グレート・ギャツビー (新潮文庫)

  • 2518人登録
  • 3.41評価
    • (157)
    • (239)
    • (611)
    • (65)
    • (21)
  • 287レビュー
制作 : 野崎 孝 
  • 新潮社 (1989年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102063019

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
ドストエフスキー
ヘルマン ヘッセ
サン=テグジュペ...
村上 春樹
ヘミングウェイ
三島 由紀夫
有効な右矢印 無効な右矢印

グレート・ギャツビー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • いつどのページを開いても何かを感じることがてきるマスターピース。デイジーの浅はかさに、ギャツビーの繊細さに、トムの俗悪さ無骨さに、ジョーダンの無責任さに、ニックの絶望に、身を浸す幸せ。

  • アメリカの富豪の生活やニューヨークのきらびやかさの裏に潜む空虚,偽善がテーマ.人生における幸せとは一体何だろう,ということを描いた話といえよう.
    狂言回し的役割のトムとデイジィの世界(=当然読者からはかけ離れており理解不能),実はそこに近づこうとしていただけだったギャッツビー(=冒頭ではトムとデイジィ以上に浮世離れしているように描かれるが,徐々に背景が明らかになる),そこに巻き込まれて俯瞰的な立場から眺めるニック(作者や読者の分身)の3種類のキャラクターがバランス良く対比して書かれているところが,この小説が支持され続け何時までも輝きを失わない理由だろう.

  • 色とりどりだが、淡くて、どこか空虚な感じが終始漂っている印象。
    富裕で軽薄な人々がきらびやかなパーティーに明け暮れ、乱痴気騒ぎを起こす様が本書の中核か。
    ギャツビーが、一人の女性を求め、どんな手段だろうが、なりふり構わず成り上がり、彼女を手に入れようとする、宿命的な一代記は、少々力強さに欠ける感じがした。
    とにかく、金、軽薄、淡い陽光を受ける島嶼部の街並み、繊細ですぐに人生の暗部に落ち込む人々、それを皮肉に眺める主役の落ち着き、こういったことが読後に残った印象である。

  • 野崎孝訳・新潮文庫・平成2年2月25日発行・42版を読んだ.
    ニック・キャラウェイの語りで綴られるジェイ・ギャツビーの波乱に満ちた物語だが、1920年代のアメリカ東部では列車が主要な交通手段であり、勿論車はあるが、いわゆるアメ車ででかい感じがする.フィッツジェラルドの生涯の一部を暗示するような内容だが、彼の死後西部から訪ねてきた父親の言動が物悲しい.ギャツビーといろいろあったビュキャナン夫人・デイズィがこの物語の主人公のような気がしている.したたかな女だ.

  • 好きじゃないです。
    それでも最後のほうは、おお、と思いながら読めたのでもしかしたらまた読むかもしれない。取りあえず初読に良い印象は残りませんでした。二度めはたのしいといいな

  • 第一次世界大戦頃、
    トムという夫を持つ妻ディズィと庶民ギャツビーの悲劇的物語。
    歪んだ愛、理想を貫き通し、少し狂っているようにも思えてしまう愛情表現です。というかある種のストーカーですよね。
    まさにロストジェネレーションの作家だなぁと思う描き方されているし、その時代を描いているような作品だと思います。風景描写も少し読みづらいとこもありましたが、なかなか面白かったです。

    映画も観てみたいですね。

  • よく分からないものは分からないでいい。

    繊細さ、というのが一つのキーワードであると思いますが、デイジーを求めた先に幸福があると信じ切れなかった、あるいは確実にないであろうと見当をつけていたギャツビーの心情、精神状態の描写にこそ、本作の魅力があったのかな、と思ったり思わなかったり。

    原文で読まなければ魅力半減本という話も聞きますので、そのうち挑戦しようかなと思いますが。

    「私はアメリカというものを知らなさすぎる」とレビューされた方がいますが、正にそれかも知れません。

  • 内容は難しかったけど、文章の中にある情景が浮かび、あっという間に読んだ。
    アメリカ(西部と東部)について、自分がいかに無知か分かった。
    これを気に勉強したくなった。

    何回も何回も読めば良さが分かる…気がする。

  • 最近、「名作」というものが無性に読みたいワタシ。
    今まで、フィッツジェラルドの本(特に本作」はハルキストっぽくて、なんとなく敬遠していた。

    しかし、「長いお別れ」(チャンドラー)の後書きで、
    チャンドラーの描く語り手「マーロウ」と、フィッツジェラルドの描く「ぼく」は似ている、と。
    (ちなみにその後書きは、村上春樹氏。)
    そんなこと言われたら、気になるよね。
    確かに、似ているかもしれない。
    「テリー」と「ギャツビー」も同様。
    まだ、そこまで読み込んではいないから、具体的にどこ、と言えるところにまで達してないけれど。

    肝心のストーリーは、戦後のアメリカ、N.Y.が舞台。
    ギャツビーの、かつての恋人デイズィへの想い。
    一途って言っていいんだよね、これは。

    時代背景についても、不勉強でなんとも言えないけれど、
    分かればもっともっと面白いんだと思う。
    ただ「長いお別れ」のように無条件でストーリーを楽しむ、軽い読書には向かないかも。

