ甘い。ニヒリズム的な黎明期だったからか。
    考えが甘いと思った。

  • 権威や既成概念を否定するニヒリストは唯物論者ではあるが、自然を基礎においていないため脆い。否定のための否定がアイデンティティになっているからだろう。正教会とカトリックによる差とルネサンスによる古典の再受容の有無が差になってしまったと考える。アルカーヂィとカーチャはアンナ・カレーニナのリョービンとキチイを想い起こさせる。

  • 他人の親の悪口をいうのは止めましょう。従来の親子意識に加え、貴族意識が絡まってくるので、この時点で小説のネタとしては合格なのだろう。父と子のやりとりはもどかしい。でもあるんだよな、こういう感じ。みんな仲良くしてよね。

  • ツルゲーネフにはこう映ったのかぁと、小説というより共感も批判もなくノートを読んでる感覚だった。
    わたしがもっと歳を取ったら違う読み方ができるだろうか。

  • 農奴解放という歴史的な1862年に書かれた作品。

    初めて主人公に「ニヒリスト」を配し、この言葉を確立させたと言われる。これも「ニヒリスト」=「短絡的な無神論」ではなく、
    硬直した思想や論理に現実的な考え方で臨む重要性を謳っている。

  • 久しぶりに会う最愛の息子。再会を喜ぶのは父子共に同じでも、すっかり大人になり、新しい時代の思想を持つ友人を連れて帰ってきた子に戸惑い、自分が時代遅れの人間になってしまったことを実感する父ニコライと、子アルカーヂィ。農奴解放という時代をへて生まれたロシアの世代間ギャップというテーマは、時代と場所を問わず現代にも通じる普遍性を持っています。

  • はじめてのツルゲーネフ。知人に薦められて読む。
    予想に反して、ニヒリストの話であることに驚く。
    ロシア文学は、ドストエフスキーにしてもこの本にしても、政治的・改革的な熱情の発言が多い。

    すがすがしい本。

  • (2004.09.28読了)(1998.08.14購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    農奴解放前後の、古い貴族的文化と新しい民主的文化の思想的相剋を描き、そこに新時代への曙光を見いださんとしたロシア文学の古典。著者は、若き主人公バザーロフに“ニヒリスト”なる新語を与えて嵐のような反響をまきおこしたが、いっさいの古い道徳、宗教を否定し、破壊を建設の第一歩とするこのバザーロフの中に、当時の急進的インテリゲンチャの姿が芸術的に定着されている。

    ☆関連図書(既読)
    「はつ恋」ツルゲーネフ著・神西清訳、新潮文庫、1952.12.25

  • 旧版(1951/04)(ISBN-10:4102018018)の[55刷]昭和60年8月5日発行を保有

    画像は、新版(1998/05)(ISBN-10:4102018069)
    カバーのタイトル文字色が「緑」と「赤」の違い。

  • ニヒリストとしての人間を描いた作品。

全35件中 1 - 25件を表示

父と子 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

父と子 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

父と子 (新潮文庫)のKindle版

ツイートする