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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
30歳を過ぎた頃に読むと、その後の人生が変わるかもしれない本だと思う。それ以前に読んでおくのも良いと思うが、それが本書に記されていることを行動として起こせるのだろうかと思ってしまう。30にもなれば、人生についてある程度の見解が開けてくる。その中で本書に出会うことで、さらに人生に幅を持たせ人間らしい人生を歩んでゆけるのではないかと思う。ただ著者に真似て言うならば、読んだからと言って変われるひとばかりではないと言うことだと思う。
哲学書を読む楽しみは、個人的に二つあります。 ひとつは自分が何度か考えたことのある問題を、名のある哲学者たちも考えたことがあったのだと発見すること。 もうひとつは自分がこれまで一度も考えたことがない問題を指摘され、世界の見方が一変するときです。 本書は前者に当たります。 幸福は「モノの所有」と「他者との関係」では規定できません。 欲しいモノを手に入れたとしても、手に入... 続きを読む »
哲学書は滅多に読まないし苦手な分野だけど、今までの中では読み易い本でした。時間をかけてじっくり読み込めば、もっと深く読み取れるような気がします。けど、やっぱり哲学は苦手なようです。
じっくり読書出来る環境で、哲学初級?という人に薦めます。
話題になっていたので手に取った。ちょっとがっかりだったかも。まず翻訳が直訳調で非常に読みにくい。書かれている社会・時代が古いヨーロッパで全く共感できない。平凡な人間の私には、全体を流れる厭世的口調になじめない。読んでいると不幸になりそう。
哲学はすでに完了した学問だ。人間の悩みや行動パターンは数百年前にもうすでに解明されているのだということが分かる。悩むのはあとだ!本を読め!
休日の読書として、古典をとりあげた。 ショーペンハウエル『幸福について』。まあ、人並みに幸福だとは思うが、小人物などで、つならないことに気をやむ傾向にあり。 この本を読んで気に入った言葉。 (1)青年期の立場からみると、人生は無限に長い未来である。老年期の立場からは、極めて短かった過去である。(p334) (2)不合理なことが民衆の間に、あるいは社会において語られ、著... 続きを読む »
“幸福は人間の一大迷妄である。蜃気楼である。がそうは悟れない。”そんな哀れな人間を諭すように、本書は冷静な眼差しで人生とは、幸福とは何なのか。語りかけてくる。
人間の幸福について考えるとき、「安寧で平穏」、いわゆるアタラクシアに重点をおき、「生きてないよりはマシ」に落ち着くのがよろしいというのが基本的な発想。1章から4章は幸福の要素を、(1)人がら (2)所有物 (3)人からの評価に三分し、(2)、(3)は自分の圏内にないものであるから(1)こそ省察に値すべきと説く。5章ではそれまでの理論をベースにした箴言集。6章は経年の変化についてで、やはり5章までが... 続きを読む »
やはりショーペンハウエルは面白い.本書はでもちょっと危うかった.全6章のうち3章4章6章はものすごく面白くない.だるい.こいつのせいでだいぶだれる.1章2章5章だけまとめて終わって欲しいくらいだ.
要約すると,人間の幸福はおおよそ3つに分けられる.それらは1)人のあり方:人格,品性など2)人の有するもの:物理的意味での所有物3)人に抱かれる印象:地位,名誉,名声 である.そして人間の幸福のほとんどが1の要素で決まるのだ.おおらかに生まれた人はそれだけで幸せということになる.以上の要約で4章までは説明できる.5章では金言や訓話を元に,実際的な処世術の説明がある.これが面白い.この部分は一読の価値ありである.要するに,5章なのだ.5章がなければ★2つ.
