- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102023112
感想・レビュー・書評
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外国児童文学なんて、超ひさしぶり。翻訳は野坂悦子ではなくて灰谷健次郎。140ページの薄い小説。朝型の姉「朝の少女」と夜型の弟「星の子」が、反目しながらも両親と一緒に暮らしていく、なんてことない田舎の島の日常。淡々としてて退屈な印象を受けるが、我慢して最後まで読むと、児童じゃなくても、いろいろと考えさせられる。たしかに一種のサプライズ・エンディングといっていい。裏表紙の紹介文「海や星や太陽に抱かれ、ふたりは幸せだった。運命の日がくるまで──」。予備知識なしに、読めるといい。
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なんか詩的で夢見な感じだから
読んでられないかな…と思ったけど
ラストの衝撃ってレビューを信じて我慢したら
だんだん心地よく楽しめた。
と思っていたらのエピローグで
愕然とした。 -
わたしも。
衝撃的なエピローグは大事かもしれないけど、このお話の良さはエピローグに拠らない。
昔私は朝の少女だった。たのしみがいっぱいで、朝より先に起きていた。 -
読み始めたら止まらなかった。一気に20分くらいで読んでしまった。朝の少女と星の子。対称的な二人が自然の中で学び大人へ成長していく。平易な文章で綴られているがその実奥が深い。心に投げ掛けてくるものがあった。子ども向けだけど、大人が読んでも感動できる作品。素晴らしい。2011/105
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衝撃のラスト。
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今年読んだ本の中では暫定1位でおもしろかった。
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さわやかな朝の風を感じら、途中まではすごく素朴な気分で読めますが
急激にやってくるラストがあまりにも悲しく、
しばらく考えさせられるお話です。 -
ワンシーンワンシーンが頭に浮んで心にくる素晴らしい文章。
もっと地球と暮らしたくなる。
大好き。
メルモにもプレゼント -
内容は何も知らずに読むのが良いかも。
南国の自然の中の生活が美しい。