精神分析入門 下 (新潮文庫 フ 7-4)

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著者 : フロイト
制作 : 高橋 義孝  下坂 幸三 
  • 新潮社 (1977年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (572ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102038062

精神分析入門 下 (新潮文庫 フ 7-4)の感想・レビュー・書評

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  • 学生のころ、文学関係の講義で他の数冊と併せて読むことになった
    少し読んでは積んで、の繰り返しで、読了までに長い時間がかかった

    精神分析の創始者であるフロイトが、1915~17までウィーン大学で一般向けに行った講義の記録と、その修正補足
    フロイトは精神病を性愛と自我との葛藤だとしているが、本手引きを読んで素人なので納得してしまった
    幼児期の記憶は皆無であること、脳の働きの未知数であることなどを考えると、途方もなく否定できない
    また、ヒトから人間に進化した以上、三大欲求のうち最も抑圧されているのは性欲であるのだから
    内容については、○○違い(言い違い、書き違いetc.)などの身近な例もあり比較的わかりやすいが、自己に照らし合わせて読むと、時間がかかるうえ精神的にも結構しんどい
    文章については、やたらと持って回った言い回しが多く術語もあるため、読みづらさを感じた
    精神分析に直接の関係はないけれど、最後の第三十四講「解明・応用・方向づけ」、第三十五講「世界観というものについて」が興味深かった

  • 下巻はエディプスコンプレックスの話から始まる。

    人類の最初の社会的・宗教的制度たるトーテミズムが、
    厳しく禁じている二大犯罪がエディプス神話の中にあるという。

    それは、
    母との近親相姦と父殺しである。

    多くの人は、
    同一家族内の近親相姦は、
    先天的な嫌悪感があると思っているけれど、
    トーテミズムにおいて禁止されているということは、
    人間の本能に従えばこれを行なってしまうという証左なのである。

    成人式や元服のイニシエーション(通過儀礼)は、
    このような母親との近親相姦的な結びつきを断ち切り、
    父親への嫉妬の解消を担う役割もあったようだ。

    このあたりの話は、
    別の著書「トーテムとタブー」に詳しいらしいので、
    また折を見て読んでみようと思う。

  • 他人の言動を詮索したり…あまり気にせん方がいい。ヒトはもっとシンプルに生きたらええねん。と言いつつ無意識の領域が作り出す夢や本性の出現を伺い知ることに興味は尽きません…(笑)穿った見方をし始めればキリがないのであります。

  • 2017.3.11 読了

  • 前書(上巻)の続きで、神経症総論の後半と精神分析入門の続編が収録されています。

  • 前巻と比べると具体例が少なく精神分析のとりまかれる状況説明が多く興味がわく内容ではありませんでした。

  • 物事から目をそらして忘れてしまった気になっても、それらの物事はその人の無意識に落ちていってさらに不死なものらしいのです。無意識に落ちて出てこない状態を抑圧といって、心理的不調の原因になったりする。そういった抑圧された無意識の意識化が精神分析の治療の仕方のようです。現実にむきあわない、物事から逃げる、
    そういう態度が心理的な不調を生むんですね。無意識化してしまって、それが一生残って、そういうのが多くなってエいってネルギーが増せば悪さをする。かといって、すべてに真面目に向き合うのは大変だから、折を見て無意識の意識化をしてやらないといけないわけ。

  • 【資料ID】146878
    【分類】146.13/F46/2
    哲学・宗教のコーナーに並んでいます。貸出を希望の際は、学生証と資料をメディアライブラリーカウンターまでお持ちください。

  • フロイトの『精神分析入門』の後半、そしてその補足のために追加された『精神分析入門(続)』が収録されています。上巻とくらべると、エディプス論や症状形成の経路、感情転移など、フロイト精神分析のテクニカルな用語や論理に焦点が当たっています。講義の構成も上巻より練り込まれているようであり、読みやすいです。

    わたしにとって特に強い印象を与えたのは第25講の「不安」について述べている個所です。"不安のかもし出す事物のうちの、多くのものが危険と結合できるのは、ただ象徴関係によってにすぎない(P.163)"、不安は現実に怒っていることと直結するわけではなく、何らかのシンボルによって仲介された(現実事象の裏付けのない)つながりでしかない、という指摘はとても腑に落ちます。声の大きな連中の前でオドオドして激しくテンパること、その不安自体には特段の合理性がないのです。

    わたし個人が抱える「臆病・小心」問題への解決があるわけではありませんが、ヒントになるものは本章にたくさん転がっているように思いました。それでも「不安の源泉は出産行為だ!」という説にはやっぱりちょっと電波な感じを受けるのですが・・・

  • 精神分析入門(下)

    (上)から16年ほど経ったあとの講義
    より内容が整理されており、
    暴走気味だったように感じられる彼のロジックが
    とてもリファインされているように感じられた。

    精神分析をより身近に感じられた一冊である。

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