三冊目の爺。久しぶりに新境地を拓かれた。曰く「(人間が生まれながらに独りでなく、両親と兄妹の間に、したがって共同体のなかにいたという意味では)孤独は人間にとって自然なものではない」。つまり孤独ですら、自らで掴み採るもの、知る気のない人材であれば、或いは生涯無縁ですらいられるところのもの、という訳。「孤独」「孤独」と表で皆と並べ安堵に浸る限りは、孤独など、勿論無縁だろう。異議無し。
本書中盤のヨーロッパ騎士を風刺するくだりはピンとこず飛ばしたが、それ以外はとても読みやすい。翻訳文もリズムがありすぐに馴染める。
ショーペンハウアーによる随筆「処世術箴言」の全訳。彼は人間の運勢に現れた差別の基礎となすものは3つの根本規定に帰着されると言う。その3つとは1.人のあり方、2.人の有するもの、3.人の印象の与え方であり、この3つそれぞれについて章をさいて説明している。 個人的には彼も最も大切だと言っている「人のあり方」の章と「訓話と金言」を読めばいいのかなと思う。 基本的にショーペンハウアーはペシミスティック... 続きを読む »
ぎっしりとしている内容で、訳文も読みやすい方ではなかったですが、解りやすい・面白い哲学書でした。
たぶん違うと思いますが洋風徒然草みたいです(違うか
人生を苦痛と退屈のはざまを行きかう針と例えたところなど、なるほどなと思わせられるところは多かったです。
人生論を述べる本すべてに言えることですが、ここに書かれていることは一人で作り上げていくべき人生観とか哲学とかいうものに目印を与えるものです。(どんなものにせよ)
この本は特にしっかりと作られているがゆえに、特に最終章はその性質が強いと思いますし、それは必ずしもプラスなことではないと思います。
なんで☆4つ
自分で人生とは何かしっかり考えたい人は読まなくていいのでは
『意志と表象としての世界』よりは歯ごたえがないが、それでもアルトゥル・ショーペンハウアーの良さが出ていると思う。
孤独こそが幸せであるというのは解せないが、正しいことも言っている。
毒のある文面は実に面白くて、哲学書にしては珍しくスラスラ読めた。「女について」の方が毒々しくて何倍も好きだけどw
「騎士的な名誉について長々と述べてきたが、それはべつに悪意があってのことではなく、この世の道徳的・知的な怪物に対抗する唯一の勇者は哲学だからである。」
「したがって人間各自、自己に具わる価値と正確に比例して、孤独をのがれたり、孤独に耐えたり、孤独を愛したりするであろう。」
「一日一日が小さな一生なのだ。毎日毎日の起床が小さな出生、毎朝毎朝のすがすがしい時が小さな青春、毎夜の臥床就寝が小さな死なのである。」
孤独な人間が、真に幸福であるかの議論は横に置いて、間違ったことは言っていない。
ショーペンハウアー曰く、 いずれにせよ、知り合ったばかりの人間を非常によい人間だと思ったりしないように、細心の注意を払うがよい。そうでなければ、ほとんどすべての場合に失望させられ、われながら恥ずかしい思いをしたり、はなはだしきは損害をこうむったりするであろう。 ここで次の点をも考慮に入れておくがよい。すなわち緊張を要しないような些細なことに、人間はかえってその性格を現すものだが、こうい... 続きを読む »
こんなに難しい本だとは思わなかったyo・・・。やっぱり屁理屈をこねているだけとしか思えない。この人にとっての幸せを述べているのだろうけど、主張が強く感じるから「一般的に幸福とはこういうものだ」と声を大にしている感。説教くさい。思考の整理学に似た印象。これが名作とは・・・。 優れた者とは社交に顔を出さず、世間の流行に目を向けず、独り思索にふける。劣った者とは饒舌で群れるの好きで・・・・など... 続きを読む »

幸福は人間の一大迷妄である。蜃気楼である。だがそうは悟れるものでない。
この悟れない人間を悟れないままに、幸福の夢を追わせつつ、救済しようというのである。
人生はこの意味で、そのまま喜劇である。戯...