    もう一回読みます。

  • ギャツビーの丁寧な話し方に惹かれる。

    ニックの事を「親友」と呼ぶのもいい。

  • 枯葉 訳で読んだ。

  • 独特な言い回しが多くて読むのに苦労しました。ギャツビーは「赤と黒」のジュリアンを思い出すようなキャラクターでしたね。
    第一次世界大戦後のアメリカが舞台ということで、遠い世界のような感じがしていましたが、自分も田舎出身なので最後の方のニックの思いに共感しました。「都会に憧れて出てきたけれど、本当は・・・」のところです。国や時代が違ってもそういう考え方、感じ方はあるんだなって。ニックは最後まで好人物でした。

  • 初めて読みました。面白かったです。映画も見てみたい。

  • 野崎訳は硬めでちょっと読みにくいが重厚感ある。アメリカンドリーム。

  • いつか読まねばと思っていたのでようやく読めたとひと安心。わざとなのかもしれないが「その人」というのが誰を指しているのか分かりにくい部分が多いのがしんどかった。
    純愛ではあるが、過去や手に入らないものは美化される、幻想は幻想のままが一番よいのかもしれない。トムは自己愛の強い嫌なやつだが、ディズィのしたたかさの方が鼻につく。

  • 高校生の頃、宝塚の舞台放送を観たことで原作が気になったので読みました。
    宝塚だからまぁ美化されているだろうと思ってはいましたが、原作のギャツビーの執念深さ執拗さは想像以上で読みながらかなり引きました…
    少し大人になった今読んだらまた違った受け取り方になるだろう思います。
    村上春樹訳も気になることだし、また読みたい。

  • 人の弱さ、人の強さ。

  • 正直難しく感じた。ふんわり理解した程度でしか読めなかったが、初めて触れられたアメリカ文学がこれで良かった。
    なぜギャツビーは偉大なのだろうか。彼の偉業なのか、執念なのか、クレバーさなのか。もやもやしてしいるので、しばらく時間を空けてもう一度読みたい。

  • ディカプリオの映画を観たから本にも手を出したけど難しかった。

  • 2016.10.21
    んー先に映画で見たことがあるからか、あまり関心を持って読むことができなかった。情景描写が多くてちょっとうんざりしちゃったとこもある。けどやっぱり、ギャッツビーの人間性の描写は、それでものめり込むところがあった。中学生の初恋のエネルギーを、大人であるという知性と財力を手に入れてなお、持ち続けるというか。そのど直球さは、心打たれるものがありました。

  • 決して恵まれない状況からのし上がった富豪が、最後は初恋?のビッチに振り回されて破滅するお話。というとだいぶ語弊がありそうですが。。

    多分これはアメリカの歴史的・地理的背景に精通してる人じゃないと厳しいのかも。そもそも主人公たちが持ってるコンプレックスがよくわからなくて、根本的なとこがよくわからなかった。禁酒法とか軍隊の歴史とか、西部と東部の文化・価値観の違いとか、なんとなく聞いたことはあれど、よくわからず。のし上がったギャッツビーの姿はアメリカンドリーム的な感じで感情移入されるのかな。
    ニューヨークという都会の、はかなさは現代にも通ずるのか。
    そういう意味で、アメリカ文学の名作、なんでしょうね。

  • 中国産のプラスチック米とやらを思い起こさせる模造小説。作者は米という設定で作ったのならそれは米だとプログラムされてしまった人に思われる。おそらくは人生のかなり初期の段階から人として死んでいるのだろう。模造に何ら後ろめたさや焦りや疑いや恨みが見て取れない。外部と切断された世界で何の変化も許されず、ただただ、よりそれらしく見えればそれが喜びとなるだけの構造のようだ。ここがそういう仕組みの世界だと脳が理解してしまったというところか。
    映画では作者=ニックだったが、実際のニックは世界を見せかけるための方便で、作者の脳=ギャッツビーだったらしい。そして作者はどこにもいなかったと。

    生まれるのに失敗する存在を何の役割として定義づければ良いのだろう。

  • 純文学であり、恋愛小説であり、ミステリィであり、犯罪小説。筋立てと人物描写が見事すぎる。

  • 「三十歳―――今後に予想される孤独の十年間。独身の友の数はほそり、感激を蔵した袋もほそり、髪の毛もまたほそってゆくことだろう。」(pp.225)

    フィッツジェラルドの文章は読みにくくて最後までなかなかすっと物語が入ってこなかったが、(物語の本筋とは全く関係ないが)「感激を蔵した袋もほそり」という表現がいい、凄くいいなと思った
    30代を間近に控えた微妙な感情を救い上げるこれ以上ない表現だなと思った

全287件中 1 - 25件を表示

グレート・ギャツビー (新潮文庫)に関連するまとめ

グレート・ギャツビー (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

グレート・ギャツビー (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

グレート・ギャツビー (新潮文庫)のKindle版

グレート・ギャツビー (新潮文庫)の文庫

グレート・ギャツビー (新潮文庫)の文庫

ツイートする