黒猫・アッシャー家の崩壊 ポー短編集I ゴシック編 (新潮文庫)
- 新潮社 (2009年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102028049
感想・レビュー・書評
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The Black Cat(1843年、米)。
不気味で不条理で暗い。しかしラストは笑ってしまった。普通気付くだろう! -
「ウィリアムウィルソン」は納得できました。
「赤き死の仮面」はカラフルな部屋と経帷子に包まれた仮面男の配置が絵画的
「落とし穴と振り子」はタイムリミット系のスリリングが味わえる。
でも、でもと言わせてもらうなら、私はあんまりだった。
生き埋めものはゾラにもあったと思うけどなんやろな、やっぱり歴史観というか時間性が極端にないのが気になる。
「落とし穴と振り子」の最後にフランスの将軍が出てくるのと「ウィリアムウィルソン」の生涯の描写あたりに僅かに出てくるだけで、時間の文脈ともいうべきものがなくってあくまで“そのとき”“どこかで”感が真空的息苦しさを感じる。 -
有名でかつ超短いのに非常に読みにくい。頭に入ってこないなあ。。オチは面白いけど、既に膨大なパロディやパスティーシュがあるので意外性はないかも。
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思ってたような怖さを味わえなくていまいち楽しみきれなかった
『赤き死の仮面』の七つの部屋の構造がよく分からなくて、読み取れないのと想像力が乏しくて悔しい
『ウィリアム・ウィルソン』はちょっと面白かったドッペルゲンガーとはまた違うし幻想ってわけでもなさそうだし不思議な話だなと思った
他の訳者のものも機会があれば読んでみたい
個人的には怪奇の類はキングのが好きかなと思った -
2022.1.16 読了
『黒猫』と『落とし穴と振り子』と『ウィリアム・ウィルソン』はその怖さが伝わってきたけれど
基本的にたとえば~と比喩すればするほど文章が難解になっていくのでとにかく読み進めるのがしんどくてあまり面白さを感じられないまま終わってしまいました(-ω-;) -
ポーの短編集の中でも「ゴシック」をテーマとしたものを収めたものらしく、個人的にはピンと来た話が冒頭の「黒猫」くらいしかなかった。他の短編集も目を通しておきたい。
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訳のせいだと思うが、とにかく読みづらい。ただ、読んでいて急に惹きつけられることも多かった。
「黒猫」と「落とし穴と振り子」が個人的には良かった。 -
あまりにも有名な「黒猫」・「アッシャー家の崩壊」
エドガー・アラン・ポー
読んだことはなかったけれど、タイトルや著者ぐらいは聞いたことがある。
しかし…
確かに雰囲気はあるのだが
ごめんなさい、この本の良さがわからなかった…
ただつらつら描写があるだけで…
「黒猫」は最後まで言い訳を続ける主人公に怖さを抱いた。 -
猫好きとしては表題作「黒猫」でちょっと敬遠気味。