デイヴィッド・コパフィールド(2) (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102030110

感想・レビュー・書評

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  • すでにデイヴィッド・コパフィールドじゃなくてトロットウッド・コパフィールドになってるんですが…。まさか名字じゃなくて名前が変わることになるとは思わなかった。
    新キャラはほどほどで、割と既存キャラがよく話を回していたと思う。子供がひたすら可愛そうな目に遭うターンが終わって読みやすくなったかも。
    一番面白かったのは主人公が恋に落ちたシーンの描写だった。「のぼせあがる」という表現にふさわしいものになっていた。その一方でアグニス?はどうなるんだろう…

  • 『どん底作家の人生に幸あれ!』というタイトルで2019年に映画化された本作。少年から青年期へ向かう第ニ巻。

    無事に伯母にひきとられ、新たな学校生活が始まる。次々に登場する多様なキャラクターが何よりも魅力的。恋と友情、親子の愛にも匹敵する伯母や乳母の存在などの反面、イヤな予感のする人物との出会いもあり、読者を飽きさせない。数あるキャラクターの中でも作者の父親がモデルだといわれるミコーバーの個性は際立つものがある。色々な出来事があるが、過酷だった第一巻に比べ、少年から大人になっていく過程の、いわば思春期を描いた第ニ巻は、微笑ましく読める内容だったと思う。

  • 思春期のデイヴィッドは幼少期に苦労したせいか賢くなっている。しかし青春だな〜〜!次から次へと女の子を好きになるデイヴィッドはなんだか可愛い。

    この時代は社会の階層がはっきり別れていて、異なる社会の者と一緒になる不幸を恩師夫妻があらわしている。それとデイヴィッドが就職した代訴人という職業は職を得るために大金を払うとは、いやはや…やっぱり財産のある人間が優遇されているんだな。

  • どんどん動く物語に引き込まれてしまう。
    さて、続きも読もう。

  • 最高傑作

  • ミコーバーさんが面白いね。

  • 2巻目も相変わらず大らかな文体ながら、悲しさ不安は尽きない。
    そしてたくさんの個性豊かなキャラクターが登場し、それぞれの「謎」の種を撒き、続巻への期待を持たせる。

  • 伯母に引き取られてトロットウッドと名を改めたデイヴィッドは、伯母の好意によりカンタベリーの学校に通うようになり、かつての級友スティアフォースと運命の再会をする。また、法律事務所を開くウィックフィールドのもとに寄宿した彼は、その娘アグニス、書生のユライア・ヒープなど、個性あふれる人々に囲まれて成長していく。

    登場人物が一気に増えたので、途中でごちゃごちゃにはなったが、伯母の愛、またアグニスや多くの人に囲まれて逞しく成長していく様子は、幼年期の不幸から考えれば、彼は運が良かったのかもと思わずにはいられなかった。
    何人かの懐かしい友との再会劇もあり、ロンドンといえども世界は狭いのだなと、個人的には思った。

  • やっと2巻が読み終わる。

    登場人物は多いし、展開は早いしで、主人公は惚れっぽいしだけど、なんか、登場人物みんなが好き勝手に動いていて面白い。

    主人公の少し弱気なんだけど、妙に悟っているんだか、馬鹿にされているんだかな性格がなんか、自分とかぶってしまう。
    続きが気になる。。

  • (8/22)

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著者プロフィール

Charles Dickens 1812-70
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

「2019年 『ドクター・マリゴールド 朗読小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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