十五少年漂流記 (新潮文庫)

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制作 : 波多野 完治 
  • 新潮社 (1951年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102044018

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十五少年漂流記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 対立・危機、挑戦、克服、和解。様々な困難を経て少年たちは成長し、一つにまとまっていく。定番の漂流モノで、型にハマった感はあるが、ワクワク感は損なわれていない。特に、ラスト近辺は危機一髪、怒涛の展開。本筋とは外れるが、少年が銃を易々と扱い、鳥獣を狩猟する点、また、狐などの野性動物の生態に少年ですら精通しているのは、19世紀西欧の文化を反映しているようで興味深い。また、生き延びるためには悪人や動物を支配し、あるいは殺害しても正当化され、罪悪感の欠片も生まないという発想も19世紀西欧のそれという感じがする。

  • 多分少年時代に読んだような気がするのだが、まったく覚えていない。
    で、読んでみたら面白い。何が面白いって、全編手塚マンガってこと。そうかー、手塚のルーツの一つなんだなあと感嘆。

  • 面白かったよぉ~。
    原作のタイトルは『2年の休暇』って言うらしい。
    少年たちが船で漂流してたどり着いたところは無人島だった。
    そこでの2年の生活を書いた話。

    児童文学だけど、面白かったわよ。
    私が読んだのは新装改訂版なので、余分な文章とか省かれてるの。
    だからすんなり読めたけど、私としてはもっとじっくり読んでみたかったな。
    だから、森田思軒さんが最初に訳した本のほうが好きかもしれない。。。
    ちょっと内容が薄いって感じ。

    しかし、このジュール・ヴェルヌって人の本はいっぱい面白そうなのがあるわ~。
    要チェックです。

  • 子供のころに読んだ作品の中で、最も印象深い作品です。
    読書感想文で何度お世話になったことか…笑
    思い出込みで星5つです。

    当時は、探検ものとしか考えていませんでしたが、今読めば、人種差別に近い内容が含まれていたりで、色々考えさせられる作品なんですよね。

  • 「好きな本は?」って聞かれると「十五少年漂流記」って言います。
    これはもう、昔っから。

    男の子たちの友情や勇気や知恵に憧れる。

    無人島に本を1冊持っていくなら、間違いなくこれ。

  • スペシャルカバーで購入。

  • 少年たちの冒険の物語。

  • 以前に「無人島に生きる十六人」を読んだが、そちらと違い、本作では死者が出てしまったのが悲しい結末だったが、少年らが一皮以上に剥けた成長が感じられて良かった。普段、生活していて、想定外のことが起こり、それに対して、周りと協力し合い、助け合い、知恵や工夫を編み出し、困難を乗り越えるために、手探りながらも方法を試し、失敗と成功、成長しながら、目の前の壁を越えていく。自然の猛威に振り回されながらも、荒波を越え、自然の力、今ここにあるもので何かできないかと考え、創意工夫したこと、皆で団結して成し遂げたのが良い。

  • 二年間の休暇。子どもの頃、父のお土産で出会った本。おそらくそれは世界名作全集の中の1冊で抄訳版だったと思いますが、面白くて夢中で読みました。その後、完訳版を自分で購入して繰り返して読み、一番好きな本、マイ・ベストの中の1冊です。少年たちの無人島での暮らし、特に食べるものを確保し、知恵を絞って子どもたちだけで生活していく様子に憧れました。

  • 最初に読んだのは多分小学校2年生か3年生のとき。
    子どもたちがサバイバル的に成長していくところも、人間関係もなにもかも面白い。大人になってもたまに読み返します。
    しかしよく考えると「漂流記」はちょっとおかしいな。しかし「漂着記」じゃヘンだし。原題の「二年間の夏休み」だとバカンスっぽい印象になるしなぁ。

  • 挿し絵のない海洋図鑑のようだった海底二万マイルの印象が強い著者だったので身構えて読み始めたのですが、これはすこぶる読みやすかった。
    さすがに少年小説だし気を使ったのかな、と思っていたら、解説によると改訳を繰り返してこの文体になっていったとのこと。そのおかげだったのか…
    漂流ものは初めて読んだ気が。
    内容はまあ色々突っ込みどころ満載ですが(マイナス30℃を洞穴でやり過ごすとか…)、それは野暮というもの。十二分にドキドキワクワクハラハラを楽しめました。
    ドノバンが見せた勇気にはやられました。

  • 無人島に漂流した15人の少年が協力して生き抜こうとする姿が痛快。作者ヴェルヌの人柄がとてもよく出てる。

  • 15人の少年達だけを乗せた船が岸辺に座礁し、そこからの帰国を図りながら生活することに、という話。冒険活劇の躍動感が全編に溢れていた。また、個や集団の心理変化も面白く読んだ。敵対、仲介、後悔、愛情そして友情。どれも簡潔に裏打ちされた説得力があった。それにしてもずいぶんと知恵や開拓力のある子たちだと思った。私だったら早々にのたれ死んでしまうだろう。

  • おもしろかったけどうまくいきすぎ笑

  • あまりにもご都合的に話が流れすぎて、入り込めず、興奮するところがほぼなかった。ノンフィクションの漂流記で人がバタバタ死ぬ話を読んだ後だから、そういうところが引っかかったのかもしれない。

  • COW BOOKSで購入した本。

  • 改めて世界の名作を読んでみた。子供達の冒険心はどんな困難をも突破する。

  • 【突然の海難事故により、船で大海原に流されてしまった15人の少年たち。漂流の果てにたどり着いたのは、無人の孤島だった。しかし、泣いてはいられない。少年たちは知恵と勇気と団結力をもって、様々な困難を乗り越えていく。】

     海外版少年ジャンプのような、眩しいぐらいに熱い友情と努力と勝利の物語!

