- Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102030080
感想・レビュー・書評
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せっかく劇をしたので原作も読んでみた。
幽霊と見てまわるエピソードが思った以上に細かかったのは面白かった。
ただ、私はいまだにスクルージさんがこんなにあっというまに回心したのがどうも腑に落ちてない。もともとそんな悪い人じゃなかったってことなのかな?
(以下思考の痕跡)
仮説としてスクルージさんがあんなに冷たい人間だったのは、自分の殻に閉じこもって周りを全然見てなかったから、とする
幽霊たちは、スクルージさんに周りの世界を見せた。
そのことによって、自分がしてきたことを客観的に見れるようになって、悔い改めた。
のか?
うーん。
でもよく考えたら、私も過去とか、現在とか、未来とかを幽霊と一緒に見てまわったら、見たくない自分の光景とか気づきたくない過ちとかにいたたまれなくなって、悔い改めるかもしれないなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●英
訳がちょっと読みにくかったけど。
確かに、クリスマスにちょっと触れたくなる、心温まる話。
人に優しくしたくなる。 -
クリスマスの定番ともいえる作品。
有名な作品なので、内容を知っている人も多いのではないだろうか。クリスマス・イブの夜に現れた仕事仲間だった友人の亡霊に言われたとおり、3人の幽霊に出会う。過去・現在・未来の幽霊に伴われて、自分がどのように他人に思われているかを目の当たりにする。
自分が働き生きる意味、つまり存在する意味は他人への奉仕のためと言えるのかもしれない。自分が生きていることによって、誰かに影響を与えているのだから(受けてもいる)。それならば、よい影響を与えたい。そうすることで前を向いて生活できるのではないだろうか。
こうした混迷の時代だからこそ、読んでおきたい作品。 -
以前、童話で読んだことがあった。原作の方が、やはり細かく描かれており、童話では見えなかった景色が見えてきた。
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ディケンズ「クリスマス・カロル」新潮文庫
街にはイルミネーションが輝き、近所のスーパーでは松任谷由実の「恋人がサンタクロース」が流され、ホームセンターにはツリーやリースが並び、洋菓子屋ではケーキの予約注文を受け付けるなど、にわかに街が色めいてきました。
クリスマスが今年もやって来る〜♪
そんなクリスマスを馬鹿げていると一蹴するスクルージ。
それなのに、ラストには思わず「どうした!どうした!スクルージ!」と言いたくなります笑
なんとなく、こうしなさい、ああしなさい、という説教くささもあります。イエス様々な雰囲気ですね。
32頁の鎖のくだりのところで、
「Title of mine」/BUMP OF CHICKENの歌詞を思い出しました。 -
何年かに1回、クリスマスシーズンになると読みたくなる。もう4度目かな。
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紅茶さんのレビュー
http://booklog.jp/users/suimyaku/archives/1/4001145510
を読んで再読したくなった.手元にあるのは1983年発行の50刷.訳注も解説もない版.
あらすじだけみれば,読む気がしなくなるような話だが,読み始めるとそこはディケンズ,ぐいぐい読まされてしまう.そして,若い時に読んだよりもずっと心にしみるところがあった.私のような異教徒にとってこの本における善人には違和感を感じる部分はあるのは事実だが,一年に一度くらいお祝いの気分の中で互いに他人を思いやる気持ちになる日があってもいいのかなと思わせるものがある.(日本だとお正月かな.でもテレビがついてるとすべてが台無し).街が静まり返り,皆なが家族で過ごすヨーロッパのクリスマスを思い出した. -
感動しなかった私は、どうしたらいいんだろう。
いいおじいさんになってよかった。