アンジェラの灰 (上) (新潮文庫)

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制作 : 土屋 政雄 
  • 新潮社 (2003年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102025116

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アンジェラの灰 (上) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「子供のころを振り返ると、よく生き延びたものだと思う。もちろん、惨めな子供時代だった。だが、幸せな子供時代なんて語る価値もない」

    仕事はいつも3週間しか続かず、その間の稼ぎも、失業手当さえも酒代につぎ込むマラキ。そんな男と結婚し、子供を産み、喪い、極貧の生活に身を削るアンジェラ。
    彼らの間に生まれた少年・フランクの目を通して描かれる一家の歴史。
    ニューヨークの貧民街のひとすみで次々と生まれては育たずに死んでゆく弟、そして妹たち。
    生活はニューヨークからアイルランドへと移るが、そこでは更なる貧困と病が一家を待っていた――。

    アメリカ・ニューヨークに生まれながら両親の故国アイルランドで貧しい子ども時代を過ごした自らの体験をユーモアたっぷりに綴り、1996年に発表された著者の自伝。ピュリッツァー賞や全米図書賞を受賞してミリオンセラーになり、世界30カ国で翻訳された。99年にはアラン・パーカー監督により映画化。

  • クズな父親のせいですさまじく貧乏なとある一家の物語。
    そんな中でも子どもは無邪気だね、みたいな感じ。
    しかしむしろ、子どもだからこそ、無邪気だからこそ、大人の都合とか知ったことかのような素直な素朴な視点からの描写が多い。
    そこに悪意はなく、それによって本当にクズな父親のせいによる悲惨さに、微妙にフィルターなりオブラートなりをかけて軽減されている。

  • 著者の自伝だというが、父親があまりにもダメダメ(稼いだお金は全部パブで使ってしまう)であり、かなりイライラさせられる。あまりの貧乏暮らしであり、弟たちの死が痛ましい。それでも本人が屈託なく育っているところが本書の魅力なのだろう。

  •  フランク・マコートの自序小説であり、ピュリツァー賞受賞作。
     …原文の文体の問題なのか訳し方の問題なのかわからないですが、日記とも小説ともつかない書き方がどうも肌に合わなくて、なかなかテンポよくいきません。うぅむ。
     そして、飲んだくれでまさにマダオの父親への怒りばかりが駆り立てられて落ち着かない。「あまりにも悲惨。もう笑い泣きするしかない!」って文句で売ってますが…怒りが先行するのはわたしだけなのか。
     下巻もこの調子でぐだぐだと続きそうな感じだけど読もうと思わせるのは、回顧録でありながら子ども視点が揺らがないからでしょう。

  • '30年代のアイルランド、悲惨な生活の中でたくましく生きる少年の物語。
    悲しいからパブに行き、飲み過ぎるから失業し、貧困で子ども達が死に、そしてまた悲しくて酒を飲む・・・という悪循環なお父さん。一体何パイント飲んだらギネスなんかでへべれけになれるんだ???

  • 読んでいて少し辛くなりました…

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アンジェラの灰 (上) (新潮文庫)の作品紹介

飲んだくれで、愛国主義者で、生活能力皆無の父。家族のために身も心も削り、涙に明け暮れる母アンジェラ。子供たちは次々に病にかかり-でも生き残った者たちは、空腹にめげず仲良く逞しく生きる術を身に付けてゆく。そして皆、父が大好きだ。30年代のアイルランドの町リムリックを舞台に、極貧の一家の日々の暮らしと少年の心の奥底を、ユーモアたっぷりに綴る回想録の傑作。

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