ツァラトストラかく語りき(下) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102035023

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  • 「なんじらはいかに思える。この日ありしによって ―― 、われははじめて、わが全生涯を生きたるを悦ぶ。
    …『かくの如きが ―― 人生であったか?』とわれは死にむかって言おう、
    『いざ!いま一度!』」(p.404)

    ニーチェって
    コミュニケーションがすごい苦手だったらしいけど
    本当はすごく人間が好きだったんじゃないのかなぁ。
    人が嫌いだったら
    こんなこと書けなかったと思うよ。

  • まとめると
    ・超人たれ、と。一度「没落」して、超人たれ、と。
    ・「!」をここまで多用する人文書は読んだことが無い。アツい。
    ・永劫回帰の思想はちょっと興味深い。
    ・以前に読んだ本(佐々木中氏?)の中で、「読むとはそもそも苦しくて、しんどいこと」、みたいな話題があったけど、まさにそういうことかもしれない。
    ・『自省録』(マルクス・アウレリウス)に近しいテイストを感じた。
    …ということでちょっと他のニーチェの著作を知らないので何とも言えませんが、とにかくこの本では「ツァラトストラ」は本当によく語っていました。

  • なにか偉大なものなんだけど理解不能
    解説書かなんか読みたい
    なにかがあることは確かだと感じる

  • (1968.04.02読了)( 1966.12.18購入)
    内容紹介
    第1部で神の死、第2部で権力への意志を説いてきたニーチェは、本巻においていよいよ“永劫回帰"の思想について語りはじめる。ルターのドイツ語訳聖書に対抗し、ドイツ語のゲーテ的水準を一歩踏み越えさせるという自負のもとに書かれ、全編が詩もしくは音楽的な律動感にあふれている。思想書としてだけではなく、魅惑的な哲学的叙事詩としてもドイツ文学第一級の作品である。

  • なんとか読み終わったという感じ。ニーチェが意識していた事の1%も意識できていない気がする。役者の言葉が私の肌に合わなかったと言えば合わなかったので、また別の役者を読んでみようと思う。
    いつかは原文で読むぞ。

  • 目次
     第三部
      さすらい人
      幻影と謎
      意に悖る幸福
      日の出前
      小ならしむる德
      橄欖の山にて
      通過
      離反者
      歸鄕
      三つの惡
      重壓の靈
      新舊の表
      快癒者
      大いなる憧憬
      後の舞の歌
      七つの封印
     第四部 最終篇
      蜜の供物
      危急の叫び
      王たちとの會話
      蛭
      魔術師
      罷職
      極醜の人
      みずから志せる乞食
      影
      正午
      挨拶
      晩餐
      高人
      憂鬱の歌
      學問
      砂漠の娘たちの間に
      覺醒
      驢馬祭
      醉歌
      兆
      

  • 下巻はまだ読んでません。
    なかなか長いよツァラトストラ。

  • (続き)

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著者プロフィール

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche)
1844年10月15日 - 1900年8月25日
ドイツの哲学者、古典文献学者。近代がはらむ問題を一新に受け止め、古代以来の哲学との対決に挑み、実存主義の先駆者、生の哲学の哲学者として知られる。その思想は20世紀に続く様々な思想に衝撃と影響を与えた。
代表作に『悲劇の誕生』『道徳の系譜』『ツァラトゥストラはこう言った』『善悪の彼岸』など。

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