二都物語 (上巻) (新潮文庫)

  • 520人登録
  • 3.48評価
    • (25)
    • (49)
    • (105)
    • (6)
    • (2)
  • 44レビュー
著者 : ディケンズ
制作 : 中野 好夫 
  • 新潮社 (1967年1月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102030035

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ドストエフスキー
ドストエフスキー
ツルゲーネフ
遠藤 周作
ドストエフスキー
谷崎 潤一郎
有効な右矢印 無効な右矢印

二都物語 (上巻) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • フランス革命の前後の時期、イギリスはロンドンと、フランスはパリの二都市を舞台に進む物語。ひとりの女性を愛するふたりの男。18世紀のイギリスやフランスの大衆の様相を読み知ると、今よりも「世も末」感を感じます。すさみ方がすごい。イギリスは追剥だとか夜盗だとかが跋扈していて、また、ちょっとした罪でも、死刑になる裁判が大流行り。裁判で死刑判決が出るところを見に来る、地に飢えたような大衆も大勢いる。フランスは王侯貴族の権力が強く、民衆は虫けらのごとく扱われて、また、密告などにより罪のない人たちが厳しい監獄送りにされていたりする。

  • はじめのうちは読みにくくて、なかなか進まなかったが(文体に慣れるまで時間がかかるので)、中ごろからはすいすい読み進められた。ひとつの事件を表すのにも、筆者がしゃしゃり出てきて講釈を始めるのでもどかしかったが、まあ、そういう時代なのだから仕方がない。まだまだ、話は始まったばかり。筋立ての環境が整っただけ。下巻が楽しみ。

  • 表現がくどかった・・・
    よみにくい。下巻に期待。

  • 高校生の私には難しかった

  • 高校生の頃に読んで以来だけど、びっくりするほど忘れてる。まぁそれはそれで新鮮に楽しめるわけで。

  • 舞台はパリとロンドンの二つの都市。弁護士であるシドニー・カートンは、本当は純粋で有能なのですが、不器用なためにだらしない生活を送っていました。そんな彼が一人の女性に会い、少しずつ変わっていきます。そして、その背景で起こるフランス革命。映画のようにドラマチックでありながらも、現実的な埃くささが感じられ、歴史の授業で習うよりもさらに理解が深まることと思います。大事な人のためにカートンがとった手段はどのようなものだったのか、思わず涙を誘われてしまうラストもぜひ確かめてみてください。

  • 訳がもう少しこなれていればもっと読みやすくなりそう。
    序盤の裁判がわかりにくい。
    ただ後半の展開は気になる。

  • ミュージカルで井上芳雄がシドニー・カートンを演じたっていうのを聞いたから、シドニーにすごく着目してしまう。かっこよかったんやろな〜。。ルーシーにシドニーが告白する場面が好きだった。フランスとロンドンの二都を舞台に展開する物語。

  • 詳しいレビューは,下巻を読み終えたときに.

  • 《上巻》登場人物が置かれた状況、社会の状況の描写が象徴的で、ゴヤの絵画を彷彿させる。《下巻》バスティーユの描写がまさに土埃と石畳を叩く蹄や靴底の音。レミ原作の淡々とした陳述のような、歴史の記録とは違い、そこで生々しくひとが動いているのを感じる。

  • 訳者解説にもあるが、少々構成力に欠けるように思われる。しかし、イギリス、フランスの二国にまたがる物語は当時の様子を知る上で非常に興味深く、また登場人物は魅力的である。

  • そのほうが、はるかにはるかにいいことだ

    悲しい、悲しい陽が昇った。だが、それにも増して限りなく悲しかったのは、いまその朝日が照らしだしているある光景--能力も立派なれば、心も美しい一人の男、それがただ正しい使い道を知らず、また自ら助け、自らの幸福をつかむこともできず、我とわが身をむしばむ病根のことはよく知りながら、今はもう寂しいあきらめの中で、みすみす朽ちゆくに任せているとでもいったこの男の姿だった。

    ロンドンでの彼には、もはや黄金の舗道を歩きたい気持ちもなければ、バラの褥に寝たい気も無かった。もし彼に、そうした高望みがあったならば、おそらく彼は成功しなかったであろう。彼はただ働くことだけを期待した。そしてそれを見つけ、やり、しかもできるだけ誠実に果たしてのけた。
    そこにこそ、成功の鍵はあったのだ。

    ぼくという人間はですね、子供のまま死んでしまったも同然なんです。
    ぼくの一生というのは、全部ことごとく、こと志と違ったことばかりなんです。

    それにしても、なんという人生の浪費だったことか。そしてまたことさらに本性を押さえ、ゆがめた生活だったことか。それを思うと悲しかった。

  • 18世紀末フランス、革命前夜の市井の人びとに焦点が当たっている。荒れ果てたパリの街並みと、それと比較するように秩序を保っているロンドンが描かれている。パリでは貴族に対する反発が強まる中、貴族であることを捨てた主人公はイギリスからフランスに帰ってくる。

  • 帯に書いてあった、ディケンズの最高傑作、って評価には違和感を覚えました。
    比喩を多用した描写が冗長に感じる部分があったり、上巻の半分くらいはまどろっこしくて微妙でした。

    フランス革命前夜の市井が描いてあるのは、良かった。下巻に期待。

  • ミュージカルがすごく良かったので読んでみた。
    好きなキャストで脳内再生されているので非常にオイシイ。
    ミュージカルは怒涛の展開過ぎて「えっ」となる場面もあったけど、小説はちょっと冗長。かも。
    マダムのお姉さんとお兄さんのエピソードなんかは、小説の方がずしっときて良かった。
    ただ、ミュージカルの方がシドニーを中心にしてよく整理されていて、そのため彼の最後が非常に活きていたと思う。

    フランスの庶民も、イギリスの小さな家庭も子供の未来を守るんだという一つの目的に向かっているのに、フランスではそれが不幸から始まり、イギリスでは慈しむ気持ちから始まっている、その、悲しい違い。

  • ディケンズとしては異色の作だけれど、フランス革命好きにとってはかなり美味しい作品。ディケンズ特有の埃っぽい街並みと、革命期のすさんだ血なまぐさいパリがぴったり合っている。同時期のイギリスの描写があるのもうれしい。

  • これじゃあ革命されるよ。
    そしていつの時代も女は強い。

  • いまいち。途中で止まらない場面もある一方、進まなくて飛ばし飛ばし読む所も。翻訳者もあとがきでけっこう批判していて面白かった(笑)

  • フランス、パリなどを舞台とした作品です。

  • 途中だれそうにもなったが、比較的楽しんで読めた。ただ、お涙頂戴的なラストは個人的には頂けない。あんなうまい話があるだろうか?訳も少し読みづらかった(これは仕方のないことだが)。

  • 布石が散りばめられた上巻。下巻のラストは想像できない。そんな本。

  • フランス革命を舞台にした数多くのフィクションの中にあって、この作品は実際に革命とは関わりのない人々の立場からフランス革命を描きます。
    「自由、平等、友愛、然らずんば死」―平和に満ちた3つの言葉につけ加えられた残酷な言葉。これが、革命とは無関係な人々をも巻き込んでいきます。

  • 途中でだれる。

全44件中 1 - 25件を表示

二都物語 (上巻) (新潮文庫)に関連する談話室の質問

二都物語 (上巻) (新潮文庫)に関連するまとめ

二都物語 (上巻) (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

二都物語 (上巻) (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ツイートする