ツァラトストラかく語りき 上巻 (新潮文庫 ニ 1-1)

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著者 : ニーチェ
制作 : 竹山 道雄 
  • 新潮社 (1953年1月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102035016

ツァラトストラかく語りき 上巻 (新潮文庫 ニ 1-1)の感想・レビュー・書評

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  • ツァラトストラがいろいろなテーマにおいて自論を語ります。

    本文、注、本文、注の順に読んでいくと、すこしわかりやすくなります。

    はっきり言ってむずかしいです。

    正直、内容は現代社会に役に立ちません。
    しかし、ニーチェの思考に触れることに意味があると思います。

    超訳に不満な人、普通訳にチャレンジしてはいかがでしょう

  •  人間は、獣と超人との間に張りわたされた一条の綱である。――一つの深淵を越ゆる一条の綱である。
     渡りゆくも危く、途上にあるも危く、後(しりえ)を見るも危く、戦慄するも、はた佇立するも危い。
    人間が偉大なる所以は、彼が目的にあらずして、橋梁たるにある。人間にして愛されうべき所以は、彼が一つの過渡たり、没落たるにある。
    ~上巻p24


     すべての道徳は他の道徳を嫉妬する。かかる嫉妬はおそるべきものである。道徳と雖(いえども)、嫉妬によって破滅することがありうる。
     嫉妬の炎によって囲繞(いによう)された道徳は、ついには蠍のごとくに、毒ある螫(はり)をみずからに向けて突き刺す。
     ああ、同胞よ、なんじ、いまだみずからを誹謗せず、みずからを刺し殺さないところの道徳を一つでも見たことがあるか?
     人間は克服せらるべき或物である。されば、なんじはなんじの道徳を愛すべきだ。
    ――なんじはなんじの道徳によって没落するであろうが故に。――
    ~上巻p80

  • 面白いのだけれど、重厚な訳は時としてその魅力を殺してしまうほどの読みづらさを伴う。漢文が苦手の僕には相当しんどくて、途中で辟易としてしまったよ。

  • 長かったーーー(´Д`)

  • ツァラトストラはかく語った。よく語ったねー!
    下巻へ続く。

  • (1967.12.27読了)( 1966.12.18購入)
    内容紹介
    ペルシアの教祖ツァラトストラは、「ついに神は死んだ」と叫んでふたたび人間の中に帰り、宗教的厭世主義を否定し、群集を前にして地上を讃美し生を肯定して「人間は征服するために生れ、かつ生きる」と説く。1881年8月突如おとずれた“永劫回帰"の霊感を、ツァラトストラが超人へと高まりゆく内的過程に表現化した本書は、ニーチェ最後の境地であり、実存主義への端緒となった。

  • 狂人の書だけに何を言ってるのか良く解らないが、神は死んだとする下りは何故か小気味良い。著者は神殺しの共犯者の一人であり、史上初めて純粋なニヒリズムに到達したパイオニアである。

  •  ゾロアスター教の教祖として知られるツァラトゥストラは、世間を離れて山に籠っていたが、ある時「神は死んだ」と宣言して世間に戻る。そして彼が行く先々で「超人」や「永劫回帰」、「(権)力への意志」といった思想を説く、という形式の本。

     何よりも目に付いたのは、文章全体から伝わってくる、誤魔化しようのない高揚感と躍動感。ツァラトゥストラは背後世界(人間が救済される神の国)、ルサンティマンに基づくキリスト教的道徳を捏造した人々を痛烈に批判し、内側から湧き出てくる生のエネルギーをありのままに肯定する。それは背後世界の人々や、「汝かくあるべし」と説く人々(重圧の霊)の観念が、人間の現実から剥離し、本来持っている生きる力を奪うため。

     「権力への意志」とはそのような体の内から立ち昇る、生きんと意欲する力のこと。あらゆる事物、現象がループのように繰り返される「永劫回帰」の中で、厭世的なニヒリズムや過酷な現実をも受け容れて、克服する。それができるのは、著者ニーチェの理想とする存在=「超人(Übermensch)」です。英語で言うと、super manというよりはover man。

     超人は背後世界の人や、彼らによってニヒリズムに囚われた「末人」と異なり、「善悪」よりも「美醜」や「貴賎」を価値の基準とする。権力の意志を持つ者は高貴である、という具合の評価を下す。そのようにして、弱者に同情するよりも、過酷な現実を超克して古い価値観を壊し、新たな価値観を創造するのが超人の役目。

     全体を通して伝わってくる偽りのなさには、ただただ清々しいと思うばかり。体の中を「紫電」が駆け巡るようで、胸が透くという以外の感想が思い付かない。格調高く、かつ素朴に生命賛歌を歌い上げる文章から、この本が哲学書であることを忘れて忘我の境地を漂っていた。それほどの怪著。

  •  ニーチェの代表作である「ツァラトストラかく語りき」ですが、ニーチェの使う比喩表現を日本語で訳すとこんなにも難しい表現や言葉に訳されるのかといった印象でした。
     けれど、「友」や「隣人の愛」、「創造主の道」、「道徳家たち」、「高名なる賢者たち」、「自己克服」はアフォリズムが利いており、読んでいて楽しかったです。読むのに苦労しましたが、一度は目を通しておきたい作品だと思います。
     

  • 言葉使いが古く、雰囲気は出てるがペースを掴むのが大変だった。最初は言葉の真意を汲み取ろうと注釈も読んでいたが途中で断念、字面通りの物語として読了したが、魅力は半分以下になったのだろう。

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