あしながおじさん (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102082010

感想・レビュー・書評

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  • この本は、私が女の子だったことを気づかせてくれた本です。

    毎日、男の子と遊んで、活発に動き回っていた私がじっくりと読んだ本です。

    ちょっと私も「あしながおじさん」を好きになちゃって、乙女チックな気持ちでした。

    「リボンの騎士」の漫画を読んでいた1959年ころの後だったと思います。

    なんとなく、勝手に想像して作っていたお話ですが、

    お姫様の私がお城に閉じ込められて、白馬に乗った王子様が助けに来るのです。

    そんな王子様と、やさしい「あしながおじさん」がいいな!!なんてね。

    男の子みたいな女の子が乙女になっていく過程でのことです。

    懐かしい!!

  • あしながおじさんの支援のもと、孤児院育ちの少女が大学へいき、大学の新しい友達を作る。無知で、必要最低限のものしか持つことを許されなかった少女が、生活上のささいな買い物や、新しく学んぶことの一つ一つに感動して生活を豊かにしていく。
    どんどんと精彩を帯びて豊かになる女の子の反応が楽しかった。友達との交流も、アフリカ人が西欧諸国に来たときみたいに、驚くことばかりなのも楽しい。

  • 手紙好きにはたまりません。
    ラストの手紙、素敵。

  • コレすんごい面白いから!
    世界名作劇場(ハウス食品提供)のアニメで知った気持ちになってた私にクリティカル・ヒットを与えました。
    この作者の人とすごい友達になりたい!と思うほど、共感できる文章がたくさん。
    とにかく面白いから!読んだ方がいいぜ!

  • 挿し絵がかわいい

  • 読み終わってしまうのが惜しかった作品の1つ。
    先入観のある話だったのを始めてちゃんと読んで、なるほど映画やアニメになるわけだ、と思うのと同時に、やっぱり名作って呼ばれる作品は読んで初めて価値が分かるとしみじみ。

  • 久しぶりに読みました。
    手紙だけで話が進んいく。

    何回読んでも、この話は好きですね。

    ジュデイは最後まで気づかないなんてすごいです。

    ずっと正体がわからず、不安だったと思いますが、ハッピーエンドでよかったです。

  • 昔読んだはずシリーズ第?弾。
    不意に転がり込んだ幸運による自分の成長と世界の広がりを
    ストレートに喜怒哀楽を表した手紙で語りかけまくる
    前向きで元気のよい女性の話。
    周りに人はいても、おじさまへの一方通行の語りかけが続くので
    「わかったから、チョッと黙って」と言いたくなることも。

  • 時々読み返したくなる1冊です。

  • 私は一人暮らしなので、スペースが限られており、読んだ本を全部取っておくことはできません。なので、定期的に本棚を整理し、一軍・二軍・三軍・未読にわけ、二軍・三軍の本は人にあげたり売ったりして手放しています。
    その中で、何度ふるいにかけても、絶対に手放すことができない、『殿堂入り』の本がいくつかあります。
    「あしながおじさん」は、殿堂入りしている本の中でも特に大切な一冊。

    孤児院で暮らすジルーシャ(ジュディ)ですが、孤児院の生活について書いた作文がたまたまある評議員(あしながおじさん)の目に止まり、彼の善意により、大学へ通うことになります。ただし、その為には一つ、「定期的に手紙を書くこと」という条件がつけられていました。
    この作品は、ジュディがあしながおじさんに宛てて書いた手紙によって構成されています。

    この本との出会いは、確か中学生の頃。
    父親の留守中に父の本棚を漁っていたらこの本があり、なんとなく気になって読んでみたらすっかりハマってしまい、その後勝手に私物化し、上京する際にも持ってきちゃいました(笑)

    この作品には、読み返す度に新たな発見があります。
    中学生の頃は、ジュディが送る学生生活の生き生きとした様子に、すっかり心を奪われました。当時は大学生活なんて未知の世界、ましてや海外の大学生活なんて全く想像もつかなかったので、楽しそうな大学生活に憧れを抱きました。

    高校の頃に読み返した時は、ジュディの努力家な一面に感心しました。
    特に印象深いのが、ジュディが寝る前の時間を使って、"名作"といわれている児童文学をコツコツと読むシーン。孤児院時代には読書をする余裕などなく、誰もが読んでいるような作品も全く知らずに育ったジュディ。その彼女が、自分に足りない"教養"を身に付ける為に毎日一定の時間を割いているシーンを読み、高校生ながらに、『ああ、教養を身につける為には、こういう事をするべきなんだな』と感銘を受けたのを覚えています。

    そして今読み返すと、ジュディが、様々な不遇を、得意の想像力で楽しんでしまうところがとっても素敵だなー、と思います。
    でも、たまに無性に寂しくなって、やりきれなくなって、ついついあしながおじさんに八つ当たりをしたり、愚痴を書き連ねてしまう。昔はそんな場面があまり好きではなかったのですが、今は共感してしまい、ジュディが愛しくなります。

    薄くってすぐに読めてしまう作品なのに、しかも何十年も前の作品なのに、未だに読み返す度に新たな発見があり、楽しめるなんて。
    なんて素晴らしい作品なんだろう。

    おばさんになっても、おばあさんになっても、ずっと手元に置いて、事あるごとに読み返したい作品。

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著者プロフィール

ジーン・ウェブスター

「2004年 『あしながおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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