     ちょっと上手い具合に進みすぎかな、とも思いました。食料や獲物が豊富にあったり、洞窟が最初から作られていたり……。極限のサバイバル、という感じではないです。個人間の裏切りとか策略とか、ドス黒い心理戦もありません。貴族の息子たちがバカンスしようとしたら、うっかりミスで海に流されて、そこそこ環境が整った無人島でシェリー酒を飲みながら躊躇なく獲物を狩る物語です。
     でも、きっと著者が作りたかったことは、そこではないのだと思います。
     最年長で14歳、最年少で8歳のほぼ小中学生の子たちが、選挙をして大統領を決めたり、学校を開いたりしているのです。彼ら少年たちは、自分たちで1つの民主主義国家を作ったのです。
     誰一人絶望に打ちひしがれず、どうすれば平等で平和な生活を作り上げることができるかを、全員がしっかり考えているところを読むと、平和な国家を作ることを彼らから学ばせてもらっているような気がします。
     作中、心に刺さった言葉がありました。
     『なぜ僕らは子供なのだろう。大人でなければならない時に』
     なんとなく大人になってしまった私としては、代われるものなら、早くその座を譲れと迫られているような気がして、身が引き締まる思いでした。

  • 小学生の頃読んで、初めて面白くて徹夜した本。
    これがキッカケで本が好きになった。

    改めて読んでみたけど、少年たちの名前が頭に入らなくていちいち混乱してビックリ…よく当時のめり込めたなぁ。
    児童書はもう少し読みやすかったのかな…?

  • 少年たちに勇気と思慮があるのはもちろんだけど、それにしても展開が都合良く進んでいくのは『空想』小説なんだなぁって。でもその振り切った空想がとっても楽しくてわくわくが止まらなかった。ゴードンの思慮深さなんかは、50代ぐらいのおじさんを思い浮かべて読んでしまうほど。笑 でもみんな少年なんだよなあ。少年たちだったからこそ、できたことなのかもしれない。
    そしてやっぱり書いておきたいのは、モーコーのこと。時々数にも入れてもらえず十四人になってたり(笑)選挙権もないし、それにブリアンの勇敢さばかりが言われるけど、ピンチを最後救ったのは(手を汚したのは)他でもない(黒人の)彼です。そのへんも時代を感じて面白い。

  • ヴェルヌ「十五少年漂流記」新潮文庫

    原題は「二カ年の休暇」。
    二ヶ月の休暇が二年の漂流に…

    小学生の頃、この本で読書感想文を書いた記憶があります。
    しかし、内容をまったく覚えていませんでした。

    本国フランスや、英米での評判はイマイチ(?)だったようです。
    あとがきによると、その理由は、ヴェルヌの文章は退屈するからだと書かれています。

    ー少年たちの生活は社会の縮図であるー

    と書かれた一方で、

    「なぜ、僕たちは子供なんだろう。大人でなければならない時に」

    と子どもたちは絶望している。

    しかし、登場する子どもたちは、子どもとは思えないほどに、思慮深く、献身的であり、勇気を携え、忍耐と不屈な精神を持ち合わせている。

    この本から引き出される教訓について、本編の最後で作者は次のように記している(教訓を教訓として明示するあたりが面白い)。

    ーなんであれ困難に直面した時に、勤勉、勇気、思慮、熱心の四つがあれば、少年たちでも、必ずそれに打ち勝つことができるということだ。ー

    いや、少年だからこそ打ち勝てるものがあって、それは勤勉、勇気、思慮、熱心があっても大人では打ち勝てないもののような気がする。

    果たして、十五青年漂流記だったとしたら、無事に生還できただろうか…

    最後に、黒人の少年モーコーに助演男優賞を贈りたい。
    そして、選挙権を与え、万年料理番と見張り番の役を解任してあげたい。

  • 子供のときに読んでいたら、冒険譚に心をときめかせていただろう。大人になるとだめだねえ。
    逃げようともしないペンギンたちを、ありあわせの棒と石で何十羽となく倒したという描写に、戦慄を覚えた。

  • 小学校高学年くらいで読んだら良いのかな?

    少年達の毎日の生活にドキドキします!
    また、女の子が居ないので無駄なドキドキが無くて良かったかなとも思います。

    ドノバンの嫉妬、ジャックの後悔、ゴードンの達観、ブリアンの正義感・・・

    七色の感情で埋め尽くされた十五少年の知恵と勇気と機転の物語です!

    大人も是非お読みください。

  • こんなにワクワクした小説を読んだのは何年ぶりだろう。年齢が違う子どもたちがお互い助け合って成長していく様に勇気をもらった。SF(サイエンス・フィクション)の先駆けとなっているこの小説では、科学的な根拠もまじえて生活が描かれているのが好みだし、探検や狩猟や工作など、具体的な描写が多いのがワクワクさせられた。

  • 小学生の頃、初めて自分から読んだ小説。とても面白かった。違う小説にも興味を持ったが、次に「坊ちゃん」を読んであまりにも意味が分からなく(面白くなく)、しばらく本を読まなくなった。

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