スケッチ・ブック (新潮文庫)

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  • 新潮社 (1957年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102039014

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スケッチ・ブック (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • エッセイと小説とを融合させた短編集。二百年も前に書かれた作品でありながら、現代人にも無理なく読める良い訳。有名な作品は、『リップ・ヴァン・ウィンクル』、『スリーピー・ホローの伝説』あたりか。個人的には『妻』といふ感動的な一編をお薦めする。

  • 概算395枚。「スリーピー・ホローの伝説」52p、「リップ・ヴァン・ウィンクル」32p、「幽霊花婿」25p。映画は未見。 134

  • ・わたくし自身について
    ・船旅
    ・妻
    ・リップ・ヴァン・ウィンクル
    ・傷心
    ・寡婦とその子
    ・幽霊花嫁
    ・ウェストミンスター寺院
    ・クリスマス
    ・駅馬車
    ・クリスマス・イーヴ
    ・ジョン・ブル
    ・スリーピー・ホローの伝説

  • 再読かもしれない(覚えてない・苦笑)。『アルハンブラ物語』がとても面白かったので、他のアーヴィングも読んでみようと思ったのですが、これ、映画『スリーピーホロウ』の元ネタが収録されているんですよね。なので、おそらく映画公開時に読んだかも(自信がない・苦笑)。

    基本的には『アルハンブラ物語』と同じく旅行エッセイで、そこにその土地で聞いた言い伝えや風習がちょくちょくちりばめられている感じ。個人的にはやはり伝説系のエピソードが好きで、くだんの映画の元ネタになった「スリーピーホローの伝説」や、西洋版うらしま太郎的な「リップ・ヴァン・ウィンクル」は面白かったです。妻とは、とか、女性とは、みたいな啓蒙的エッセイ(?)もちょいちょい混じってるんですが、さすがに現代人から見るとちょっと封建的というか・・・共感はできなかったかな。

  • 某読書会で知り会った可愛い女の子が「お気に入りです」と言っていたので読んでみた一冊。ワシントン・アーヴィングは 19世紀前半の米国作家で、この「スケッチ・ブック」はエッセイとも小説ともつかぬ短編集。
    お気に入りは、ニューヨークのオランダ系移民に取材した『スリーピー・ホローの伝説』。これはアーヴィングの短編の中でも傑作の部類に入るそうで、アメリカの話とは思えないほど懐古的な雰囲気に満ちた佳作。元来、米国はこの手の小説を生み出すには歴史が浅過ぎると言われる(その代わりに未来に目を向けた SF が生まれたのだとも)。しかし、アーヴィングのこの小編は米国開拓時代を描いて、そのような批判を一蹴するだけの面白さを持っている。次点はネタバレながら楽しめる怪奇小説『幽霊花婿』と、金銭ではない夫婦の情愛を描いた『妻』。『リップ・ヴァン・ウィンクル』も悪くはないのだが、まあいかにもありがちな浦島太郎譚といった感じで、この手の話がゴマンとある中国の伝奇に及ぶべくもない。
    もう一冊、アーヴィングでおススメされた「アルハムブラ物語」も読んでみる。また、新潮文庫の「スケッチ・ブック」は原著の抄訳で、全32編のうち9編のみを訳出したものであるため、ぜひ全訳を読んでみたいものだ。

  • ジョニーデップ主演のホラー映画、スリーピーホローの原作も収録されている短編集。

    1800年代の作品、いわゆるゴシック小説ですかね。

    翻訳の人が良かったのか、やたらと文章が良かったです、漠然と。

    13編入ってたんですが、特にお気に入りは、
    船旅、リップ・ヴァン・ウィンクル、幽霊花婿、クリスマス・イーヴ
    ですかね。

    全体的な印象としては、作者の古き良き時代を懐かしむ気持ちが文章を通して痛々しいくらい伝わってきて、なんつーか、昔も今も考えてることって変わらないんだなぁって思いました。

    リップ・ヴァン・ウィンクルってなんだか浦島太郎みたい。

  • リップ・ヴァン・ウィンクルとスリーピー・ホローは有名だし、面白い。

  • これは新潮文庫版。

    原書『スケッチ・ブック』に32編の物語とエッセイから、短編小説3編と、エッセイ9編が収められています。

    岩波文庫からも出ているのだけど、そちらとは収録されている作品が微妙に違うようです。

    あたしはディズニーや、ティム・バートンが映画化した『スリーピー・ホローの伝説』の原作を読んでみたくて映画公開時に一度買って、この一編だけ読んで、そのままになっていたのだけど、他の収録作品がどんなだったか気になったので、買い直して読んでみた^^;

    ちなみに『スリーピー・ホローの伝説』は新潮文庫版にしか収録されていないようです。
    完訳も日本では出版されていないようですね。


    まぁ、エッセイとか、そんな面白いわけではありません…。

    でも『スケッチ・ブック』というだけあって描写はうまいようで、読んでいると風景が目に浮かんで、ちょっと一緒に、その街に旅に出ているような気になったりします。


    ほか『リップ・ヴァン・ウィンクル』と『幽霊花婿』という小説が入っています。

    『リップ・ヴァン・ウィンクル』は、アメリカ版『浦島太郎』でした。

    お話としては『幽霊花婿』が一番、面白かったかな。

    『スリーピー・ホローの伝説』は、なんというか事件の結末が曖昧で、真実はいかようにも解釈できるようになっているところが面白いというか、そりゃ噂話になって『伝説』になるタネかな…。なんて思った。


    ワシントン・アーヴィングは、ちょと不気味な雰囲気のお話がお好きなようですね。

  • ティム・バートン監督『スリーピー・ホロウ』を観て、買った。
    昔の本なので、読むのに苦労した。

  • 短篇集です。
    映画『スリーピー・ホローの伝説』の原作が中に入っていることから手に取った本。
    冒険ものあり。伝説あり。恋愛あり。多彩な物語集でもあります。

    『傷心』という短篇からのお言葉
    ▲女性の全生涯は愛の歴史である。心こそ彼女の世界である。そこにこそ女性の野心が絶対の支配権を得ようとし、そこにこそ女性の貪欲が隠れた財宝を探し求めるのだ。女は愛情を危険にさらす。心の全てをかけて愛の貿易をする。そしてもし難破したら、絶望だ。心が破産したことになるのだから。▲

    読了 2007/7/29

  • あとがきによると、原書の32編から13編を選んで邦訳版として今回、出版されたとのことです。大体アメリカ独立戦争前後の話が主体のようです。そのためか、昔の小説にある独特のユーモアとロマンスを感じる作品ばかりです。断片的に日常の一コマを切り取ったようなエッセイと、民話を元にした物語と旅の回想録はまさに「スケッチ・ブック」のタイトル通りだと思います。ちょっと古くさいロマンスが入った作品や時代を感じさせる女性観(女性は無力で恋愛に人生を賭ける、といったようなもの)には想像しがたく、ついていけない気もしましたが、全体で見るととても面白い本だと思います。

    特に気に入ったのは「リップ・ヴァン・ウィンクル」「幽霊花婿」「スリーピー・ホローの伝説」等、ちょっと不思議な幽霊物語3編。怪談好きな人なら、この3編を読むだけでも買って損はしないと思います。

  • 収録されている『スリーピー・ホローの伝説』は映画『スリーピー・ホロー』の原作

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