黒猫,黄金虫 (新潮文庫 ホ 1-1)

  • 新潮社
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102028018

感想・レビュー・書評

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  • 黒猫は飼っている身としては始めとか途中つらい描写がありました。予想はつくものの、実際それを見たら怖いだろうなと。最後の部分は黙ってればわからなかったのにそこは黒猫の呪いでしょうか。アッシャー家はおどろおどろしいです。ウィリアムウィルソンは一体いつから彼の精神状態がおかしくなってしまっていたのかが気になります。メールストロムは緊張感からか読むスピードも進むにつれて早くなりました。黄金虫は個人的に一番好きな話です。壊れてなかった、寧ろ探し当てちゃうまでが的確に動いていたというところが秀逸です。どれもちょっと怖いけど楽しめました。

  • どの話も面白く、一気に読みました。
    個人的には「黒猫」「ウィリアム・ウィルスン」が特に好きです。
    どの話も計算されていて、読み終わるとビックリします。

  • (1997.11.03読了)(1997.09.27購入)

    ☆関連図書(既読)
    「ガリヴァ旅行記」スウィフト著・中野好夫訳、新潮文庫、1951.07.30
    「西遊記(上)」呉承恩著、岩波少年文庫、1955.02.20
    「西遊記(中)」呉承恩著、岩波少年文庫、1955.04.20
    「西遊記(下)」呉承恩著、岩波少年文庫、1955.06.25
    「ドン・キホーテ」セルバンテス著、岩波少年文庫、1987.11.18
    「宝島」スティーブンソン著・坂井晴彦訳、福音館書店、1976.10.20

  • 怖くて最高。黄金虫の謎解きも緊迫してる!

  • あっという間に読めた。

    うちにも黒猫がいるので読んでみたら、
    残酷な話しだったので焦った。

    どの話もテンポ良く、予想外の展開が面白い。

    「黒猫」
    「黄金虫」
    「アッシャー家の崩壊」
    「ウィリアム・ウィルソン」
    「メールストロムの旋渦」

  • 古典だかやはり素晴らしい。暗号の謎解きものとしては秀品だ。暗号文を解いて行く下りは本当に面白い。

  • 短編である『黒猫』の完成度の高いこと。滑稽ながらも恐怖があって、好みでした。

    冷静さや謙虚さを失った人間がいかにもろいか、というのがよく分かる。

  • 江戸川乱歩が好きなので読みました。


    クロネコの話が怖かったです。


    夢に出てきませんように、なんて祈りながら読むといいです。

  • 青空文庫でDLして20年ぶりくらいに読み直す。
    特に黄金虫はすっかり忘れていたので、かなり面白かった。暗号解読はホームズシリーズでも、似たようなものがあった気がする。有名なテクニックなのかな?

  •  人間の業を記した『黒猫』、『アッシャー家の崩壊』、『ウィリアム・ウィルスン』、『メールストロムの旋渦』、そして推理小説として有名な『黄金虫』を集めた短編集。

     『黒猫』、『アッシャー家の崩壊』、『ウィリアム・ウィルスン』、『メールストロムの旋渦』はいずれも自らの罪に対する懺悔を表しているのではないか?そしてその罪を犯した場合、その罪が返ってくるということを書いているのでは。。タッチが予想外の展開が多く、久々に心が動かされる(普通に怖い…)ものであった(だからあえて詳細は書かない)。

     また、『黄金虫』はシャーロック・ホームズの踊る人形のような暗号が出てくる。非常に興味深いものである(案外単純なものだが。。S.シンの『暗号解読』の中でも初期に出てくるような)。

著者プロフィール

(1809年〜1849年)アメリカの作家、詩人。推理小説の祖とも言われる。主な作品に「アッシャー家の崩壊」、「黄金虫」、詩集『大鴉』など。

「2020年 『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】 ゴッサムの街と人々 他』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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