この作品からのみんなの引用
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努力の終局目的とすべきものは想像力の描き出す映像でなく、明敏な思考を経た概念である。
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障害と闘って勝つことが、人間を幸福にするのだ。
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災厄は誰の身にも無数に降りかかるものだということを常に肝に銘じて、願い事には限界を設け、欲望の手綱を引き締め、怒りを制するということ、
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すべての物事を局限するのが幸福になるゆえんである。
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もとより人生は本来、楽しむべきものでなく、克服し始末をつけるべきものなのである。
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人間はいわば離れ小島のロビンソンである。他の人間と共同の関係に立ってこそ、人間ははじめて相当の意義をもち、相当の事をもなし得る。
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名誉とは、客観的に見ればわれわれの価値に対する他人の思惑、主観的にみればこの思惑に対するわれわれの畏怖の念である。
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生まれは無産の身でありながら、何によらず自己の才能によってついには大いに金が儲かるような境涯に達した人は、自己の才能が固定資産となったのだから儲けはそれから生ずる利子なのだとうぬぼれるようになるのが十中八九である。
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富は海水の様なもので、飲めば飲むほど喉が渇く。名声もこの点では同じである。
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自由な余暇は、その人自身の価値と等しい価値をもつからである。
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知力の程度が増すにつれて、苦痛を感ずる能力もまた増す傾向があり、
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人間を不安にするのは事物でなく、事物についての意見である。
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健全な体に宿る健全な精神が、われわれの幸福のためには第一の最も重要な財産である。
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人としてのあり方のほうが、人の有するものに比して、われわれの幸福に寄与することがはるかに大であるにちがいない。
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人間はそれぞれ、自分が皮膚をまとっているのと同様に、自分の意識の中だけで生きているにすぎない。だから人間は外部から救いの手を伸ばしてもたいして救われないものだ。
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われわれのうちにある幸福の原因は、外界から生ずる幸福の原因よりも大きい。
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人の思惑に大いに重きを置く人間が他人に過大の敬意を表する − 人の与える印象について
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人の与える印象、すなわち他人の思惑に映じたわれわれの生き方は、われわれの本性に具わる特殊な弱みのために一般に過大に評価されている。− 人の与える印象について
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内面の富を十分にもち、自分を慰める上に外部からはほとんどあるいは全然何ものをも必要としない人間が、一番幸福である。− 人のあり方について
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才知に富む人間は何よりもまず苦痛のないように、痛めつけられることのないように努め、安静と時間の余裕とを求める。(略)ことに精神の優れた人であってみれば、いっそ孤独をすら選ぶ − 人のあり方について
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「人間を不安にするのは事物ではなく、事物についての意見である」エピクテートス − 人のあり方について
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人間はそれぞれ、自分が皮膚をまとっているのと同様に、自分の意識のなかに嵌りこんで、直接には自分の意識のなかだけで生きているにすぎない。だから人間は外部から救いの手をのばしてもたいして救われないものだ。− 人間の三つの根本規定
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まして明らかに自分が間違いをしでかしたような場合には、大抵はわれとわが心に向って弁解をしたり、取り繕ったり、たいした間違いではないように考えたりしようとするものだが、そういった態度を取るよりは、潔くその間違いを承認し、それをそのままはっきりと見極めて、今後はこういった間違いを避けようという決心を固めることができるようにするがよい。もちろん、そうすることはみずから求めて、自分に愛想をつかすという意味で非常な苦しい思いをすることにはなるけれども、「懲らしめを知らぬ人は、教育のない人である」。
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セネカは「われわれはわれわれのものを他と比較しないで喜ぼう。自分以上の幸福を見て苦しむ者は、決して幸福になれない」という美しい表現を用い、また「いかに多くのものが何時よりも先になっているかを見たら、いかに多くの者が汝よりも後れているかを考えよ」と言って、嫉みを退治する手引きを与えている。
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むしろ極端なくらいに厭世的な見方をして、この世をいわば地獄と思い、この地獄のなかに業火に耐える一室を築くことに専念する人のほうが、はるかに迷いの少ない人だと言える。
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「精神活動を伴わぬ余暇は死であり、人間の生きながらの埋葬である。」
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最高級の享楽、すなわち精神的享楽は、高嶺の花である。
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小さな物体でも、目の近くにかざせば、視野を狭めて外界を覆い隠してしまうが、これと同様に、身近にある人間や事物は、いかに無価値で取るに足らなくても、相当以上に、しかもおもしろおかしくもなく、われわれの注意と思考とを促し、重要な思考や問題を押しのけてしまうことが多いから、これに対抗するように努力すべきである。
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幸福は自己に満足する人のものである。
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旅人の目には、歩むにつれて、諸々の風景が、遠くから見たものとは違った姿をとり、近づくにつれていわば変化するのであるが、総じて人生もまたそのとおりである。なかでもわれわれ人間の願望はそのとおりである。はじめに求めていたのとは全然別なもの、いや、それにまさるものを見つけることがよくあるものだ。
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- 出典:幸福について―人生論 (新潮文庫)より





